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2016/12/02

ニック・レーンの本に首ったけ(前篇)

Life

← ニック・レーン著『生命、エネルギー、進化』(斉藤 隆央【訳】 みすず書房)

 有明アリーナか横浜アリーナか。そんなのアリーナ。なんでもアリーナ。誰でもアリーナ。あんたダレーナ。有馬? あり、ま! この虫、何? 蟻、な。この車、何? トヨタカリーナ。これ、借りな! いつもにもましてつまらなくて、わりーな! せめて、水割り、な。 あんた、香里奈に惚れてるね。分かる? だって、香里奈、ばっかりなんだもん。アンナ・カレーニナはバレリーナじゃない。オカリナを吹く場面もない。うーむ、おかしーな。

 ……なんて、この頃、上記したようなお約束(?)の駄洒落で遊んでいる。
 今年で四年目となる、組合の定期大会のための議案書作りも、本日、印刷が成って、一安心したところだから、幾分、気が緩んでいるのか。
 といいつつ、秋闘に向け、気合を入れないといけないのだが、暖簾に腕押しだと分かっているので、淡々とやるべしと自分に言い聞かせている。

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← ニック・レーン著『ミトコンドリアが進化を決めた POWER, SEX, SUICIDE』(訳者斉藤隆央 解説田中雅嗣 みすず書房) 名著! 本書で一気に著者のファンに。

 さて、ぼちぼちとだが、読書は続けている。一人暮らしだし、友達もいないので、一人遊びするしかない。テレビドラマを録画して視たり、Hなビデオを見たりもするが、やはり、読書で世界を少しでも広く深く知り楽しみたいという思いが強い。創作にも生かせるはずだし。

 今日は、ニック・レーン著の『生命、エネルギー、進化』(斉藤 隆央訳)を読了。
 以前、拙稿である「退院し何はさておき図書館へ(後編その1)」(2011/01/28)にて、「斉藤隆央氏の安心して読める訳文」とした上で、小生は、次のように書いている:
 

同氏の翻訳で、ミチオ・カク『サイエンス・インポッシブル』『パラレルワールド』(以上NHK出版)、ピーター・アトキンス『ガリレオの指』、オリヴァー・サックス『タングステンおじさん』(以上早川書房)、アンドルー・ノール『生命 最初の30億年』などを読んできた。ニック・レーン著『ミトコンドリアが進化を決めた POWER, SEX, SUICIDE』(訳者斉藤隆央 解説田中雅嗣 みすず書房)も読んでいる。小生、まるで斉藤隆央氏の訳書の追っかけみたいである!

 つまり、ここに新たに、『生命、エネルギー、進化』が加わったというわけである。

 余談だが、拙稿「退院し何はさておき図書館へ(後編その2)」(2011/01/29)の中では、アニル・アナンサスワーミー 著の『宇宙を解く壮大な10の実験』 (松浦 俊輔 訳 河出書房新社)の感想に付記する形で、「本書の訳者である松浦 俊輔氏についても、同氏の翻訳した本を結構、読ませてもらってきた」とした上で、以下のように書いている:

ジョン・D.バロウ〈John D.Barrow〉【著】『数学でわかる100のこと』(松浦 俊輔 小野木 明恵【訳】 青土社)、ジョン・D・バロウ著『宇宙に法則はあるのか』(松浦 俊輔【訳】 青土社)、ジョン・D.バロウ著『無限の話』(松浦俊輔訳 青土社)、ロバート・カプラン著『ゼロの博物誌』(松浦俊輔 訳 河出書房新社)、アーネスト・ゼブロウスキー著『円の歴史―数と自然の不思議な関係』(松浦 俊輔訳、河出書房新社)などなど。

 まあ、優れた訳者には優れた本が任せられるということなのか。
 あるいは、捻くれた解釈をすると、似たような大手の出版社の本ばかりに目が向いているという可能性もなきにしもあらずである。
 自分としては、本を物色する際、本はもちろんだが、出版社についても、ばらけるよう心掛けているのだが、そうはいっても、自分が読める本の数も、そもそも視野自体も狭苦しいのは、やむを得ないこと……なのか。

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