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2017/11/13

柏原兵三・前田普羅の面影を求めて(下)

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← G. メレディス (著)『エゴイスト〈下〉』(朱牟田 夏雄 訳 岩波文庫) 出版社の内容案内によると、「人間の虚栄やうぬぼれに「喜劇精神」の光をあて、そのこっけいな姿に明るい笑いをあびせるメレディスの傑作。初期の漱石に影響を与えたといわれる」とか。

 G. メレディス 著の『エゴイスト〈下〉』を一昨日(9日)、読了した。
 上巻を読了し、下巻に写る際に、以下のように呟いている:
「読むのに手ごわさを感じているが、小説としては(テーマとしても)面白いので、間を置くことなく下巻へ突入。なお、なかなか人には読むことについては、推薦しづらい。チャレンジ精神のある方は、自己責任で読んでもらいたい」。

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→ 柏原兵三の小説「長い道」の舞台てある長い道の現況。今はなき小学校と実家との間の2キロの道。残念ながら、道は途中で途切れているように見えた。が、地下道を潜ればつづいているようにも。道を柏原氏の実家にまで辿れなかった代わり、実家からすぐ先の吉原の海岸の岸壁に立ってみた。

 既に上巻を読み始めた頃、こんな呟きを:
「出版社の内容案内によると、「機智に富む絢爛たる文章も見事に効果をあげている」とか。  が、本書の訳者によると、本書は一筋縄ではいかぬ叙述が続くとか。  かのトマス・ハーディを見出し世に出した作家なのだが、平明な叙述のハーディとはまるで違って、難解晦渋なのだという。
 そういわれると、なおさら読んじゃうよ!」って。

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← 入善町には幾つもの観光スポットがあるが、今日は神秘の森「杉沢の沢スギ」を見学に。

 上巻読了直後には、こんな愚痴っぽい呟きを:
「なんとか上巻を読み終えたが、覚悟していた以上に難儀な読書となってしまった。内容自体は、内容案内通りだが、メレディスの晦渋な叙述が行く手を阻む。比喩や譬えがバイロンなどの古典などを土台にしているのはもちろんだが、説明の仕方が、少しは小説の読書体験のある自分にも、前例のないもの。
 小説の中身は面白いので、間を置くことなく下巻へと突入」。

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→ ここ「杉沢の沢スギ」は、日本で唯一とも言われる平地の湧水地帯に生育するスギ林。沢スギ自然館には展望台があり、森はもとより風景全体を眺められる。立山連峰も間近に。

 さて、読了しての感想は……。
 ほとんど同じような愚痴っぽいものになる。
 ギリシャローマの古典や聖書、シェイクスピアなどの古典への素養が必要なこともあるが、とにかく持って回った言い草が延々と続く。もう、うんざりである。

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← 先月の台風でスギが倒れやすくなっているとかで、スギ林の散策は叶わなかった。ここには、埋没林も。なんと最古の埋没林なのだとか。

 それでも、最後まで読ませてしまうのだから、メレディスの筆力やおそるべしである。
 手に取って、しかも、最後まで読み切っても、悔いはないが、苦労したなーという感想が一番。

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→ 一本の杉から何本もの幹が伸びる「伏条現象」の仕組みなど、ガイドさんが説明してくれる、らしい。富山には魚津以外にも埋没林の海があったとは、全くの初耳。海に沈んでも、樹木が腐らないには、それなりのメカニズムがある。理屈は納得できても、ガキの頃、初めて埋没林を目の当たりにした驚異の念は薄まることはない。

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