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2016/09/09

ガス代は基本料金だった!

 今日、先月(7月から8月)のガス代の請求書が届いた。
 料金は、959円。ズバリ、基本料金!

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← メノ・スヒルトハウゼン【著】『ダーウィンの覗き穴――性的器官はいかに進化したか』(田沢恭子【訳】 早川書房)

 例年のことだが、夏場はガス(コンロ)は滅多に使わない。エアコンも極力使いたくないし、ガスを使った調理をすると、台所…つまりは家の中が暑くなってしまう。
 調理はもちろん、お湯さえ、週に一度沸かすかどうか(カップ麺などのため)。
 調理は、専ら電子レンジで済ます。 

 結果的に、電気代が嵩むかもしれないけど、要は家の中の温度を耐えがたいほどに暑くしたくないのである。
 逆に冬場ともなると、暖房の代わりにならないかと、ガスコンロの出番はやたらと増える。家の中を暖める効果は微力ですらないと分かりつつも。

 サイモン・シン著の『数学者たちの楽園―「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』をこの三連休の間に読了した。
 ひたすら楽しみのための読書。
 数学はまるで才能が無くて縁のない世界だったけど、下手の横好きですらないけど、中学生以来の最高の憧れの世界が数学(者)だったのだ。
 なので、分からないながらも、年に何冊かは数学や物理系の本を読んで、せめて雰囲気だけでも、味わっているのだ。

 本書は、かの『フェルマーの最終定理』のサイモン・シンの本。面白くないわけがない。
「笑うか?悩むか?アメリカNo.1アニメ『ザ・シンプソンズ』に隠された「超難解数学」を、サイモン・シンが語り尽くす!ハーバード大学出身の「数学博士」たちが、研究をなげうってまで選んだのはアニメーションの脚本家になる道だった」という。
 正直、『ザ・シンプソンズ』のキャラクターの幾つかは、何処かで見たことがあるが、このアニメを一度もまともに見たことがない。

 出版社内容情報によると、「アニメ『ザ・シンプソンズ』は、じつは超難解な“数学コメディ”で、シナリオを作ったのはなぜか“ハーバードの博士”たちだった! 番組の大ファンである著者がシンプソンズ・ファミリーのドタバタ風刺アニメに隠された数学の魅力とサブカル的なディテールを語り尽くす。アメリカの知性・感性・毒性がここに!」だって。
 テレビアニメである。なのに、この脚本に名だたる数学博士たちが何人も関わっているという。そんなアニメ、日本にあるのだろうか。
 やはり、アメリカと日本は、アニメからして違うんだ。
 まあ、敢えて日本に贔屓目に言うと、アメリカはトップレベルは高いけど、底辺も底抜けに低い(人が多い)のに比べ、日本は学校教育においては、平均点が高いってことなのだろう。粒揃い。そう思って慰めておくか。

 さて、今日からは、メノ・スヒルトハウゼン著の『ダーウィンの覗き穴――性的器官はいかに進化したか』を読み始める。
 
「生物に備わる交尾のための器官に関する研究の歴史は意外と浅いが、実は多様性のカラフルさでは随一。いまも論争の的である性淘汰と合わせ、生物の不思議と面白さが凝縮されたテーマを明かす1冊」だとか。
 まあ、「性的器官はいかに進化したか」といった副題に惹かれて……要はスケベ心で読むのである。
 
 まだ、冒頭部分なのだが、そもそも、なぜセックスが存在するのか、生物学者は依然としてその謎が解けていない…ってことは、仄聞して知っていた。説がいろいろあることも。でも、改めて突っ込んで知りたい。


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← サイモン・シン【著】『数学者たちの楽園―「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち』(青木 薫【訳】 新潮社)

 本書には、生殖器の加速度的な進化…なんて言葉が散見されたりする。
「前脳や犬歯、足指に拇指対向性がないことなどは、ヒトの独自性としては今や及び出ない。私たちと最も近縁の親戚であるチンパンジーとのあいだで見られる最大の解剖学的差異は、陰部に存在する」のだ!とか。

 ヒトとチンパンジーの膣の構造はクリトリスや小陰唇などに大きな差異があるし(チンパンジーには小陰唇がない)、雄のペニスについても、ヒトのペニスは皆さんご存知のはずだが(海綿体など)、「チンパンジーのペニスは細く、先端がとがっていて、内部に陰茎骨があり、亀頭と包皮はなく、海綿体は(ヒトの二つに対して)一つだけだ」し、なんといっても、チンパンジーのペニスの「側面に小さくて頑丈なとげがたくさん並んでいる」とか。
 ヒトとチンパンジーですら、生殖器はこれほど違うのだ……なんてことが「まえがき」に書いてあって、もうこれだけで掴みはOKである!

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2016/09/08

読めないけど読みたい本の数々

読書家の資質」(2016/08/2)において、以下のように書いている。抜粋して示す:
 フィクションの楽しみは何処にある……という議論は別にして、資質の違う立花氏の本を読む値打ちは何処にあるか、というと、興味はあってもなかなか手の出ない情報系(ノンフィクション系)の本の情報をまとめて得られるという点にあろう。

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← 立花 隆著『読書脳 ぼくの深読み300冊の記録』(文春文庫)

 さらに小生は以下のように書いている:

 立花氏は、書評として採り上げるに値する、人に紹介するに値する本を選んでいるとか。今回、本書を読んでショックだったのは、それなりに平均よりは読書好きのはずの小生なのに、本書で採り上げてある本で、自分が読んだことのある本が数えるほどしかないということ。

 能力や才能の違いはあるにしても、あまりの読書力の違いに呆然としてしまう。

 本書で採り上げてある本で、かなりの本……というより、大半の本はいずれ読みたいと感じさせられたが、現実的には、既に積読の本も溜まっているし、今後も手が出ないに違いないのだろうと思うと、淋しい気がする。

 ……せめて、読めないだろう、でも、読めるなら読みたい本の一部だけでも挙げておく。

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← 矢澤高太郎著『天皇陵の謎』(文春新書)

 天皇陵の発掘調査及び保存を久しく訴えてきたが、関連する本ということで、以下のような内容:
「古代天皇陵四十基のうち陵名の天皇が眠るのはわずか数基!? 古代天皇陵で陵名の天皇が本当にそこに葬られている例はほとんどない。では、誰がそこに眠っているのか? 古代史最大の謎に挑む。中には古墳であること自体が怪しまれている陵もあるくらいです。では、そこに眠っているのは本当は誰なのか?」だって。

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← バーゴ・パートリッジ著『乱交の文化史』(山本 規雄【訳】 作品社)

 バーゴ・パートリッジ著の『乱交の文化史』は、ひたすら趣味というか嗜好というか、好奇心というか、まあ、そんな具合で手にした本である。

 本書の内容説明は、「ローマ法王からパリの淑女までが愛した“博愛的行為”の図説・文化史」と、至ってシンプルである。
 人間には、どんな取り澄ました人にも、汗と泥に塗れるような、乱行願望があるのではなかろうか。
 乱行のうちの、やや性に傾斜した営為が乱交なのだろう。

 といいつつ、本書だけは小生、読んでいる。さすがにH系な本には手が早い!

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← 鈴木 邦男/北芝 健【著】『右翼の掟 公安警察の真実―日本のタブー、二大組織の謎を解く』(日本文芸社)

「新右翼の重鎮と元刑事が明かす右翼と公安、その攻防の最前線!右翼組織の謎、公安捜査官の覚悟…命を懸けた者たちの暗闘の実態が明かされる」とか。

 立花 隆著の『読書脳 ぼくの深読み300冊の記録』によると、「右翼と公安警察という、世間の目から一番隠された部分が、これほどあからさまにされた本は前代未聞。組織へのスパイの入れ方から、尾行、張り込み、盗聴のテクニックなど、エッと思う話が沢山出てくる。中でも秘密にすべき部分は伏せ字にされている」とか。

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← 須田 慎一郎(著) 『ブラックマネー―「20兆円闇経済」が日本を蝕む―』(新潮文庫)

 パナマの法律事務所モサック・フォンセカから大量の文書や電子メールが流出したパナマ文書で、タックスヘイブン(租税回避地)が一時期話題に上ったが、(少なくとも日本においては)報道は下火になっている。忘れやすい日本人の資質なのか。でも、一貫してアンダーマネー問題を追求しているひともいる:
「総額20兆円-アングラマネーが、この国の暗部で蠢き肥大化をつづけている。「不況」でさえもビジネスチャンスにしてしまう貪婪な「ヤクザ資本主義」の正体とは何か。不動産の地上げから証券市場を舞台にしたインサイダー取引や仕手戦、巧妙に偽装されたフロント企業の「シノギ」、そして彼らは、最先端の金融技術まで手に入れていた!地下経済の深層を抉り出した驚愕のリポート」だって。興味津々である。

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← ニコラス・シャクソン[著]『タックスヘイブンの闇』(藤井清美訳  朝日新聞出版)

タックスヘイブンの闇 [著]N・シャクソン - 森健(ジャーナリスト) - ビジネス BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト」によると、「タックスヘイブン(租税回避地)が利用されているため、「国際通貨基金(IMF)は少なくとも島嶼(とうしょ)部の金融センターだけで18兆ドル、世界総生産の3分の1になると推定している。逆にいえば、その税金は支払われておらず、つけは庶民の税金に上乗せされている」。
 さらに、「タックスヘイブンの歴史でその中心にいるのは英国の金融街シティーとイングランド銀行だ。本書で思い知らされるのは英国の底知れぬしたたかさだ」って。イギリスのEU離脱も、広い視野で見ないといけないのかもしれない。

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