ファラオとピラミッド展や「巨無と虚無」展へ
「舞台の上の美術館Ⅱ KYOMU~巨無と虚無~」展( AUBADE HALL)へ行ってきた。作品も巨大だったが、舞台が大きいことに驚いた。いつもは、幕で奥が隠されているんだって、初めて気が付いた。考えてみるまでもなく、フルオーケストラだといつもの広さじゃ、無理なんだね。:
「舞台の上の美術館Ⅱ KYOMU~巨無と虚無~ AUBADE HALL」
→ 舞台の上の美術館だという。この舞台、テニスコート7面分にもなるとか。
県民会館で開催の「黄金のファラオと大ピラミッド展」へ行ってきた。「舞台の上の美術館Ⅱ KYOMU~巨無と虚無~」に続いて。天気晴朗なので、自転車を駆っても気持ちがいい。ガキの頃から、(御多聞にもれず)ピラミッドとかファラオとか、スフィンクスとかに魅せられてきた。
はるか4500年前、古代エジプトにピラミッドが建造された大いなる時代の至宝の数々とか、冥府への舟とか、興味津々。でも、やはり、未だに謎の残るピラミッド、いつかは本物を観たい!
「黄金のファラオと大ピラミッド展 – ツタンカーメンと並ぶ3大黄金マスク、ついに富山へ!」
← 舞台の上には、高さ9メートルの巨人が二体。作者は、造形作家の清河北斗。 「清河北斗 Hokuto Kiyokawa official website STUDIO-HOT」参照のこと。会場の外、エントランスフロアーにも、「無限軌道型 骨相像」と題された、巨大な戦車のキャタピラーのような造型作品が。「獣者」も。
上掲サイトによると:「世界一のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館から、ツタンカーメン王の黄金のマスクと並ぶ3大黄金マスクの一つ「アメンエムオペト王の黄金のマスク」や「クフ王の銘が入った彫像」、美しく壮麗な「彩色木棺」など、監修者の吉村作治氏が18万点の収蔵品から選び抜いた100点余りを展示します」だって。
まだ詳しくは書けないけど、結構、大きな決断が迫られている。十年越しの実現。親戚とかは反対するだろうけど、生きないとね。でも、決断の時は来週に持ち越されちゃった。
→ 高さ9メートルの巨人と共に、舞台の上には、長さ12メートルの巨大さなぎが。作品名は、「仮様船」か。
仙台での学生生活時代、東京在住時代などに買った本、アパートには置き切れず、段ボール箱に詰めてどんどん、田舎に送っていた。最初は、廊下のスチール書棚に収めてくれていたけど、段々、置き場に困って、段ボール詰めのまま縁側の廊下に、ついには、蔵の奥に山積みに。
蔵の奥に押し込まれた段ボール箱の山は、歳月を経て、忘れ果てられ、十年程前、帰省した時には、埃をかぶって。埃だらけならまだしも、なんと、段ボールがネズミか何かに食い破られ、中の書籍も朽ち始めていて。
← 巨大さなぎの口の辺り? さなぎの表皮には、平井千香子の手により、複雑な文様が描かれている。「仮様」を描くのに、製図ペンを800本以上、使ったとか。
ボロボロの我が蔵書たち。救える本は手元に残したけど、数百冊の運命はあの世へ。ゴメンよ。便り一つ送らなかったオレが悪いんだ。あの薄暗い蔵の奥で、みんなどんな鬱屈した思いで耐えていたことやら。
ああ、でも、もっと悲しい別れも。東京在住時代、貧乏生活を長く送って、田舎に本を送ろうにも、その小荷物代にも困るようになって、最後の十年は書棚だけじゃなく、狭い部屋の壁際に山積みに。我が蔵書で一番の、というか、唯一の自慢の蔵書は、絵画などの展覧会の図録。本屋さんで買った画集なんかじゃないので、手に入りにくい図録が300冊ほど。
→ 日本画家・平井千香子作品。題名は忘失。 作者については、「平井千香子×墨 「弦」装画 展 日々のこと」や「「リズム」平井千香子 展|まちづくりとやま」などを参照のこと。
ああ、そういった我が宝物たちの運命は如何に。そう、売り払! 事情があって帰郷を迫られたのだが、生活費にさえ窮する吾輩に引っ越し代を用意する能もなく、蔵書の大半は、古書店に渡り、幾ばくかのカネになり、引っ越し騒動の最中に儚く消え去っていったのだった。我が愛する、ささやかなる蔵書たちよ、風と共に去りぬ~~~~!
ということで、吾輩は蔵書家にも、まして愛書家にもなる資格はない。自分の本に対し、カネに窮して売り払うなんて、冷たすぎるし、根性ナシだ!
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