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2017/01/27

「蒲原」ならぬ茅屋の窓から世界を想う

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→ 与謝蕪村の有名な《夜色楼台図》をチラッと連想したっけ。夕景と朝の景色との違いはあるけど、雪が深く積もると、昼間でも人の通りが少ないし、逆に夜でも雪明りが世界をぼんやり明るくさせてくれるので、時間の感覚が曖昧になる…だから夜とか昼とかも意味がなくなってしまうような。 そうそう、広重の「蒲原」の絵も好きなのです。

 今日(木曜日)は朝から快晴。青空、久しぶりに見るような。雪もいいけど、やはり、青空には敵わないね。
 消雪装置のある道路などは雪はかなり消えているけど、田畑の雪は残っている。
 真っ青な空の下、広がる雪野原。これが吾輩の原風景なのかな:「真冬の明け初めの小さな旅
 今は、かなりマンションやビルもできて、風景は一変してきたけどね。

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← これは昨日(水曜日)の朝の光景。その日のお昼には雪は止むと予報が伝えていたのが望み。

 裏庭に面する風呂場の屋根の庇には氷柱。 気温が高いので、氷柱が大きくなるより、溶けるほうが早い。なので、氷柱はこの程度の大きさ。 今日は昨日より4度か5度ほど気温が高くなる……ってことは、根雪が溶けるってこと。
 次の寒波が襲う前に、太陽よ、里の雪を搔き消してくれ!

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→ これはつい先ほど(十時過ぎ)に撮った裏の台所から撮った真っ青な空。

 以下は、「読書メーター - あなたの読書量をグラフで管理」において、管理人のYuriLさんが主宰する「英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!」から、小生がこれまでに読んだ本をリストアップしたもの:
英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊 – iREAD @ YuriL

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← 『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術』(編:光化学協会 監:井上晴夫 講談社ブルーバックス) 「生物に必要な地球上の酸素とエネルギーは植物や藻類が長い時間をかけて「光合成」と呼ばれる太陽光を利用した光化学反応によって蓄積してきた。近い将来直面する環境・エネルギー問題はやはり、太陽光と水だけでエネルギーを創り出し、二酸化炭素を再利用するクリーンな「人工光合成」に頼るしかないのか!? 生物の進化を支えてきた光合成のしくみから、夢の新エネルギーを実現するための要素技術までをわかりやすく解説する」といった本。三週間ほど前には、 竹村公太郎著の『水力発電が日本を救う』(東洋経済新報社)を読んだばかりである:拙稿「竹村公太郎著『水力発電が日本を救う』に共鳴」参照。日本の政権は、原発という地震(火山)国である日本の風土には危険極まりない施設への肩入れを止め(廃炉ビジネスに特化すべし)、未来につながる、再生可能エネルギーへのシフトをもっと鮮明にすべきだろう。隣国の台湾でさえ、福島原発事故を契機に、脱原発法を可決したのだ。日本の政府は恥ずかしくないのか:「台湾立法院、脱原発法を可決 再生エネ切り替えがかぎ:朝日新聞デジタル

 他にも読んだものがあるような気がするが、記憶が曖昧になっているので下記に限った。
 なんたって、読書歴は、(童話を除いて)活字本を読み始めて、そろそろ半世紀になる。馬齢を重ねた割には、読んだ本の数(種類)が少ない。若いころは、哲学本にシフトしていたから、仕方ないけどね。
 さらに、今、読んでいる最中のジョージ・エリオットの「ダニエル・デロンダ」や、これまた数年をかけて読んでいる最中であるプルーストの「失われた時を求めて」も、当然ながら除外している。
「ドン・キホーテ」などは、若いころ、井上究一郎さん訳の「失われた…」と同じ時期、半分ほどは読んだが、当時、共に全編を読み通すことはできなかった:

 

『トム・ジョウンズ』 ヘンリー・フィールディング
『死せる魂』 ニコライ・ゴーゴリ
『オブローモフ』 イワン・ゴンチャロフ
『フィネガンズ・ウェイク I, II, III & IV』 ジェームズ・ジョイス
ニューヨーク三部作(『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』) ポール・オースター
『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティ
『緋色の研究』 アーサー・コナン・ドイル
『罪と罰』 フョードル・ドストエフスキー
『レイチェル』 ダフネ・デュ・モーリア
『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
『ジャッカルの日』 フレデリック・フォーサイス
『スミラの雪の感覚』 ペーター・ホゥ
『香水』 パトリック・ジュースキント
『テレーズ・ラカン』 エミール・ゾラ
『他人の顔』 安部公房
『ウージェニー・グランデ』 オノレ・ド・バルザック
『ゴリオ爺さん』 オノレ・ド・バルザック
『異邦人』 アルベール・カミュ
『恐るべき子供たち』 ジャン・コクトー
『大いなる遺産』 チャールズ・ディケンズ
『カラマーゾフの兄弟』 フョードル・ドストエフスキー
『響きと怒り』 ウィリアム・フォークナー
『法王庁の抜け穴』 アンドレ・ジッド
『老人と海』 アーネスト・ヘミングウェイ
『荒野のおおかみ』 ヘルマン・ヘッセ
『知と愛』 ヘルマン・ヘッセ
『若い芸術家の肖像』 ジェイムズ・ジョイス
『ユリシーズ』 ジェイムズ・ジョイス
『息子と恋人』 D・H・ロレンス
『活火山の下』 マルカム・ラウリー
『特性のない男』 ロベルト・ムージル
『ライ麦畑でつかまえて』 J・D・サリンジャー
『父と子』 イワン・ツルゲーネフ
『ドリアン・グレイの肖像』 オスカー・ワイルド
『灯台へ』 ヴァージニア・ウルフ
『ダロウェイ夫人』 ヴァージニア・ウルフ
『エマ』 ジェーン・オースティン
『ジェーン・エア』 シャーロット・ブロンテ
『嵐が丘』 エミリー・ブロンテ
『レベッカ』 ダフネ・デュ・モーリア
『アダム・ビード』 ジョージ・エリオット
『フロス川の水車小屋』 ジョージ・エリオット
『ボヴァリー夫人』 ギュスターヴ・フローベール
『狭き門』 アンドレ・ジッド
『若きウェルテルの悩み』 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
『テス』 トマス・ハーディ
『緋文字』 ナサニエル・ホーソーン
『武器よさらば』 アーネスト・ヘミングウェイ/
『美しさと哀しみと』 川端康成
『笑いと忘却の書』 ミラン・クンデラ
『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ
『危険な関係』 コデルロス・ド・ラクロ
『チャタレイ夫人の恋人』 D・H・ロレンス
『コレラの時代の愛』 ガブリエル・ガルシア=マルケス
『人間の絆』 サマセット・モーム
『心は孤独な狩人』 カーソン・マッカラーズ
『贖罪』 イアン・マキューアン
『エゴイスト』 ジョージ・メレディス
『南回帰線』 ヘンリー・ミラー
『風と共に去りぬ』 マーガレット・ミッチェル
『ロリータ』 ウラジーミル・ナボコフ
『サルガッソーの広い海』 ジーン・リース
『悲しみよ、こんにちは』 フランソワーズ・サガン
『瘋癲老人日記』 谷崎潤一郎
『アンナ・カレーニナ』 レフ・トルストイ
『初恋』 イワン・ツルゲーネフ
『最後の物たちの国で 』 ポール・オースター
『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル
『鏡の国のアリス』 ルイス・キャロル
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 フィリップ・K・ディック
『フーコーの振り子』 ウンベルト・エーコ
『蝿の王』 ウィリアム・ゴールディング
『素粒子』 ミシェル・ウエルベック
『素晴らしい新世界』 オールダス・ハクスリー
『ねじの回転』 ヘンリー・ジェイムズ
『審判』 フランツ・カフカ
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キース
『ソラリス』 スタニスラフ・レム
『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹
『1984年』 ジョージ・オーウェル
『星の王子さま』 アントワーヌ・サン=テグジュペリ
『フランケンシュタイン』 メアリー・シェリー
『ジキル博士とハイド氏』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン
『吸血鬼ドラキュラ』 ブラム・ストーカー
『オトラント城奇譚』 ホーレス・ウォルポール
『タイム・マシン』 H・G・ウェルズ
『宇宙戦争』 H・G・ウェルズ
『オルランドー』 ヴァージニア・ウルフ
『アンクル・トムの小屋』 ハリエット・ビーチャー・ストウ
『ペスト』 アルベール・カミュ
『恥辱』 J・M・クッツェー
『夷狄を待ちながら』 J・M・クッツェー
『アンダーワールド』 ドン・デリーロ
『荒涼館』 チャールズ・ディケンズ
『オリバー・ツイスト』 チャールズ・ディケンズ
『地下室の手記』 フョードル・ドストエフスキー
『白痴』 フョードル・ドストエフスキー
『ミドルマーチ』 ジョージ・エリオット
『サイラス・マーナー』 ジョージ・エリオット
『感情教育』 ギュスターヴ・フローベール
『贋金つくり』 アンドレ・ジッド
『レ・ミゼラブル』 ヴィクトル・ユーゴー
『魔の山』 トーマス・マン
『ベラミ』 ギ・ド・モーパッサン
『怒りの葡萄』 ジョン・スタインベック
『赤と黒』 スタンダール
『虚栄の市』 ウィリアム・メイクピース・サッカレー
『トム・ソーヤーの冒険』 マーク・トウェイン
『眩暈』エリアス・カネッティ
『夜の果てへの旅』 ルイ=フェルディナン・セリーヌ
『闇の奥』 ジョセフ・コンラッド
『ロード・ジム』 ジョセフ・コンラッド
『ロビンソン・クルーソー』 ダニエル・デフォー
『誰がために鐘は鳴る』 アーネスト・ヘミングウェイ
『シンドラーズ・リスト』 トマス・キニーリー
『オン・ザ・ロード』 ジャック・ケルアック
『百年の孤独』 ガブリエル・ガルシア=マルケス
『白鯨』 ハーマン・メルヴィル
『パルムの僧院』 スタンダール
『宝島』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン
『ガリバー旅行記』 ジョナサン・スウィフト
『戦争と平和』 レフ・トルストイ
『ハックルベリー・フィンの冒険』 マーク・トウェイン
『八十日間世界一周』 ジュール・ヴェルヌ
『地底旅行』 ジュール・ヴェルヌ
『カンディード』 ヴォルテール
『モロー博士の島』 H・G・ウェルズ
『ケイン号の叛乱』 ハーマン・ウォーク

 必読小説1000冊で、翻訳されていない本があまりに多いことに(今更ながら)衝撃。
 思えば、明治以降、日本の先覚者たちが懸命に翻訳してきた。文豪と呼ばれる人は、日本の文学などへの造詣が豊かであること、同時に海外の本(主に欧米の本に偏っていたが)を翻訳紹介してきたからでもある。
 海外(欧米)の文学の現状をそれなりに訳してきてくれていた。その功績は大なのは言うまでもないが、紹介される文学が制約されていたがゆえに、教養としての文学が成り立ちえたように思う。
 世界文学全集も可能だと思われてきたわけだ(少なくとも自分は、情けない事ながら、高校や大学の頃は、世界の常識的な古典は読みつくせる日がありうるという幻想に生きていた)。
 けれど、この必読小説1000冊を見ても分かるように、翻訳ものだけでは、いかに狭い範囲の世界の文学しか知らないことか。
 自分には素養も語学力もないので、力量のある方には、もっともっと世界の文学(欧米や南米だけじゃない、中国や韓国だけじゃない、中東やアフリカなどなどの文学)を紹介してほしいと思う。

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