« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

2017/08/30

書庫の奥から外から……李賀など

 昨年、新しい洗濯機に替えたのだけど、調子が悪い。なぜか、脱水になると、ギッタンバッタンしてフリーズしちゃう。中身が重すぎるか偏っていたりすると止まるというから、何度も置き換えて再稼働させようとするけど、ダメ。機能が多すぎて、ダメ。前の洗濯機は単純明快だった。ああ、ああいうシンプルな洗濯機が懐かしい。使いこなせない。

Mg_test_02

→ 「マグネシウム合金/特性/特徴/性質

サイエンスZERO「軽い!強い!燃えにくい!夢の新素材 新マグネシウム合金」」を録画して観た。
 日本の研究者が、夢の新素材・マグネシウム合金を生み出した。強度・難燃性という課題を克服。ジュラルミンよりも優れていると、産実用化研究が加速している。:
 

日本から、夢の新素材・マグネシウム合金が誕生した。燃えやすく、強度が不足しているという課題を克服。燃えにくいだけではなく、ジュラルミンよりも軽くて強度が高いと、産業界から注目を集める。開発したのは、専門外だった研究者。材料の選定や製造方法など、全く新しい方法で、課題を乗り越えた。今、航空・自動車・医療など、さまざまな産業で実用化研究が加速している。マグネシウム合金の誕生の秘密と、その可能性に迫る。

続きを読む "書庫の奥から外から……李賀など"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/28

秋風が吹き始めている?

287504

← 千葉 聡 著『歌うカタツムリ 進化とらせんの物語』(岩波科学ライブラリー) 「木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ,行きつ戻りつしながらもじりじりと前進していく研究の営みと,カタツムリの進化を重ねて描き,らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる」とか。 新聞の書評で読みたくなった。サイエンスについての一般向け科学書は、欧米の書が圧倒的に優れている。最近は徐々に日本人科学者らによる読み応えのある本も出てきているようだ。

  車道沿いの生垣に添えた柵(既製品)が設置して7年目にして、風雨に負け腐り、木の枠なども次々剥落してきた。そこで、昨日、まずは、ダメになった柵の撤去作業と、生垣の道路面に食み出している枝葉などを剪定作業。案外と手間取って、今日も剪定などの作業に追われそう。そのうえで、新たに柵を設置する。せめて十年、持ってほしい。柵も買ってこないと。

…ということで……

続きを読む "秋風が吹き始めている?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/26

久しぶりの虹

 朝まで降っていた雨も、日が出たころにはすっかりあがった。網戸から流れ込む空気が涼しい。気温は昨日と同じほどの25度らしいけど、湿度がまるで違う。湿度の差って、想像以上だ。となると、昨夜は自制した洗濯を開始。干す。外に干す! 爽快! お天道様、ありがとね!

 今年は北日本や北陸と、東日本などとは大きく気候が違うようですね。こんな変てこな天気は初めてのような気がします。富山、今日は爽快でした。そんな天気の中、夕方、せっせと庭仕事。西の空は茜に染まって、いい雰囲気。カメラを手に夕景を撮りに行きたくなりました。

続きを読む "久しぶりの虹"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/25

「三人寄れば文殊の智慧」は大人の知恵?

 このところの天候不順で、数日ぶりに庭や畑仕事。野菜も収穫。ナスやキュウリ、ミニトマトをそこそこに。そろそろ野菜の生る勢いに陰りが見えてきた。今年の夏も終わりなのかと、こんなところで感じさせられた。
 そうそう、庭で草むしりしていると、やぶ蚊の来襲がすごい。血を吸うのはメスの蚊だという。彼女らも、小作りのために懸命に栄養を求めているということか。その勢いにも夏の終わりをなぜか感じてしまった。

87505466

← 伊藤整作『小説の方法』(新潮文庫) 社会人になって間もない頃に読んだ本。まだ、私小説とはとか、なぜ、日本の作家は本格的物語が書けないのかといった論議がかまびすしかった時期に書かれた小説の方法論。その成果が、「鳴海仙吉」だが、吾輩は読んだ記憶がない。さて、今となっては、伊藤の論が古びているのか、有効なのか確かめてみたい。ただし、「白鯨」や「百年の孤独」、さらには「精霊たちの家」などは、恐らく、到底射程に入らないだろうとは、想像が付きそう。でも、まずは虚心坦懐に、だね。

続きを読む "「三人寄れば文殊の智慧」は大人の知恵?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/23

善を熱望させるためにのみ絶望をうたう

Dontlooknow

← ダフネ・デュ・モーリア作『いま見てはいけない―デュ・モーリア傑作集』(務台 夏子【訳】 創元推理文庫) 「日常を歪める不条理あり、意外な結末あり、天性の語り手である著者の才能が遺憾なく発揮された作品五篇を収める粒選りの短編集」だとか。読む楽しみを取っておきたいと、に敢えて温存してきたが、そろそろ解禁。昨夜から読み始めた。リルケの「マルテの手記」やロートレアモンの「マルドロールの歌」など、ややハードな作品を読んできたので(さらに今、李賀の漢詩選や吉本隆明の本も読んでいる)、娯楽系で一息。

 今日の富山、午前中に33度を超えた。スカッというような青空じゃなく、どことなく鈍より。湿度が非常に高い。午後には雨か。そんな午前中に通院のため内科医院へ。数値など検査結果は思わしくない。でも、お医者さんに励まされ、食べ過ぎに注意、食べる内容にも注意。外仕事は、継続が大事などと。検査結果については、処方された薬が昨日で切れていて、今朝は飲んでいないので、参考にならず、次回は必ず飲んだうえで来るようにとクギを刺された。

続きを読む "善を熱望させるためにのみ絶望をうたう"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/21

日本人はデラシネの思想が好きなのか

1503200425282284

→ 雨のため、数日ぶりとなったが、野菜を収穫。10分で作業は終わると思っていたけど、ミニトマトの茎が繁茂していて難航。立派に育った野菜は全部、あげちゃう。これで今年最後の収穫作業……じゃなさそう。

 土曜日の夜、NHKラジオで、五木 寛之が語る藤圭子さん(以下、敬称略)の世界の話を聞いていた。彼女は四年前の夏、飛び降り自殺しました。娘さんの宇多田ヒカルさんによると、精神の病だったとか。本人の意向で葬儀も行われなかったらしい。藤圭子は、デビュー当時から気にかかる存在だった。山口百恵とは違ったベクトルでだが、何処か陰のある歌手。プロデューサーや作詞家作曲家、各界の評論家と、多士済々の人物たちが彼女への思い入れを語ってきた。十代にして、虚像だとしても、泥水を啜ってきたに違いない、まさにド演歌にぴったりの歌手。

続きを読む "日本人はデラシネの思想が好きなのか"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/19

苔寺は夢の夢かよ黴の池

1503040671630356

→ 今日の富山は昨夜来の雨。午後には一時、雷雨にも。車道から庭への入り口付近に咲いていたテッポウユリ。花びらが強雨によってか、それとも通り過ぎる車のためか、すっかり落ちてしまった。花びらを拾って、今や雨受けと化している臼に浮かべてみたり。でも、水に浸っても蘇りはしない。花は、花だけで生きているわけではない。
  

命なる水にミレーとユリ寝入る

 相変わらず天候不順の日々。今日(金曜日)も雨、折々雷雨ということで、外仕事は自制。ほとんど家の中で過ごすことに。

続きを読む "苔寺は夢の夢かよ黴の池"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/17

神様の前ではただの人として

 ああ、我が町が寂れていく。またひとつ我が町の要となる店舗が消えるというチラシが。数年前には農協の支店が、一昨年には貴重だったPCの店が、そしてまた銀行の支店が統廃合され去っていく。つまり、我が町に統廃合される新規のビルの建つはない、そんな地としては選ばれないということだ。

Asakurafinger

← 朝倉理恵の「ひとさし指」(ソニー・ミュージックレコーズ)を買った。彼女の歌唱が大好きなのだ。明日から車中で聴くよ。

 商店街は、シャッター街の度をましている。空き家や高齢者のみ居住する家の増えたことといったら!
 我が町を貫通する街道も、数百メートル先までは片側二車線なのに、我が町近くからは、一車線に。何処まで疎外されているのか。
 我が町の状態や課題などを訴える、地元出身の市議がいないからかなー。

続きを読む "神様の前ではただの人として"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/15

『君の名は。』からいろいろと

1502706907730768

→ 名前の分からない花、『君の名は。』?庭先に群生風に咲いて、なかなか壮観。ただ、道路沿いの垣根に遮られて、通行人には気付かれないかも! その後、SNS仲間に名前を教えていただきました。テッポウユリだそうです:「シンテッポウユリ(新鉄砲百合)-庭の花200選

 上掲のテッポウユリ。我が家の庭に自生(!)している。が、毎年、開花を楽しめるわけではない。
 なぜか。それは、春先からの草むしり作業で、まだ花になるのか雑草なのか分からない段階で、めったやたらと<雑草>を毟りまくるのが常だからである。今年は、我が魔の手を逃れることがたまたまできたというわけである!

続きを読む "『君の名は。』からいろいろと"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/13

孤独ではなく孤立

 二週間に一度の連休。読むぞって思っていたのに、寝てばかり。本を手にすると眠たくなる。でも、久しぶりにリルケの「マルテの手記」を読んだから、まあ、充実していたと思いたい。昨日、畑や庭仕事に頑張り過ぎたようだ。

1502499436869869

← 昨日(金曜日)、開花を知った花(ユリ?)、今朝……たった今、見てきたら一挙に群生状態に。これから次々に開花していきそう。小雨に一層あでやかだ。

 この頃、我が家の軒下に住み込んだらしい、ノラの母子猫たちに、さりげなく(?)エサをやるようになってきている。まずい兆候だ。ホント、母猫、痩せてる。元気がない。野生には鳥を含めエサをやらない主義なんだが……。

 過日、茶の間の出窓の網戸に張り付いていたヤモリ。今日見たら、網戸の下のほうでミイラ化しているのを発見。可哀そうに。

続きを読む "孤独ではなく孤立"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/11

今日は、「山の日」、富山の日 ! ?

1502450227192035

→ 昼下がり、いつものように完全武装して、庭仕事。野菜を収穫。たっぷり。みんな人にあげた。そのあと、草むしりしていたら、こんな花を発見。雑草かなと思ったけど、成長を見守っていた。ユリ?

 今日は、「山の日」、富山の日。……ちょっと違うか。
 山形の日、岡山の日、和歌山の日。みんなで山県の会を作るとか。

 帰宅して茶の間に入ったら、ショック! エアコンが点きっ放し。まる一日、エアコンが作動していたってことだ。

続きを読む "今日は、「山の日」、富山の日 ! ?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/10

我が家に母子猫3匹の一家が住み着いた ! ?

(火曜日の)朝、テレビを見てビックリ。台風5号(の目)が富山市に! まさか富山に。ただ、昼過ぎまでは風雨は思ったほど強くない。これから強くなる?

1502237456900394

← 一昨日、軒下に住み込んだらしい(と隣家の方に訊いて知った)、母子三匹。先ほど、母猫の撮影に成功。ビスケットを庭先に置いたら、突っついてきた。口には合わないかもしれないが、背に腹は代えられず、口にしたのかも。

 全国放送の画面では、テレビ画面では富山市の真ん中に見えたけど、実際は富山の沖合いだとか。最初、風雨が弱いので、台風の目の中に入ってしまったのかと思った。7年前の台風で我が家の杉の木が幹の途中で真っ二つに折れ、隣家に倒れかかった:
杉の木が倒れた

続きを読む "我が家に母子猫3匹の一家が住み着いた ! ?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/08

富山市の浜に遠浅の海を

 住職が月命日の日を間違えてきた。暑い中を来てくれたわけだし、せっかくなので、今日、月命日の法要を。

1502091113957102

→ 今日の収穫。2日か3日に一度はこれほど。ミニトマトを少々残して、みんなあげちゃう。台風の風雨が夕方にはありそうなので、今日は早めに外仕事。台風、富山にも来るのかな。

 河野太郎さん、自分を閣僚に任命したいのなら、原子力政策の大転換を認めることを条件にと主張すればよかったのに。
 原子力政策の大転換をとアベ政権が訴えれば、大喝采だったのに。落ち目のアベ政権に安売りしちゃったね。

続きを読む "富山市の浜に遠浅の海を"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/06

オースターのリアル アジェンデのリアル

 昨日、「スイカの収穫期が分からず、一個、試しに収穫してみた。夕方、断ち割ってみたけど、少々早すぎたみたい。中があまり赤くなっていない。なんとか食べるけどね」と書いた。

521718_xl

← ポール・オースター/著『冬の日誌』(柴田元幸/訳 新潮社) 「。「人生の冬」にさしかかった著者が、若き日の自分への共感と同情、そしていくぶんの羨望をもって綴る「ある身体の物語」。現代米文学を代表する作家による、率直で心に沁みるメモワール」とか。老年期に差し掛かったオースターのメモワールであるがゆえに、「冬の日誌」なのだ。今年初めに、新作「4321」が出たらしい。

 今日(土曜)の午後、真っ二つに断ち割ったスイカの半分を食べた。
 赤く熟した部分が少ない。でも、スプーンでほじるように食べたよ。

続きを読む "オースターのリアル アジェンデのリアル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/04

スズメバチ騒動も済んで『マルテの手記』へ

1501846213015869

← スイカの収穫期が分からず、一個、試しに収穫してみた。夕方、断ち割ってみたけど、少々早すぎたみたい。中があまり赤くなっていない。なんとか食べるけどね。

 ブルーシート、屋根の水漏れなど、応急の場合の処置に役に立つ。でも、緑多い地域では、ブルーシートは目立つし、風景から浮いてしまう。ブルーじゃなく、グリーンのシートがおすすめだよ。

 昨日は、スズメバチ騒動で、外仕事ができず、今日こそはとやった。午前はスズメバチが玄関先にウロウロしていた。

続きを読む "スズメバチ騒動も済んで『マルテの手記』へ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/03

文学へ数学へ想像の翼を羽搏かせる

1501727720306176

→ たった今(午前十一時ころ)、スズメバチの巣を発見。キイロスズメバチか。まったく気付かずにきた。午後にも、完全武装して、撤去作業に取りかかる。「キイロスズメバチ|上野高敏 -Takatoshi UENO-」参照。

 たった今(午後一時前)、長い物干し竿で叩き落としてきました。せっかちなので、Tシャツ姿で。急いで玄関に駆け込みドアを閉めた。トイレの窓を恐る恐る開けて網戸越しに様子を伺うと、ハチたちが右往左往。何処かへ飛び去ってくれるかな。玄関から出たら、待ち伏せしてるってこと、ないよね。

 今、見てきたら()午後二時前)、ハチたちがまだ、玄関先で飛び回っていた。いつになったら飛び去るのか。それとも、断固、居座るのか。

続きを読む "文学へ数学へ想像の翼を羽搏かせる"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/08/02

オースターにアジェンデに数学に

 日頃、畑や剪定した枝葉の捨て場を貸してあげている、お礼ということで、「十字屋」さんのお土産をいただいた。普段、吾輩は目にすることもないリッチな食事になりそう:「味の十字屋 つつむ心とひらく心を大切に

521718_xl

← ポール・オースター/著『冬の日誌』(柴田元幸/訳  新潮社) 「人生の冬」にさしかかった著者が、若き日の自分への共感と同情、そしていくぶんの羨望をもって綴る「ある身体の物語」だとか。

 一昨年に買ったばかりの扇風機、故障。というより、壊した。こっち向け、と首をひねったら、ガガガガと。仕方なく、新しいのを買ったけど、エアコンを買い換えた方が良かったか?

続きを読む "オースターにアジェンデに数学に"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »