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2017/10/26

日本・アイルランド・アメリカを飛ぶ

 今日もコインランドリーを利用。昨夜の予報だと、今日は晴れだったので、急いで洗濯したのに、朝、起きたら、雨。がっかり。洗濯物を追加して、もう一度、洗濯機を回し、外出の帰りにコインランドリーへ。10分(100円)では短いので、20分(200円)。15分(150円)でちょうどいいんだけど。

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← コルム・トビーン 著『ブルックリン』(栩木 伸明 訳 エクス・リブリス 白水社)

 コルム・トビーン 著の『ブルックリン』を読了した。
 出版社の紹介によると、「1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移民した少女の感動と成長の物語。アイルランド文学の至宝!」とか。

 初めての作家の初めての作品ということで、1950年代のアイルランドとアメリカ(ブルックリン)とをまたいでの小説の世界に馴染むのに苦労するかなと思っていた。でも、読み進むほどに主人公の女性に感情移入していった。アイルランドの田舎町(アイルランド自体がアメリカからすると、当時は田舎だった)出身の女性が、渡米しブルックリンという都会で苦労しつつ男性と出会う。いよいよという土壇場で、彼女を支えてくれていた姉の訃報を知り、帰郷する。
 ひとりっきりになってしまう母への思い、さらには新たな男性との出会い。その二人の男性との間で彼女は悩む。さて、彼女はどういった選択をするのか。なんて大雑把なストーリーなんて、この際、どうでもいい。作家の感情の機微を描く繊細さや、主人公の人の気持ちを配慮しすぎる繊細過ぎる性格が故の悩みなど、アイルランドもブルックリンもまるで馴染みのない世界のはずが、日本にも目立たなくてもそこらあたりにいそうな人のようで、小説好きな人なら共感を呼ぶ作品だろう。読んで後悔しないと思う。

Emperor

← 堀内 哲【編】『生前退位‐天皇制廃止‐共和制日本へ』(第三書館)

 堀内 哲編の『生前退位‐天皇制廃止‐共和制日本へ』を読み始めた。
 出版社の内容案内によると、「21世紀末、日本人は日本共和国に住んでいる!!杉村昌昭・〓秀実・斎藤貴男・下平尾直・堀内哲が展開する日本共和国論!!急速に浮上している「象徴天皇制」の限界を直視する」とか。
 生前退位の話題。憲法の問題、立憲やリベラルの意味するものへの関心。そしていよいよ生前退位の日程も決まった今、人間としての天皇という存在を考える材料にしたい。

 NHKの今の番組に、ソプラにスタの岡本さんと共に、サラ・オレインさんが出演され、歌を披露していた。初めて拝見。一瞬、メイ・ジェイさんかなって思った。似ていると思うのは自分だけかな。テレビの歌番組で日本でもメジャーになったらしい。幅広い音楽面などの才能や経歴は、サラさんが圧倒的。

 お土産にするべく、富山づくしの新しいお米「富富富(ふふふ)」を買ってきた: https://fu-fu-fu.jp/ 店では、一人2キロ入りを一袋だけ。ちょっと物足りない。念のため、もっと買えないですかって尋ねたら、会計を一回一回済ませれば大丈夫ですって。なので、一袋買うごとにレジへ、レジへ!

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← 大江健三郎/著『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』(新潮文庫)

 大江健三郎著の『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』を読了した……と言えるかどうか。かなり窮屈な思いを終始抱えながら読み急いだ感が強いから。 

 出版社の内容案内によると、「外部からおそいかかる時代の狂気、あるいは、自分の内部から暗い過去との血のつながりにおいて、自分ひとりの存在に根ざしてあらわれてくる狂気にとらわれながら、核時代を生き延びる人間の絶望感とそこからの解放の道を、豊かな詩的感覚と想像力で構築する」とか。
 悲しいかな、自分にはちょっと高踏的過ぎて、最後まで、読みづらくてならなかった。
 核時代の認識や、本書が書かれたベトナム戦争を視野に入れつつ、現下の日本を舞台に小説を描く。まさに各時代の想像力の賜物なのだろう。
 が たまたま並行する形で中上健次作品(『千年の愉楽』)を読んでいる。中上世界の濃密な肉体の乱舞する世界、下手なエロ小説などまるで敵わない生々しくえげつない世界を読むと、大江の小説に描かれる肉体がどうにもVR風で、大江がどんなに凄惨な世界を描こうと、作家の造作した虚構の世界に過ぎないよと感じてしまう。
 大江の息子さんとの関りもあって、決してあだやおろそかに肉体への関心が示されてるとは思わないのだが、何か隔靴掻痒の感が否めないのだ。
 単に波長というか肌合いが合わないってことか。あるいはこの一作では判断が早計過ぎるのか。

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