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2017/07/11

浅漬け食べたし塩分怖し

 雨が降ってもおかしくないほどに湿気がすごい。だから、今日こそは雨だろうと、プールへ行こうと思っていた。が、降らない。
 午後の三時を過ぎても晴れ間が見えるばかりで、もう、開き直って、自転車で買い物へ、夕刻前には、いつものように外仕事で汗を流すと決めた。

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← 鹿島茂 著『大読書日記』(青土社) 数日前より読み始めている。文庫本に入ってから読もうと思っていたが、つい手が出てしまった。さすがに読むものが違う。驚いたのは(驚く吾輩が身の程知らずなのだろうが)、それなりに読書はしてきたのに、読む本がほとんど重ならないこと。全体の三部の一ほどを読んで、二冊。これは、どう理解したらいいんだろう。正直、小生は、本書を手にするまで、鹿島茂氏のことは知らなかった。あるいは、眼に入っていなかった。作家だといのだが。19世紀フランスの文化などの研究者ということで、関心があまり重ならないのかもしれない。

 父はある時期、俳句に凝っていた。俳句誌に投稿もしていた。仲間との交流も結構あったようで、家には自費出版と思われる俳句の本が二十冊ほど。ほとんどが箱入り。父も出版したのかもしれないと、探してみたが、父の自著は見つからない。あるいはいつかはと心に期するものがあったのか。自分には俳句の素養はないが、何かしてみたいとは思う。

 今だから言うけど、東京在住時代、五階建てのアパートの2階に住んでいた。時折、鍵を無くしたり、会社に忘れてきたり。で、夜中に、一階の部屋のベランダや雨樋を伝って登ったり(その部屋の灯りが灯っていた時は)、屋上からやはり雨樋などを伝って2階へ。そう、自分のベランダ側の窓は鍵はかけていなかったのでね。命懸けだったんだけど、悪いことしていたんだなーって、今になって反省している。

「李賀詩選」や岡崎京子さんの「ヘルタースケルター」、倉橋 由美子さんの「偏愛文学館」、マルタ・アルゲリッチ演奏の「シューマン:幻想曲&幻想小曲集」などをアマゾンで注文。四冊同時の注文だけど、中古品で売主は別人なので、送付も送料も個別に。まとめて配送ってできないものか。
 この辺り、商売のタネがありそう。複数の売主からの配送を纏めて配送します。5件の売主だと、配送料が千数百円になる。それを纏めて半額にしますとか。アマゾンでやればいいのに。売主からは正規の送料(多少は値引いてもいい)をもらい、買い手には一定の送料をもらう。その差額はアマゾンの取り分だよ。

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← トマス・ハーディ/著『呪われた腕―ハーディ傑作選―』(河野一郎/訳 新潮文庫) あの『テス』の作家。さすがに読ませる。日に一つか二つの短編を読むだけにとどめている。一気に読み通すのはもったいない。「19世紀末の英国ヴィクトリア時代。風が渡る荒野(ヒース)とハリエニシダの茂る情景の中で、運命に翻弄される主人公たち……」の中の、ヒースの茂る荒野という一節に惹かれて本書を手にした。なんだって、小生には、「ヒースの丘」という拙稿があるのだ。 

 夜食は、ナスの浅漬けと、キュウリの浅漬けと、ミカン五個。うーむ、バランスが悪すぎる。でも、冷蔵庫には、ナスやキュウリの浅漬けがぎっしり。夢に出てくるかも。
 それにしても、塩分の摂り過ぎが心配だ。
 ところで、その塩分だが、ふと、ナスの浅漬けの塩分を少しでも減らそうと、容器の中から今日の分を取り出し、皿に移す際、手のひらでギュッと絞った。その瞬間、昔、食卓に上るナスの浅漬けがいつも、捩れるというか、絞られていたことを思い出した。
 そうか、塩分の濃さを少しでも減らそうという生活の知恵だったのだと、今頃になって気が付いた。

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