書庫は宝の山かも
→ 車道沿いの細長い花壇に茂る雪柳。思いっきり開花。うーむ。背景が白っぽくて、せっかくの雪柳の白が目立たないのが惜しい。
近く自費出版する予定の本。見本刷りの本を入手。今夜から校正作業。本の題名は、「メロンの月」。短編集です。東京在住時代に、郷里を、それも遠いガキの頃の我が郷里を想いつつ(思い起こしつつ)創作した作品の数々。
書庫を覗いてみたら、目崎さんの本『数奇と無常』を発見。
← 林 美一 著『江戸の枕絵師』(河出文庫) 書庫を覗いて<発見>した本。枕絵本は好きなので(H系が好きなだけ?)、これは父のじゃなく、吾輩のだろう。車中の共にする。仕事の合間に、妄想を逞しくするよ!
これ、自分の所蔵なのか、父の蔵書なのか、定かではない。でも、西行についての本なので(一時期、西行関連本を読み漁った)自分が買って読んだのかもしれない。ただ、全く、記憶にない!
たまたま、目崎 徳衛著『百人一首の作者たち』(角川文庫ソフィア)を読み始めていたところだった。まさか自分が同氏の本を所蔵しているとは夢にも思わない。もし、ホントに自分が買って(読んでいた)のだったら、吾輩も案外と具眼の士なのか、なんて。
→ 我が家の庭には、雪柳に椿、馬酔木、水仙などなど。近所には、白木蓮など。富山では桜の開花宣言が出たし、春満開。今日は富山、24℃以上だった。ちょっと作業をすると汗が滲む。寒いのも辛いが、熱いのも辛い。今程度で留まってくれるのがありがたいのだが。ところで、この画像へのコメントに、「梨木香歩さんの『家守奇譚』を連想します」などと戴いた。これについては、庭(畑、田圃)などについては、書きたいことがいろいろありますが、さすがに、梨木香歩さんの『家守奇譚』というのは、気恥ずかしい限りです。父母どころか、明治以来の土地なので、敷地の下にどんな汗やドラマや思いが浸み込んでいることやら。その意味で、不つつかながら家守なのは事実ではあるのですが、などとレスさせてもらった。
← 目崎 徳衛 著『数奇と無常』(吉川弘文館) 「西行思想の中核であり、中世思想史のキー・ワードでもある数奇と無常。名著『西行の思想史的研究』以後究明した西行の諸問題と、その前後数百年間に生きた人びとへの展望によって、このテーマを豊かにわかりやすく描き出す」だって。
所蔵して数十年という本を収めた書庫。普段は、素通りなのだが、文庫本の一部にカバーをしたままのものがあったので、脱がしてみたくなったのだ。すると、おお、こういう本も読んでいたんだねって、我ながら感激。同時に、買ったことも読んだこともすっかり忘れている本もあったりして、ちょっと複雑な感懐も。
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