晴耕雨読の日々?
今日はいかにも梅雨そのものといったそぼ降る雨の一日。
今日は、さすがに外仕事はできないだろう。じっくり読書でも、と思ったが、その瞬間、雨音が消えている。
← 一昨日、小さいのも収穫したはずなのに、指ほどのが今日はもうこんなに。キュウリ、キュウリ、キュウリ! 浅漬けはこれでもかというくらい出来ているので、これらはマヨネーズで食べるのだ。ああ、贅沢な悩みなんだろうなー。
ほぼ週日の雨だったが、午後、傘の要らない程度の雨に変わった、その合間に外仕事。
畑の隅っこ、隣家との境目の雑草を毟り取り、その一角に防草シートを張った。除草剤を使うのは極力避けたい。
表の庭、玄関から門までの一角だけは、除草剤を使う。植木の類はないから、安心して使える。
大きな声では書けませんが、実は、小生、野菜嫌い。親が残した唯一の財産が畑なので、畑のままに維持させたいと、ささやかに野菜作りしている。なので収穫の喜びは、今まで味わったことがない。畑は今や半分は果樹園状態(アンズ、クリ、キュウイ、ナシ、カキ、ミカン、梅などを一本か二本ずつ)。野菜は今やナスとキュウリ、トマトそれぞれ三株、あとはメロンにスイカにトウモロコシを少々。で、キュウリは生か浅漬けしか食べられない。困ったことです。
キュウリ、塩昆布に岩塩にポン酢で浅漬け。美味かった! これなら、キュウリは、浅漬けの素は不要だね。岩塩やポン酢の量の加減は、試行錯誤が要るだろうけど、旨さは保証できる。
そもそも、ポン酢は不要かもしれない。
アンドレア・ウルフ著の『フンボルトの冒険 自然という<生命の網>の発明』 (鍛原多惠子 [訳] NHK出版)を日々、数十頁ずつ読んでいる。
この本については、フンボルトを巡って、少々のことを一昨日書いた。
まだ半分も読んでいないのだが、読むほどにフンボルトの凄さを思い知らされる。
人間としての欠点は目立つほどにあるのだが(本書はフンボルトの人間味についても、縷々語っている)、それ以上に、フンボルトの自然に対する洞察や理解の傑出ぶりに感動させられるのだ。
あの革命家のボリバルも、フンボルトに大いに影響されて、奴隷とされている南米の人々の解放と革命に向け立ち上がったのだ。
← 千田 稔 監『なぜ、地形と地理がわかると古代史がこんなに面白くなるのか』(洋泉社 親書) 「地形と地図のなかに古代史を位置づけることで、歴史は具体的な姿を見せる」。 車中の友として、想像をたくましくしつつ楽しむ。
ペーター・ヴォールレーベン著の『樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声』(長谷川 圭訳 早川書房)も、少しずつ読み進めている。
森の木々の生き方や、身動きの取れない樹木の生き延びるノウハウを学んでいる。
小生は、本当の森の木々などは知らない。森林のとば口に立つだけで、時間の堆積の重みを感じ、畏怖してしまう。
いや、怯えてしまうというべきか。
自分は、整備された道や土地しか知らないし、その先を分け入るなんて、魔物が潜んでいるようで怖いのである。
一方、フンボルトは、時に未踏の南米のジャングルを分け入って、命の危険を感じつつも、ひたすら知りたい、世界に広がる命の網を、資料を蓄積し整理し対比して、学問の目で見尽くそうとする。
ああ、フンボルトのスケールの大きさに比して、自分のちっぽけさを痛感する。
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