父母の遺物の整理
というのも、雑草もだが、ドクダミの生い茂る陰気な一角になり果てていたのだ。今日、場の撤去作業に取り掛かった。雑草が長年のうちに土になり、そこにドクダミがここぞとばかり茂ってしまった。ドクダミごと土をシャベルで掬って、剪定した枝葉の投棄場に放り込む。
← 屋根裏部屋からの眺め。中学から高校までの受験生時代、この部屋で悶々。当時は田圃と畑が広がっていた。窓際には特注で作った木製のベッドが今もある。ベッドの頭側には壁に組み込まれた書棚がある。画像は、拙稿「屋根裏部屋の秘密」より。
屋根裏部屋を7年ぶりに覗いてみた。7年前、高校時代に使っていた木造の立派なベッドを解体し部屋から出した。築60年で重いものが二階にあるのは危ないと感じていたのだ。かなり片付けたつもりだったが、今日覗いたら、部屋には相当な荷物が残っていた。物置になっていた。立派な瀬戸物やら練炭やら炬燵やら。とにかく整理。
瀬戸物などは、洗ってキープ。昔は、家でいろんな行事をやったんだなー。器の類が山になっている。未使用の鍋やコンロ。炬燵が懐かしい。電気じゃない、練炭や石炭を燃やすもの。冬の朝など、おふくろがよく石炭をくべていたなー。
昨年、両親の七回忌法要を行いました。介護時代に汚れた衣服は早々と捨てたのですが、捨てるに惜しい衣料品が父母共にたくさん。押し入れに詰まったまま。処分に困っています。食器類は食器棚にいっぱい詰まっているのですが、そこに入りきらない、素敵な食器類が山のように。
→ 屋根裏部屋の雑貨。とりあえず軽いものを外へ放り出した。
屋根裏部屋は自分の部屋なので、時間をかけて徐々に空っぽにしようとしています。書籍類は埃やシミだらけだけど、書棚に並べたまま。古い炬燵や練炭、笊などは捨ててもいい。練炭は畑か庭に埋めちゃおうかな。過日の農機具小屋の解体も、農家だった遺物の処分の一環です。
屋根裏部屋には、中学や高校時代の教科書も埃をかぶって残っていた。あのころ読んだ本も、作り付けの本棚に鎮座。15歳の頃、自分を文学に開眼させてくれたブロンテの「ジェインエア」も。中学時代、戦争と平和やらロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」などなどをせっせと読んだが、まだ、SFやありきたりの小説のほうが面白かった。それが、「ジェイン・エア」を読んで、まるで次元の違う文学があるんだって気づかされた。以後、文学と哲学の本三昧に。
← 画像は、屋根裏部屋への急階段。段々上るのがつらくなってきたよ。
一昨日、久しぶりにバッハのトッカータとフーガを聴いた。学生時代以降、何度も聴いたが、オルガンの音色に馴染めなかった。それが、その日は違和感なく耳に流れいって至上感のような感覚に恵まれた。演奏のせいか、聴くタイミングが合っていたってことか。
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