『岬』巡りて『枯木灘』へ
← 屋根裏部屋(受験生時代の部屋)を整理していたら、いかにも子供時代らしいものや、意外にも(なぜか)東京在住時代のものも。画像は、書店その他のカウンターでゲットした、カードサイズのカレンダー。今も現役の女優さんらの若いころの写真が載っている。好みから云うと、左角のnicolaのカード(の女優さん)が好きだ。
今日も庭仕事。メインは、柵設置作業。車道沿いの細長い花壇。放置していた数年の間に草茫々に。雪柳や三重カナメなどなどを植えたが、植えっ放し。雑草を抜いて綺麗に整地するのもいいが、いずれ生えてくる。なので、せめて柵を設けて、見かけだけでもよくしようかと。まあ、雪柳などの枝葉が車道に食み出すのを防ぐ目的もある。
屋根裏部屋(受験生時代の部屋)を整理しているのは、内緒だが、何か金めのものがないかと……。あるはずない!
屋根裏部屋(受験生時代の部屋)を整理していたら、通知票の類がまとめて。これはさすがに画像は載せられない!
→ 屋根裏部屋(受験生時代の部屋)を整理していたら、子供の頃(?)せっせと集めていた、永谷園のカード類を発見。とっくに捨てたと思っていたんだが。広重の絵は覚えているけど、竹久夢二の絵も数枚あった。お茶漬けが好きだったのか、カードが欲しかったのか、定かではない。
屋根裏部屋(受験生時代の部屋)を整理していたら、五拾銭札が一枚と、古銭も出てきた。その頃の宝物だったようだ。大正八年の一銭、昭和22年の五十銭、昭和19年の穴あき十銭硬貨。いずれも値打ちがないようだけど、とりあえず保管。
昨日(7日)、スーパーで買った和菓子、賞味期限、5日だった。普段は賞味期限なんて気にしないけど、ふと見たら期限切れ。連休中だから、気が抜けていたのか、それとも、和菓子はチェック対象外なのか。行き付けの店なのにナー。ガッカリ
と言いながら、食べてしまった吾輩は、意地汚い? はい、そうですよ。
『岬』(文春文庫)を一昨日、読了した。恐らく読了したのは、本作が初めて。四半世紀前、『地の果て 至上の時』を読もうとしたが、ほとんど冒頭付近で頓挫。肌合いが合わなかったとしか言えない。
← 中上 健次 著『枯木灘 新装新版』(河出文庫) 「熊野を舞台に繰り広げられる業深き血のサーガ……日本文学に新たな碑を打ち立てた著者初長編にして圧倒的代表作」とか。
今度、『岬』を読んで、圧倒的な迫力と濃密な男女を中心とした人間空間、そして若くして身に着けている表現力を実感確認した。
方法論的な反省が高まっていけていたなら、日本版のマルケスも可能性があったかも、なんて思うほどに迫力を感じた。
というわけで、さっそく、続いて『枯木灘』に手を付けたのである。
余談だが、出版社によって本作りの姿勢はずいぶんと違う。『岬』(文春文庫)には、本文しかなく、解説の類は一切ない。情報だけ伝えればいいってことか。
一方、『枯木灘 新装新版』(河出文庫)には、柄谷行人や市川真人の解説が付されている。さらに、登場人物系図も。一族関係者の錯綜した血の関係の全貌を見渡すには、大助かりである。
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