カレーの次はシチューに挑戦
知人からの返礼品に、贈答品のカタログをもらった。悩んだ挙句、万年筆に。悩んだのは、日本の工芸品、民芸品など、どれも垂涎の品が並んでいて目移り。でも、自分が何にこだわっているかを考えると、ネット(ブログなど)に関わっているわりに、手元の日記は手書き。15歳からの日記帳がうずたかく。段々、横着になってきて、筆記用具はボールペン、書く内容は日々の記録だけになっている。それでも、手書きに拘りたいのだ。といいつつ、敢えて買うとなると迷う。カタログには万年筆は一種だけなので、選択の余地はなし。万年筆、届くのが楽しみ。
秋晴れのもと、自転車であちこち。せっかくなので、駅前で、久しぶりに「立山ぞば」店に。東京在住時代は、帰省の折などに、ホームで食べるのが楽しみだった。今では帰郷しているので、列車に乗る機会がなく、しかも、あっても、ホームにはそば屋が出店してない。駅の商店街にある。味がいいのかどうかは別の話で、シチュエーションがソバを美味くさせるのだ。
← 青山文平著『遠縁の女』(文藝春秋BOOKS)
青山文平著の『遠縁の女』をほぼ一気読みした。
本書の内容案内によると、表題の作品は、「五年の武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠」とか。ほか、「『機織る武家』血の繋がらない三人が身を寄せ合う、二十俵二人扶持の武家一家。生活のため、後妻の縫は機織りを再開する。『沼尻新田』新田開発を持ちかけられ当惑する三十二歳当主。実地検分に訪れた現地のクロマツ林で、美しい女に出会う」と、三作品を載せている。
そんな案内はともかく、端的言って実に面白かった。
江戸時代の武家の生き方、置かれた立場が描かれ、興味本位で読んでも退屈しない。戦乱の世から遠ざかった江戸の世において、武士が武者修行に出る意味や覚悟が描かれる(これが主題ではないのだが)「遠縁の女」、経済的に困窮する藩からの扶持の削減を機織りで生活の補助にする「機織る武家」、これも困窮する藩からの石高削減の中、砂地という荒れ地で新田開発に乗り出す「沼尻新田」など。
むろん、そんな武家の時代相への興味が本筋ではなく、絡んでくる武家の親子関係や、武士と女性との関りなどが哀感を籠めて、あるいは艶やかさをも描きつつ、頁はどんどん捲られていった。
→ 内庭の松。数年前、車道にはみ出していたこともあって、木の天辺を5メートルほど業者に切ってもらった。が、更に切る必要に迫られていた。そしてついに伐採の日が。
ところで、切った木や枝葉はどこへ処分するか。トラックで引き取ってもらえるけど、結構、高い。これまた庭の隅っこに山積みだ。焚き木にできれば、冬の暖房にもなるし、いいんだが、ここは一応は住宅地だからなー。
お昼前、作業終了。気になっていたけど、おカネが掛かるので、ためらっていた。昨日の業者(やや知り合い)の飛び込み営業で即断即決。しかも、翌日の朝早くから作業。で、昼前に終わった。このあとほかにも作業を頼むか考えている。費用次第。
ちなみに、刈り落した枝葉などは、結局、庭の隅っこに無理やり山積み。目障りだけど、焚き火するわけにもいかず、追々、自然に風雨に朽ち果てていくことを見守るだけ。
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