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2017/04/30

『日本列島100万年史』を読んだのは

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← 山崎晴雄/久保純子著『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』(講談社ブルーバックス) 「1500万年前、ユーラシア大陸の東の端から分かれて生まれた日本列島」について、「おもに100万年前以降を中心に、複雑な地形に富んだ列島の成り立ちを解き明か」すとのこと。「日本列島100万年史|ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部」(本書のまえがき)を参照のこと。 

 東日本大震災もあったし、その余波というか、近いうちに連動して大地震があるのではという根拠のない(?)予感めいた怯えもあって本書を手にした。1858年4月9日(安政5年2月26日)、飛越地震が富山・岐阜県境で発生した。北陸地方や飛騨国を中心に大きな被害をもたらした。

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2017/04/28

コンポストを狙うのはネズミ!

 今日も庭仕事。午後、予約していた本を引き取りに行き、買い物を済ませて、午後の五時から作業開始。二時間ほどの作業。

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→ 部分開館となっている新しい富山県美術館。オシャレ、開放的。屋上には子供の広場も。何より、あわただしい中、ちゃんとピントを合わせるいとまもないままに、スマホで撮影したにもかかわらず、こんなに綺麗に撮影できたことに感激。

 この数年、組合の役員をやっていて、庭や畑は片手間になっていた。特に庭はやや荒れ放題になっていた。その整理をするのはなかなか大変。それでも、この二週間ほどの集中的な作業で少しは片付いた。

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2017/04/27

木に寄り添う

 大震災は東北で良かった……。基地問題は沖縄で良かったという発想が政権にあるように思える。沖縄も東北も東京からは遠い。

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← 雨に打たれている苧環。品のいい紫の花びらが雨に似合う。 苧環の紫の傘の揺れる見ゆ

 普天間基地を辺野古に移転させる。全然、撤去じゃない。新しい機能を持った新しい基地を作る口実だ。東北は東京からは遠い。本土からは、沖縄はもっと遠い。本土の人たちの無関心さ。これが日本なんだ。

 今日は雨。プールへ行こうと準備して向かった。が、スタートが遅くて、断念。

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2017/04/25

揺れる世界 瀬戸際の世界

 世界は久しく続いた経済などのグローバリズムへの反動なのか、保護主義への動きが顕著。同時に、政治家には移民も難民も拒否し、自国(民)の利益を第一とすると主張する連中が目立ってきている(移民や難民については、日本は昔、イタリアの極右政党のリーダーが羨むほどの排他的な国家なので、この悩みは他人事である。

 日本は世界の動きに比べ、いち早く右翼政権が実現していて、移民も難民も拒否しているので(安い労働力として受け入れているが)、世界の保護主義的政権も羨む夢のような状態が実現している。どんな不正や不祥事を引き起こす政治家が出ようと、現政権は安泰で、野党など無きが如くである。

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2017/04/24

早まってはいけません

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→ これは去年の五月の庭の画像。

 ようやくここまで。というのも、帰郷して吾輩が庭の世話をするようになって、ほとんどつつじ(さつき)が開花しなかった。
 近所の庭は花盛りなのに、なぜ?
 理由がわかるのに五年を要した。
 四月になって、雑草が勢いづくようになって、草むしり作業に没頭する日々が続いた。その際、さつきなどの葉っぱが生い茂っていて、目障りに感じた。(予想されるように)四月の半ばに葉っぱの選定をやっちゃった。となると、いよいよ開花という時期を迎えても、花の芽をも剪定してしまったので、咲くはずがないのである

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2017/04/23

子を思う親の心に偽りはない

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← 裏庭に続く小道に一叢の苧環。まもなく開花。やがては苧環の小道にするつもり。

 二か月ぶりに書店へ。以前、まとめ買いしたし、旧蔵の本を読み返したりしていた。なんといっても、畑や庭仕事が忙しい。ようやく、庭仕事も目途がついた(と思いたい)。あとは、畑に野菜の苗を植えるだけ。プール通いも再開できる……はず。

 毎週一丁、豆腐を配達してもらっている。! ってことで、ジャガイモ麻婆豆腐を作ることに。初めて。前例があるかどうかも分からない。ま、他人に食べさせるのではない。食べて死ぬこともない。って、作って青のりたっぷり振りかけて食べたら、案外以上、予想外に美味い!

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2017/04/21

昨日はドブ浚い 今日はドブ整備

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→ 例の農資材置き場だった小屋。解体もほぼ終了。いよいよ小屋の直下を走っている排水溝の整備作業を始めた。素人の仕事なので、これでいいのか分からないが、とりあえず様子を見る。まだ、完成でないってこと。

 畑や庭仕事がピーク。五月の連休までにはめどをつけたい。今日は、砂利や苗木を買ってきた。ナシ、モモ、アンズを各一本。それに、小屋の下にあった溝も応急処置しないと。連休前には、野菜の苗も買ってきて、連休までには畑に植える。
 そうしたら、プール通いも再開できるかな。合間に合間に読書は、言うまでもないよね。
 などと書いた翌日の今日、上掲の画像にあるような作業を行ったわけである。

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2017/04/20

父のこと 蔵書をめぐって

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← 高田宏『木に会う』( 新潮社) 書庫をひっくり返して発見。父の蔵書か自分のか、分からない。良さそうなので、読んでみる。ただし、画像は単行本だが、所蔵しているのは文庫本版である。ずいぶん前に読んだような。

 今日も庭仕事。解体した例の小屋の角材などをさらに解体し、畑などの縁に敷き詰める。雑草除けなどの目的。さらに草むしりに溝浚い。溝の底などに水草などがへばりついている。
 理想を言えば、溝は土の小川に変えて、蛍の舞う光景を再現したい。吾輩がガキの頃は、田んぼの用水路だったこの細い溝のような川にも蛍が生息していた。
 夢はかなわないね。だって、今の溝はコンクリート舗装されてしまったから。蚊などの生息しないよう、今はむしろ水草などの雑草を撤去したほうがいいんだろうなー。

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2017/04/19

夫婦は琴瑟相和すべし

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← 例の農資材小屋を解体。トタン板は、選定した枝葉などを突っ込む、投棄場に使った。角材もあちこちに使う。最後の最後まで資材は使い尽くす。

 例の踏み切り事故。助けようとした男性も死亡した。悲劇。なんとかならなかったものか。例えば、踏み切りに監視カメラを設置し、異常事態が発生したら、自動的に非常ベルが鳴る、あるいは接近する電車にシグナルが伝わる、とか。システム面で工夫の余地はないのか。
 顔認識が可能な時代に、人(や動物)のセンサーを設置するのは(あるいは車センサーの人感センサーへのヴァージョンアップなどは)技術的には可能。コストの問題ですね。
 今回は、自殺しようとしていたらしいので、なおさら、困難。悲しい現実ですね。
踏切、救助男性は横浜銀行勤務 川崎市の2人死亡事故 - 西日本新聞

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2017/04/17

さて豚汁に控えしは…

 今日も庭仕事。過日、解体撤去した小屋。そのトタンの屋根や壁を選定した枝葉の投棄場所の囲いに援用した。これで枯れ枝などを山盛りできる。でも、まだまだ枝葉がたまっている。

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→ 毎年咲いてくれる花。名前、教えてもらったんだけど、忘れちゃったよ。やや淡色の我が庭を真っ赤な花で彩ってくれている。ボケ(木瓜)かな。

 今日の朝日新聞の書評特集の中に「古典百名山 カール・マルクス「資本論」 大澤真幸が読む」という囲みの書評が載っていた。
 いや、眼が見開かされる思い。
「資本論」には苦い思い。昔、読もうとして全体の6分の1も読めずに挫折。

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2017/04/15

草むしり作業などの合間に読書

 本日は晴天なり。外出日和。でも、生憎、吾輩は庭仕事。病院通いに草むしり。合間に読書。充実している?
 
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← 釜谷武志著『陶淵明』(ビギナーズ・クラシックス 中国の古典  イラスト/デザイン 谷口広樹 角川文庫) 「帰りなん、いざ…。そう言って田園に帰った詩人が残した魂の叫び!」だとか。

 釜谷武志著の『陶淵明』を読み始めた。
 折々だが、こうした中国の古典を読む。漢詩が好き。読み下し文がないと読めるわけじゃない。その意味で、読み下し文を呈してくれる学者に感謝しないといけない。漢詩に魅力を感じたのは、高校時代、漢文の授業で。決定打は、中島敦の山月記かもしれない。

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2017/04/14

懊悩は肉体の異変の結果に過ぎないのか

 NHK総合で放送されている、「総合診療医 ドクターG」は好きな番組で、録画してでも見るようにしている。

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← R.D.レイン 著『引き裂かれた自己 ─狂気の現象学』 (天野 衛 翻訳 ちくま学芸文庫) 「ドゥルーズ=ガタリらの現代思想や、今日のサブカルチャーにも多大な影響を与えつづける古典的名著」です。ある意味、我が青春の書でもある。

 毎回、興味ある展開で見逃せない。
 体への関心もあるが、自分の体が心配だからでもある。

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2017/04/13

ホ~~ケキョケキョ!

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→ 十年ほど前、新聞配達していたことがある。ほぼ配達が終わるころ、夜が明け始める。水田が鏡となり、こんもりとした中州のような小山の森が空にも水かがみにも浮かび上がってくる。体を使う仕事、汗を流す仕事。今日、庭仕事していて、ふと思い出した。

 自宅の庭でウグイスの鳴き声を聞いた。ホ~、(ホケキョじゃなく)ケキョケキョ、って感じ。こういう時、ちゃんとしたカメラが欲しくなる。シャッターチャンスを望遠でしっかりと撮る!

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2017/04/12

クンデラの『笑いと忘却の書』に共謀罪を思う

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← 紅葉(カエデ)の緑化の速さ。すごい。つい先日まで枯れ木のようだったのに。紅葉もいいけど、瑞々しい今のモミジもいい。

 過日、ジャスティン・ソネンバーグ/エリカ・ソネンバーグ著の『腸科学』を読了した。これで、腸内細菌など人間に生息する(あるいは細菌の海に辛うじて人間が生きている)微生物関連の本の講読は、とりあえず終了する。
 これらの本を読んでの感想はいろいろ書いてきたが、ここに改めて大雑把なメモを幾つか書いておく。

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2017/04/10

壁の向こうはアンタッチャブル

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→ 開花宣言が出たと思ったら、あっという間に満開に。昨日、土曜日は、市街地でチンドンコンクールがあったりとか、人の出が多くて、富山にこんなに人がいたのかと驚くほど。午後には雨が予想されていたのが、天も我々に味方してか、降ったのは、夜半を回ってから。快晴じゃなかったけど、まずますの桜見物日和かな。

 プレミアムシネマ「アンタッチャブル」を録画で見た。数十年前の人気ドラマだった、あのアンタッチャブルだと思い込んで。再生したら、87年のあのケビン・コスナー(とショーン・コネリー)の主演作品だった。めったに映画館に足を運ばない自分が映画館で観た映画。

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2017/04/08

自宅での入浴で春を実感

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← 目崎 徳衛著『百人一首の作者たち』 (デザイン: 鈴木正道 角川文庫ソフィア) 「王朝時代を彩る百人百様の作者たち。親子・恋人・ライバル・師弟などが交差する人間模様を、史実や説話をもとに丹念に解きほぐす。歌だけでは窺い知れない作者の心に触れ、王朝文化の魅力に迫るエッセイ」だとか。

 目崎 徳衛著の『百人一首の作者たち
 まだ読みかけなのだが、やはり、従前のありがちな百人一首本と違う。本格的。安直な読みやすいカラフルな本じゃ、和歌に絡む奥深い世界は素通りだなって感じている。その分、ささっとは読み通せないけどね。

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2017/04/06

資材小屋…なくして覚える喪失感

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←  この小屋、いよいよ今日にも解体する。一人でどこまでできるか、不安。どうやって解体するかも分からない。ぶっつけ本番でやるしかないか。この画像(小屋の状態)は、今朝まで有効。午後には撤去。

 それにしても、押せばぐらつく感じだったのに、いざ、撤去となると、釘や補強木材などで十分に耐久性を確保されていて、釘を抜いたり、トタンを剥がすだけでも、一人きりの作業だと重労働だった。結局、大よその作業をするだけでも3時間以上を費やした。疲れた。当初は作業を二時間で終えて外出のはずだったけど、買い物しかできなかったよ。

 なんとか、やりきったけど、思えば、父母らが畑や田圃で働くための資材がいっぱい収められていた小屋がなくなったことになる。父母が、吾輩のみならず家族の汗が滲む小屋の喪失。喪失感というべきか。
 もう十年の前から稲作は止めたし、畑はほんの猫の額程度。納屋もあることだし、この小屋の必要性はとっくになくなっていた。倒壊の恐れもあったし、いつかは壊さないといけなかったのだけど、なくなると感懐が深い。

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2017/04/05

書庫は宝の山かも

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→ 車道沿いの細長い花壇に茂る雪柳。思いっきり開花。うーむ。背景が白っぽくて、せっかくの雪柳の白が目立たないのが惜しい。

 近く自費出版する予定の本。見本刷りの本を入手。今夜から校正作業。本の題名は、「メロンの月」。短編集です。東京在住時代に、郷里を、それも遠いガキの頃の我が郷里を想いつつ(思い起こしつつ)創作した作品の数々。

 書庫を覗いてみたら、目崎さんの本『数奇と無常』を発見。

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2017/04/04

ニーノ・ロータはクラシックの作曲家

 水滸伝(の現代語訳)を読んでいる。面白い。もっと若いうちに読んでおけばよかった。いわゆる血沸き肉躍るって英雄ドラマだね。文学性はともかく、大衆性がたっぷり。ただ、女性にはつまらない本かもしれない。

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← ベラージュ世界文学全集 > 世界文学全集 7・8巻 金聖嘆 水滸伝 全2冊 佐藤一郎訳 集英社版 これは上巻(第7巻)。

 新・水滸伝 - 吉川英治の小説が有名だけど、北方謙三の水滸伝が直近かな。さらに「戯作家曲亭馬琴は特に水滸伝を日本を舞台とする物語に取り入れ、代表作となる『椿説弓張月』や『南総里見八犬伝』を書いた」とか。そういえば、遠い昔、横山光輝作の漫画版「水滸伝」をチラ見したような。面白いとは思えなかったが。『南総里見八犬伝』は未読である。今後も読めるかどうか。

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2017/04/02

教育勅語に上皇に時代錯誤も甚だしい

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→ 郷里の川・神通川富山市というより、富山県のど真ん中を流れる一級河川。若いころ、この土手への道が散歩ルートだった。土手から夕陽を幾度、眺めたことやら。

 遅い朝。何も食べるものが無くて、冷凍庫の中をごそごそ。鍋物の具材が幾つも。もう四月だし、冷凍庫の中を片付けるってことで、即席ラーメンにフやら何やらごちゃごちゃに入れた。見栄えもひどいが、味もひどい。とてもじゃないけど、人には見せられないよ。

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