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2017/11/21

忙中 賢治あり

 今日は雑用が多い。まず、月に一度の通院。数値、思わしくない。洗濯物の乾燥(コインランドリー)。30分乾燥しても、毛布乾かず。スーパー。灯油購入へ。庭の手入れ少々。タイヤの交換したかったけど、今日はパス。降雪は待ってほしい。

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← 庭の紅葉がすっかり晩秋の装い。

 宮沢賢治著の『ポラーノの広場』を相変わらず牛歩ながらも、読み続けている。
 この再読を始めた頃、こんなことを呟いている:

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→ 過日、訪れた古堂の池。無風快晴。鏡のような水面。こんな秋の日和は寒波の襲来であっけなく過去のものに。
 

賢治ワールドには、付かず離れず。正直、ほんとに魅了されたのは、十数年前かな。鉱物学の素養がもたらすのか、それとも天性の資質なのか、色の表現に鉱石の色合い表現に由来するかと思える。森の動物、夜空の星、太陽、風、雨、土地、そのすべてが生きていて、友達のように仲良くし喧嘩する。誰が上でも下でもない。

 賢治ワールド作品の特徴の一つに擬音がある。自然界の何もかもが折に触れ音を発する。鳴き声なのか、歓声なのか、ぶつかり合う音なのか、維管束を流れる命の脈動音なのか、風の運んできた遠い谺なのか。風であれ土であれ岩であれ植物であれ獣たちだって生きていて動いている命の徴を発している。あなたに耳を傾ける心があれば聞こえてくるに違いない何か。


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← 立山連峰。手前の山々は濃い緑。その先の雲海から顔を覗かせるのは、薬師岳?

 スクーターではあるがバイクに再び乗り始め、ツーリングの行き先に真っ先にヒスイ海岸などを選ぶのも、何処か遠いところに、宮沢賢治への思いがあるような。
 同時に、子供のころからの鉱物や石への思い入れ。 宮沢賢治の詩の中で、「春と修羅・序」の詩が特に好きだ。その冒頭の一連だけ転記してみたい:

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← 宮沢賢治/著『ポラーノの広場』(新潮文庫) 「イーハトーヴォから聞こえてくる賢治の足音。自伝的表題作、代表作「風の又三郎」の初稿を含む、珠玉の17編」とか。

わたくしといふ現象は
假定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち、その電燈は失はれ)

 ああ、なんと不思議な世界。夢の中でしか実存しえない真実の確かさ。

宮沢賢治関連拙稿:
宮沢賢治…若き日も春と修羅との旅にあり
賢治の俳句…花はみな四方に贈りて菊日和
宮沢賢治から昇亭北寿へ飛びます!
宮沢賢治、地図の裏に未発表詩
島崎藤村とラスキンと雲と…少し賢治

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