神は数学者か?
今日は晴れなので、夕方前に畑仕事。今夏、活躍してくれたナスやキュウリ、ミニトマト、メロンとスイカなどの畑を店じまい。なかなかの収穫を恵んでくれた野菜たちに感謝。柵なども取っ払うと、畑は更地のようで、とても淋しい光景。秋の風だけが気持ちよく通り過ぎていく。
← 池上 英洋/荒井 咲紀 著『美少女美術史 ─人々を惑わせる究極の美 』(ちくま学芸文庫) 「この世でもっとも純粋で美しいもの―それは愛らしい少女たちの姿。なぜ、彼女たちは時代によって、エロスを漂わせた存在として表現されたり、性をそぎ落とされたけがれない姿で描かれたりと、変貌をくり返してきたのか?」 以下は、「筑摩書房 美少女美術史 ─人々を惑わせる究極の美 - 池上 英洋 著, 荒井 咲紀 著」にて。
池上 英洋/荒井 咲紀 著の『美少女美術史 ─人々を惑わせる究極の美』を昨日、読み始めたのだが、今朝未明、読み終えてしまった。
一応の感想は昨日、既に書いている。
「欧米では、少女(子ども)が絵画の対象になったのは、近代になってからだって。ええ、って思ったけど、宗教画や王公貴人でない一般人が絵の注文者となりえたのは、経済的な富裕層が社会に生まれたからと考えると、当然か。そうした社会だからこそ、我が子どもを描いてほしく思うし、画家に発注も可能なんだね。描かれるのも、良家のお嬢さんら」。
→ ジャン・オノレ・フラゴナール作「読書する娘」(1776年頃
82×65cm | 油彩・画布 | ワシントン・ナショナル・ギャラリー) 「特にこの若い娘の微かにあどけなさの残る端整な横顔や、憂いにも似た複雑な感情を思わせる瞳の表情は特筆に値する出来栄えである」。 (引用や画像は、「ジャン・オノレ・フラゴナール-読書する女(読書する娘)-(画像・壁紙)」より) 本書にてもこの絵が紹介されている。本書によると、「下絵段階では、鑑賞者のほうを観るように顔を手前に向けていたことがX線調査によってわかっている」とか。ずいぶんと、印象が違っていただろう。
さらに近代も19世紀の終わりころからは、風俗画の一つの題材として美少女が描かれるようになってきた。
富裕層の依頼ではなく、画家の描きたい重要なテーマとして美少女が浮かび上がってきた。だから、描かれる少女も名の知れない人物であることが普通に。ドガ、ロートレック、ルノワール、ミレーなど。
さらに、二十世紀となると、エゴン・シーレやムンク、バルチュス、ピカソ、モディリアーニ、などが現れる。
現代においては、少女はどのように描かれているのだろうか。
ネットでこんなニュースに目が飛び込んできた。新聞にも載っていたらしいが、気づかなかった:
「洋服に貼れる太陽電池を開発 洗濯しても作動、理研など:朝日新聞デジタル」
太陽電池は、電柱や家の塀や壁、窓ガラスなど可能性は多大です。屋根にしても、いかにも太陽電池ですよーじゃなく、色合いや形、重さなどを工夫して屋根瓦や屋根パネルにする、など。車でもボディに使う。メタリックな塗料として塗布できるようにするとか。いよいよ可能性が広がると思っています。
← マリオ・リヴィオ著『神は数学者か?──数学の不可思議な歴史』(千葉 敏生訳 ハヤカワ文庫NF)
マリオ・リヴィオ著の『神は数学者か?──数学の不可思議な歴史』を読み始めた。
数学には(も)門外漢の小生だが、数学の魅力に嵌って久しい。古代ギリシャ(あるいはその前から?)の昔から、数の持つ想像を絶する力には多くの哲学者らが問いを投げかけてきた。このところ、文系の本が続いたので、久々に理系(っぽい)の本を読む。ただ、本書、単行本で買ったけど、文庫本で出ていたんだよね。出るだろうとは思っていたんだけど、ちょっと確認が足りなかった。
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