学校…理系と文系の泣き別れ
読書体験を重ねるのは、山の高みへ、一歩一歩、登っていくようなもの。登れば上るほど、頂上の険しさを実感し、眺望の広がりの果てないことを思い知る。とはいえ、読解力の劣化を痛感する今日この頃。まあ、望むらくは、せめて気が付いたら、麓にもどっているなんてことのないことを祈るのみ。
← ジョン・D・バロウ 著『数学を使えばうまくいく―アート、デザインから投資まで数学でわかる100のこと』(松浦俊輔/小野木明恵 訳 青土社)
プール通い12回目。今日は12往復。最後、1往復だけ、平泳ぎ。やっぱり、下手くそ。前に進まない。隣のレーンをゆっくり歩いていくご婦人にあっさり追い抜かれていく。どうして前進しないのか、不思議だ。沈まなくなっただけ、ましだが……。
通い始めて約一ヶ月。体重が変わらん! せいぜい週に二度のプール通いでは、効果が出るはずもないと分かっているのだが。実際、疲れるしお腹が減るので、余計に食べちゃうんだよなー。ま、気長に無理せず頑張らないと。
ジョン・D・バロウ 著の『数学を使えばうまくいく―アート、デザインから投資まで数学でわかる100のこと』を本日(金曜日)読了。
「文学から彫刻、建築、ダンス、そして投資までを数学的視点で読み解き、わたしたちの世界に隠された秘密を明らかにする」といった内容。
小生の常で、読書に際しては、文系の本と理系の本を並行して読む。
さすがのバロウの著で、特にバロウの本に慣れ親しんできた者には、楽しく読める。……と言いつつ、やはり、吾輩は数式は苦手だ。でも、本文を読んで行けば、大よそこのことは理解できるから、いいんだもん!
理系と文系は(少なくとも日本においては)早くも高校で進路が分かれ、大学となると、全く別個の教育が施される。数式が出た瞬間、拒否反応を起こすという人も多い。
そうはいっても、この現実の世界が、理系と文系というふうに截然とわかれているわけもない。建築という三次元空間の芸術。あるいは時間の芸術である音楽、さらには平面のはずの絵画にしても、数学で分析すると、文系の頭では抽出しようのなかった理解が可能になったりする。
期待を込めてだが、理系の大学でも哲学から学ぶことを教養とすべきだし、文系の進路であっても、数学的理解の面白みを体験させるべきだろう。
積水ハウスの「私という家」のCMで踊っているダンサーが気になって調べてみた。バレエダンサー・コンテンポラリーダンサーで振付家の平山素子さんだって。「北京オリンピックのシンクロナイズドスイミング日本代表デュエットチーム(銅メダル獲得)の振付の新作に協力するなど」しているとか。
「平山素子オフィシャルウェブサイト」
卒業式華やかな日々。思い出したくもないが、中学も高校も大学も、会社を辞めたときも、いつも一人でその場を去ったっけ。もしかしたら小学生の時も? 遠足も一人で居場所を探して、ひたすら歩き回る。当時の自分が可哀そうでならない。そして今も一人。
思えば、学校の卒業式は、檻から出るようで、淋しみもあり、解放感もありだったかも。辛かったのは遠足。一日中、居場所を探す、しかも、仲間がいないことを周りに気づかれないように。遠足のバスでも(隣に座ってくれる人がいなくて)座る場所に困ったものです。
苦肉の策は、追い詰められてのことだけど、はぐれ者同士が吹き溜まりというか寄せ集めみたいになって、同病相憐れむ偽装(?)グループを作ってみたり。
バスガイドのお姉さんに話しかけるのが楽しかった、なんて夢のような話です。私にはそんな知恵も気さくさもなくて、バスの奥のほうで不毛な時間を持て余していました。高校は幸か不幸か受験校だったので、遠足の類はなくて、ちょっと気楽。一人で過ごすノウハウも蓄えてきたし。恋の季節でもあったっけ。
中学の一年のころ、ある意味、開き直りというのか(成績がクラスで最低から3番以内、学年でも下から十番以内を確保!)、授業中、駄洒落やギャグを飛ばすのが好きだった。笑わせるのが嬉しくて。あまりにひどいので、中学の二年になって、近所に開設された学習塾に押し込まれました。
保育所時代から好きだった女の子。小学校どころか中学に入っても片思いが続いた…。そして、中学の卒業式の日、目の前でその子が格好いい男の子にラブレターを差し出したりして。よりによって、オレの目の前で! ショックで、しょんぼりして一人、帰りましたとさ。
今日(木曜日)は春麗ら。まずまずの卒業式日和。袴姿の女の子が、あちらこちらに。髪もパーマをかけて、オシャレ。一方、男は黒の背広姿。ちょっと見、リクルートルック。富山じゃ、男子の袴姿っていないのか。卒業式の男女の格好って、パターンが決まっているような。ファッショナブルのようでいて、紋切り型。
昨夜、ふとテレビを見たら、日本でのパンダの飼育方法が特集されていた。従前の、子供が生まれた際、安全のため(親が子供を圧死させることがあるなど)、親から子供を引き離す飼育方法が中国など、世界の標準だった。それを十年前から日本は変えた。可能な限り、母親から子供を離さないで育てる。
初耳なのだが、パンダは、群れじゃなく、孤立して生きるんだとか。なので、仲間意識を含め、親子の温もりや親の愛情を注がれるのは、ホントに子供の頃だけ。親の愛(ふれあい)を知らずに育つと、大人になっても雌雄の接近が稀になるのだとか。子を産んでも子育てを放棄してしまいがちだとも。そうした日本式飼育方法が、本場中国を始め世界で評価されているとか。…なんて、ホント、パンダの愛くるしさにまいっちゃう。
50年の歴史を持つ我が組合。その解散に自分が主導的な役割を果たすとは。組合がない会社なんて、とは思うけど、執行部を担う人材が見つからない。組合の話を聞く耳がない経営陣。解散しても、組合員(同僚)たちの仲間意識だけは大切にしたいな。
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