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2017/02/19

日本は演歌と木造家屋

 作曲家の船村徹さん死去。村田英雄さんの「王将」、「別れの一本杉」(春日八郎)、「ひばりの佐渡情話」(美空ひばり)、「矢切の渡し」(細川たかし)、「みだれ髪」(美空ひばり)、「東京だよおっ母さん」(島倉千代子)などなど、きりがない。久しく、演歌……元気がないなー。

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→ 「和モダンvol.9 木を生かした住まい

 正直言って、村田さん、春日さん、三橋さん、美空さんなど、生前は凄い歌手たちだなー感じつつ、ちょっと毛嫌いしていたような。でも、亡くなった途端、凄い歌手だったと、率直に認めるようになった。演歌臭ってのは、濃いからかな。ああ、リアルタイムでもっとじっくり視聴すればよかったと、懐メロ番組などを見ながらつくづく思ったものです。

 「和モダンvol.9 木を生かした住まい」や「里山資本主義 」を読んでいる最中。共通項の一つは、木材を生かす(つまりは森林を生かす)ってこと。日本は国土の3分の2が森林。なのに、森林の資源の利用率は非常に低い。つまり、住民や政治家の意欲によってはとてつもない可能性があるってこと。

 築60年以上の我が家。改築は無理として改装したい。でも、専門家の意見だと、土台自体が危ういとか。ってことは、改装なんて論外ってこと? やはり、将来、庭にマイカー(電気自動車)を置いて、そこに住むか。結構、本気で考えている。

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← 藻谷 浩介,NHK広島取材班 著『里山資本主義  日本経済は「安心の原理」で動く』 (角川oneテーマ21)

 ということで、今夕、ジョージ・エリオット著の『ダニエル・デロンダ』(松籟社刊)全三巻を読了したのだが、この感想は後日として、今日は、今読んでいる最中の藻谷 浩介,NHK広島取材班 著の『里山資本主義』 から、今回は特に、CLTについての情報を。

 数年前、木造3階建て学校の実大火災実験の模様がNHKのニュースなどで報じられていた:
プロジェクト研究「木造3階建て学校の火災安全性に関する研究」
 すでに木造3階建ての学校は立てられつつあるようだ。

 一方、オーストリアなどヨーロッパでは、木造3階どころか、十階建てのビルやマンションもできているようだ。それを可能にしているのが、CLTなのである。

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→ 「ウィーンの木造集合住宅」 CLTを使った木造高層ビル。 (画像は、「日本の風景が変わる!CLTを使って木造高層ビルに挑め! « 日本再生の鍵を探せ 企業 × 学校 物語メディア Biglife21 ビッグライフ21」より)

 CLTとは、「Cross Laminated Timber=クロス・ラミネーテッド・ティンバー」と呼ばれる集合材の略で、「繊維方向に揃えたラミナと呼ばれる板をクロスに重ねて接着剤で圧着した木材で、日本名は「直交集成材」と称される」。

 ヨーロッパでは、「すでに9、10階建ての高層ビルやマンションもある」とか。軽量で、且つ断熱性に優れている。耐火性は鉄筋よりはるかに優れているとか。課題はコストだが、これは技術と量産体制の確立に関わること。

 ヨーロッパに追いつき追い越せと、日本でもこの数年、研究や技術開発が急ピッチで進んでいる。国の許認可や法整備も、同様に進んでほしいものだ。
 詳しくは、「CLT建築推進協議会」など参照のこと。

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← 横浜・港北ニュータウンに昨年オープンした木造4階建ての商業施設「サウスウッド」(2013年11月1日、横浜市都筑区) (画像は、「2020年、東京が「木造ビルの森」に 驚愕の新工法  :日本経済新聞」より)

 藻谷 浩介,NHK広島取材班 著の『里山資本主義』にて強調されているのは、木造家屋やビル・マンションを作るメリットは、軽量とか耐熱性能の優秀さもさることながら、日本の国土の3分の2を占める山林の木々が今や伐採の好機を迎えていること、さらには木材の地産地消が可能になり、のみならず、エネルギーの地産地消も可能になるってことなのである。地域振興の切り札の一つになりつつあるとか。

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