君の名は分かるけど…分からない
毎年、晩秋になると健気に咲いてくれるツワブキ。我が家の裏庭にも一叢のツワブキが目を楽しませてくれている。その名前、思い出せなくて二週間、悶々としていた中、一昨日、ふと思い出した! そう、改めて言おう、ツワブキ!
→ 裏庭の小道にひっそりと咲いている「ツワブキ」
不思議というか、ちょっと気になるのは、まさにその名前の「ツワブキ」である。
変わった名前。漢字だと「石蕗」と書く。多くの花(植物)は、花などの感じや見かけなどから命名される。では、この「ツワブキ(石蕗)はどうやって名づけられたのか。
「ツワブキ - Wikipedia」には、語源の由来が縷々語られている。「艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説のほか、厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説もある」とか。
さらに、「ほかには「ツワ」・「イシブキ」・「オカバス」・「オバコ」などとも呼ばれ[4]、沖縄方言では「ちぃぱっぱ」、奄美方言では「つばしゃ」・「つば」、宮古方言では「つぱぱ」、八重山方言では「ちゅぶりんぐさ」(頭の草)と呼ばれる」とも。
現代中国語や台湾語での名前の説明もある。「キッチャワ」とか「ソアキオッ」とか。初耳なことに、「島根県の津和野(つわの)の地名は「石蕗の野(ツワの多く生えるところ)」が由来となっていると」か。
要するに、しかとした名前の由来は分からないということか。なんとなく語感(音的印象)からすると、台湾語の「キッチャワ」辺りが日本語の「ツワブキ」の由来のような気がする。むろん、その「キッチャワ」も古い中国系の呼称に由来するのだろうが。
ただ生憎、上掲のサイトを覗いても、「本州の太平洋側では福島県から、日本海側では石川県から西の地域及び、四国や九州及び南西諸島(大東諸島及び尖閣諸島を除く)に分布」するのは分かっても、日本原産なのか、あるいはいつごろから日本にも根付いたのかはわからない。
ちなみに、小生は富山に居住していて、近隣にもツワブキが必ずしも珍しくなく目にしえることからして、「日本海側では石川県から西の地域」という記述にはやや違和感がある。あるいは、この植物についても、温暖化が影響し、生息域が北のほうへ広がる……あるいは移っているということなのか。
我が駄洒落好き的観点からすると、「ツワブキ」というと、つい、俳優の「妻夫木聡」を連想する。「ツワブキ → ツマブキ」という単純そのもの思考回路。というか、昔、「ツワブキ」という名を教えてもらった時、名前が憶えづらくて、当時人気の出始めていた俳優の「妻夫木(ツマブキ)」の名前を使わせてもらったわけだ。
もっとも、今回、「ツワブキ」の名前を懸命に思い出そうとする際には「ツマブキ」さんの名前は役に立たなかった。要するに、「ツマブキ → ツワブキ」の回路自体が消滅してしまっていたということである。
例えば、女優さんの名前でも、新しく登場した女優さんの名前を憶えづらくなって、つい、駄洒落的連想術(?)を援用することもしばしば。
例えば、あの深津絵里さんの名前を覚えるのに難儀して、小生、どうやって覚えたかというと、「深爪エリ」という、やや…かなり苦しい駄洒落的連想回路を使って覚えたものであった。女優の「深津絵里」さんを「深爪(ふかづめ)」で覚えるなどとは、なんと不謹慎・失礼な話だろう。
そうそう、「石蕗 (つわぶき)」という漢字表記についても、疑問がある。
「季節の花 300 石蕗 (つわぶき)」によると、「葉は蕗(ふき)に似ている」からだというが、ではなぜ、「石・蕗」なのかが分からない。
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