蔦の這う我が家
「総理のご意向」文書を告発した前川前次官を個人攻撃するしかない政権の愚かしさ。そのお先棒を担ぐ読売は、改めて自民党の広報担当という性格を鮮明にしたね。
相変わらず、第二次アベ政権が誕生直後に行ったマスコミへの脅しが効いているようで、特に(たぶん、一部の)テレビのキャスター陣の政権に優しい報道ぶりに呆れる。そういった類の連中が今、報道番組でのキャスターとなっているってわけだ。
← 裏庭のバラ、控えめの開花。いっぼう、その他の樹木の枝葉の繁りようときたら。車道にはみ出している枝葉を剪定。でも、これらの枝葉が夏場の西日などを防いでくれるので、ほどほどに切らないとね。
拙稿「「半七」再び!」では、下記のように書いている:
半七ものが懐かしく感じられるのには、やや変則的な理由があって、それは綺堂が東京芝高輪生まれだということもある。
本ブログでも幾度となく書いてきたが、小生は高輪に十年近く暮らした。
そのこともあって、高輪に縁のある作家にも勝手な思い入れをしてしまう。
島崎藤村がその筆頭だが、そこに岡本綺堂が加わったわけである。

→ 数日ぶりに庭仕事。スイカやメロン、トウモロコシの苗を植えた畑に杭を打った。杭といっても鳥害を防ぐためのネットを張る、その枠である。さて、庭、ようやくサツキやツツジなどが咲き揃ってきた。日当たりが悪いからか、世間より遅いのだ(← あくまで吾輩の推測に過ぎない)。
拙稿「「半七」再び!」では、さらに下記のように書いている:
富山は贔屓目に見ても、歴史や文化、伝統の厚みが薄い。
歴史書や文献を少々読んだだけでは、生意気なことは言えるはずもないが、街中を歩いても、歴史を伝統を嗅ぎ取るのは至難である。
むしろ、宮本輝などの作家のように、自らが富山の町や村や道を、川沿いの土手を、どこかの店を訪ね接することで、ドラマを作っていくしかないような気がする。

← 岡本綺堂/著『半七捕物帳(一) 新装版』(光文社文庫)
一昨日から読み始めた。図書館から駆り出して読んで魅了されて以来、折々、読んできた。わずか五年前にも、今度は書店で買ってきて楽しんだ(北村 薫 宮部 みゆき【編】『読んで、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈1〉』(ちくま文庫 筑摩書房))。語り口の粋なところ、いかにも世間通、人間通、それでいて人情味があって、読んで安心感を覚える。拙稿「「半七」再び!」や「綺堂ものは楽しい」「岡本綺堂『江戸の思い出』」など参照のこと。
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