アイヌの頭越しに北方領土交渉!
→ 庭の山茶花の花々がいよいよ勢いを増している。写真は写りが悪いから色合いが分からないだろうけど、椿などに負けない赤紫が曇天に映える。いつもながら思うけど、どうして冬に咲くんだろう。虫なんて来ないだろうし。まさか、淋しい小生のために咲いてくれている……なんてないよね。 でも、勝手にそう思っちゃうのは構わないでしょ。
過日、日ロ間において北方領土交渉が行われた。
その結果は悲惨なものだったが(「ロシア副首相 北方領土の経済特区指定先送り」など)、首相は、「安倍総理が北方領土の元島民と面会 会談の成果強調聞」にみられるように、表向き強気の姿勢を崩さない。
さてつい先日、北方領土交渉に関連して、非常に気になる記事を読んだ。マスコミの大半はほとんど関心を示さないが、小生としては採り上げておきたい。
← 庭先に野鳥が。玄関の隙間からぞっと覗いていた。あちこち動き回っている。どうやら餌を探しているようだ。群れから離れて一羽、今冬を生き延びられるだろうか。 ……なんて、SNSサイトで呟いたら、「ツグミのようですね。基本群れずに単独行動をとる揶揄なのできっとたくましく日本の冬を過ごすでしょう」だって。教えていただき、感謝感激です。こんな不鮮明な画像からでも識別できるんですね。「ツグミ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動」によると、「10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息、3月なかばごろになると再び群れて北へ帰」るとか。面白いのは、「冬鳥なので日本ではさえずりをしません。そこで冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったといわれてい」るってこと。
→ 手作りのパイプ車庫の屋根の補修。昨日の強風でビニールのカバーが破れてしまって。強風が吹き荒れるたび、何処かしら破れる。そのたび修理を強いられる。まあ、風で車庫そのものが飛ばされるよりはましか。今冬で3年目。越年できるかなー。
「(政治断簡)領土交渉、アイヌ民族の問い 編集委員・松下秀雄:朝日新聞デジタル」である。
10年前に亡くなった萱野茂さんは、アイヌ民族でただ一人、国会議員を務めた人だ。参議院の会議録を開くと、日本とロシアの北方領土交渉をこう評していた。
「北方領土はアイヌの国だった。持ち主であったアイヌの頭越しに、おれのだ、おれのだと引っ張り合いしているように聞こえるわけです」
萱野さんは択捉島の地図を示し、ここには314のアイヌ語地名が載っています、四島の島名もすべてアイヌ語、アイヌ民族の先祖が住んでいたところですと説いた。*
日ロ両国は、アイヌ民族の地に国境線を引いて囲い込んだ。歴史を調べると、彼らがなめた辛酸が浮かぶ。たとえば1884年、日本は北千島の住民を色丹に強制移住させる。生きる糧を失い、病に苦しみ、大半が命を落とす。
重い民族の原体験。私がその立場なら、日本政府や「和人」側が島々を「日本固有の領土」という時、心穏やかにいられるだろうか?
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