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2016/02/27

カミオカンデの光と影

 以下は、過日、神岡(岐阜県)にある東大の宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設へ行ってきたことにちなむ呟きの数々:
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→ 「東京大学宇宙線研究所 附属神岡宇宙素粒子研究施設」 地下実験施設は池ノ山の地下1000メートルに設置されている。
 

仕事で神岡(岐阜県)にある東大の宇宙線研究所付属神岡宇宙素粒子研究施設へ行ってきた。といっても、(スーパー)カミオカンデを見学できたわけじゃない。あくまで、研究棟(講義棟)の傍へ。でも、近くの地下に巨大施設があると思うと、感激するね。

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2016/02/26

上野 千鶴子『発情装置』を読む…男女の非対称は死に至る病

 上野千鶴子著の「発情装置 新版」 (岩波現代文庫) を読んだ。富山出身ということもあり、前々から気になっていた書き手(学者)。ようやく手にした。冒頭から、ズケズケ言う語り口にびっくり。小気味いいね。人気が出るわけだ。

Eros

← 上野 千鶴子【著】『発情装置 (新版)』(岩波現代文庫) 

 目次(本文)の冒頭に、「おまんこがいっぱい」なんてあって、これを男性が書いたら顰蹙ものだが、上野さんだからこそ、ありなのだろう。
 個人的には、「北村透谷をめぐって」という章が面白かった。北村透谷が恋愛讃歌を唱っているようで、その実、女性嫌悪の情に凝り固まっていることを的確に指摘。恋愛の非日常を称揚しつつ、結婚の日常と保守性とを憎んでいると喝破。男たちの無責任な自己中心性を嘆いている。
 ホント、小気味いい文章である。

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2016/02/24

見る人が分かればいいと二日月

 過日、NHK 日曜美術館を見ていたら、思わずほれぼれするような絵に遭遇した。

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→ 川合玉堂「二日月」(明治40年 墨画淡彩・絹本・軸・1幅 86.4×139.0 東京国立近代美術館

 見ようと録画しておいたのは、東京在住時代に好きになった向井潤吉の特集(「民家巡歴 向井潤吉の戦後|NHK 日曜美術館」)を見るためだった。
 作品の保存されている「世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館」へは、砧の公園で憩いたいというのもあって、幾度となく通ったものである。

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2016/02/22

マルカム・ラウリー著『火山の下』を読んだ

 マルカム・ラウリー著の『火山の下』を読了した。正味四日を費やした。

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← マルカム・ラウリー著『火山の下』斎藤 兆史【監訳】/渡辺 暁/山崎 暁子【共訳】 エクス・リブリス・クラシックス 白水社)

 費やしたと、やや歯切れの悪い表現をしたのは、後味の悪い作品だった、読んでいて辛かった、という印象が強くあるからである。
 読後、某サイトに印象として、「アルコール依存症の書き手がアル中の主人公らを語り手に、薬物(本書では酒だが)依存から抜け出せないだけじゃない、逆に益々深みにはまっていく。素面の我々(読み手)は呆れるしかないが、ここまで徹底されると、文学の域に達するということか」などと書いた。

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