再読という楽しみ
自転車がパンク。修理したいけど、近所の店、ずっと閉店したまま。ネットで探したけど、半径一キロ以内に店がない!
離れた店で買っても、万が一、パンクなどの修理には遠すぎる。
← 半月のはずなのに(「月齢カレンダー」によると、29日が半月だったよう)、満月のように映ってしまった。秋を感じさせる、心地好い宵のひととき。気温も湿度もほどほど。一年を通してこんな陽気だったら、避暑地のようで快適? それとも味気ないか。ま、今のひとときを味わうばかり。雑踏の中で、一人、ぼんやり月を眺め上げていたよ。
わが町は、先日も書いたけど、銀行の支店やJAの支店が統合されなくなるなど、ドンドン寂れていく。この町では商売ができないってことなのか。見限られている?
雨の日以外は、よほど大きな(あるいは重い)荷物の移動でもない限り、自転車を駆って動き回る。市街地のデパートも移動の範囲内なのだ。歩いて回るには効率が悪いし。
使えなくて感じる、自転車のありがたさ、である。
← 紀田 順一郎 著『日本の書物』 (ちくま文庫) 「「古事記」から「航米日録」まで代表的古典82篇を時代的背景や作者の生涯にまつわるエピソードを交えて紹介」といった本。「過去にくり返し読まれ、読みつがれてきた代表的古典82篇」が紹介されている。
紀田 順一郎 著の『日本の書物』を読み返している。昭和54年か55年に買って読んだ本。サラリーマンになって二年目だったか。
本書によると、広重が風景画を描けたのは、女房が着物や簪を売って旅費を工面したからだし、五十三次も官費旅行だったら可能だったとか。(但し、自分で文献的に確認しているわけではない。)
別にこんな雑学的知識を得るために読んでいるわけじゃないけど。
古い本とはいえ、内容までが古いわけじゃない。なるほど、日本の文学事情も随分と変わっているし、私小説への妙なこだわりも薄まりつつあるのだろう。それでも、世界の文学との対比で、日本の文学の特質を改めて学びたい。
自分で虚構作品を書く際に生かしたい。深く自己分析する能の乏しい自分には、どういう姿勢で表現するかは常に問われることだし、昔話風な、素朴(を装った雰囲気のある)作品を書いていても、哲学的な問いかけもあるのだ。そこにある生きた世界を丸ごと、形のままに描き尽くすこと、その方法の模索。
← メルヴィル 作 『幽霊船 他一篇』(坂下 昇 訳 岩波文庫) 「デラーノ船長はチリ沖を無残な姿で漂流するスペイン商船に遭遇した.病みほおけた船長セレーノ,片時も離れずかいがいしくつき従う黒人の従僕.船内にたちこめる異様な気配の源は何か.表題作のほか,事あるごとに雇主に「僕,そうしない方がいいのですが」と言う奇妙な男の物語『バートルビー』を収めた.傑作ゴシック小説二篇」だとか。
今日もメルヴィル作の『幽霊船 他一篇』を読んでいる。この前、本作を読んだ記憶がまるでない、なんて書いていたが、読み進めるほどに、昔、読んだ時の印象などを思い出してきた。変てこな小説。いかにもメルヴィル風な叙述だけど、やや大衆性を意識しているなって、感じる。
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