バスキアを小道具に使うなんて
NHKが深夜に放送しているドラマ『スリル!』は、何故だか観ているのだが、『スリル!黒の章』第1話を観て、ちょっと驚いた。バスキア風の名画が映っているではないか。模した作品なんだろうが、敢えてこんなアヴァンギャルドな絵を使うとは、飛んでるねー。バスキア、畏怖すべき画家である。
→ ジャン=ミシェル・バスキア 作品 拙稿「バスキアの剥き出しの詩情の傷ましき」などを参照のこと。どう見ても、バスキアの画風と思われる絵が、ドラマの小道具に使われていることに、ややショック。これも時代なのか、それともプロデューサーの好みなのか、あるいは原作に出てくるのか、脚本家の遊び心なのか。
ナボコフは、サルトルの『嘔吐』や、セリーヌの『夜の果ての旅』を酷評していることは予てより知っていた。今、読んでいるエッセイ集の『ナボコフの塊』でも、同様に。自分が凄いと感じた作品をそれなりに畏敬の念を抱いている作家にけなされると、残念に思う。
今日もプール通い。25メートルプールを9往復。ほとんどがクロールだけど、平泳ぎも少々。平泳ぎすると、何故だか段々沈んで行くような……。気のせいだと思うけど。
平泳ぎ、最初の5メートルくらいは勢いで行くんだけど、そのあとは、段々沈んで行って、15メートル進むと、プールの底を這っている。それでも頑張ると、浮かばないかもしれない。気が付くと、立ち泳ぎでホント、喘いでいる。何が悪いのか。
← 伊坂 幸太郎【著】『仙台ぐらし』(集英社文庫)
今朝未明、伊坂 幸太郎著の『仙台ぐらし』を読了した。
「仙台に暮らす心配性の著者が、身の回りで起きたちょっとおかしな出来事を綴る」といった本。
本書については、昨日のブログ日記で以下のように書いている:
そういえば、今、車中などでの待機中に『仙台ぐらし』(集英社文庫)を読んでいるのだが、この著者の伊坂 幸太郎も、仙台に所縁のある作家である。
1971年5月生まれの伊坂 幸太郎だが、大学は、東北大学法学部で、且つ作家専業になってからも、仙台在住だという。ちなみに、同氏が在籍していた「時期の東北大学には、薬学研究科に瀬名秀明、文学研究科に佐藤賢一、理学部に松崎有理と円城塔など、後に小説家として著名になる人物が在学していた」とか(「伊坂幸太郎 - Wikipedia」より)。
いずれにしても、小生が仙台に在住していた頃とは、時期的に重ならない。でも、東北大関係者にも錚々たる作家たちがいるってことが嬉しいやら誇りやら。
本書の存在については、ネッ友に教えていただいた。仙台に所縁の作家とあれば、読まないわけにいかない。
東日本大震災などを挟んでの、書き下ろしの本らしいが、ちょっとくだけすぎる書きぶりで、もう少し作家らしい記述が欲しかった。エッセイは苦手というが、今は少しは上達しているんだろうか。
小生は、今、郷里の富山に暮らしている。なので、富山関連の作家(小説)などに触れることは多くなるのは当然として、学生時代を過ごした仙台に関する話題、特に作家などについて、これからもっと積極的に取り上げていきたい。
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