「三人寄れば文殊の智慧」は大人の知恵?
このところの天候不順で、数日ぶりに庭や畑仕事。野菜も収穫。ナスやキュウリ、ミニトマトをそこそこに。そろそろ野菜の生る勢いに陰りが見えてきた。今年の夏も終わりなのかと、こんなところで感じさせられた。
そうそう、庭で草むしりしていると、やぶ蚊の来襲がすごい。血を吸うのはメスの蚊だという。彼女らも、小作りのために懸命に栄養を求めているということか。その勢いにも夏の終わりをなぜか感じてしまった。
← 伊藤整作『小説の方法』(新潮文庫) 社会人になって間もない頃に読んだ本。まだ、私小説とはとか、なぜ、日本の作家は本格的物語が書けないのかといった論議がかまびすしかった時期に書かれた小説の方法論。その成果が、「鳴海仙吉」だが、吾輩は読んだ記憶がない。さて、今となっては、伊藤の論が古びているのか、有効なのか確かめてみたい。ただし、「白鯨」や「百年の孤独」、さらには「精霊たちの家」などは、恐らく、到底射程に入らないだろうとは、想像が付きそう。でも、まずは虚心坦懐に、だね。
「小説の方法(しょうせつのほうほう)とは - コトバンク」によると:
伊藤整(せい)の評論集。1947年(昭和22)から48年にかけ『人間』その他に発表。48年河出書房刊。私小説中心の日本の近代小説の性格を、作家と社会、作品と実生活、思想や倫理と芸術性との関係などを軸に、ヨーロッパの小説や生活環境と比較する一方、実作者としての体験を踏まえて、さまざまな角度から考察した論。社会を放棄して狭い文壇のなかで体験を告白しあった私小説家たちと、社会の一員として生きるために仮構を必要とした西洋の作家たちとを、「逃亡奴隷」と「仮面紳士」という対概念でとらえた点がとくに注目された。私小説論、文学原理論として、第二次世界大戦後の名著の一つに数えられる。[曾根博義]
今朝(水曜日)のニュースの特集で、韓国系の会社が九州や本州の山間部に土地を買い、豊かな森林を伐採して、太陽光発電を行っている(予定している)と知って驚いた。再生可能エネルギーの仕事を行うのに、本来の自然の森を伐採するなんて、本末転倒では。森林を伐採したら、崖崩れも発生しがちになるし、川や海も泥で汚されちゃうよ。太陽光発電については、自然破壊についての規制がないのだとか。ヤバイよ!
昨日、見たニュース番組はNHKだったが、下記に関連情報が:
「グリーンエネルギーのはずが? - メガソーラー発電所建設でトラブル続出(中村智彦) - 個人 - Yahoo!ニュース」
会社の責任者の説明だと、地元には、税金を落とすからって。そんな問題じゃないって。
日本各地で中国などのカネで山林などの買い占めが進んでいる。日本の山林利用や保守の無策が、山林の危機を招いている。北朝鮮問題もだけど、政府の無策で自ら国土の荒廃が進む現状を何とかしないと。
← 田中祐理子著『科学と表象 「病原菌」の歴史』(名古屋大学出版会) 「本書は、フラカストロ、レーウェンフック、パストゥール、コッホという4人の「父」それぞれの認識と実践を問うとともに、その衝突と対立、いや孤立をすら思考し、そこに初めて浮かび上がる歴史の力を批判的に捉えた斬新な著作である」とか。「表象文化論学会ニューズレター〈REPRE〉:新刊紹介『科学と表象 「病原菌」の歴史』」を参照のこと。先月、「現代思想2016年6月臨時増刊号 総特集=微生物の世界」(青土社)を読んで、この研究者の存在を知った。
今夏、体重が2キロ増えた。毎年、自作のナスやキュウリの浅漬けを食事のたびに食べるので、どうしても塩分の過剰摂取になっちゃう。そろそろ野菜の収穫も終わりかな。体重、減らさないと。
「三人寄れば文殊の智慧」は、お前はおバカなんだから、誰かに相談して決めなって、遠回しに告げている、そう、大人の知恵的トラブル回避策だと思えてきた。
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