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2016/12/31

ひとりぼっちの年末年始

 今日、ビートルズやボブ・ディランのCDを買ってきた。いずれも、LPやカセットは持っているのだが、CDはなかった。ようやく、車内で聴ける。

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← 朝倉理恵『 GOLDEN☆BEST limited 朝倉理恵』(ソニー・ミュージック・エンタテインメント) このベスト盤には、「目覚めた時には晴れていた」が入ってない。

 昔はレコード、カセットテープ、次第にCDやDVD、あるいはiPodなど、音楽を聴くスタイルやツールも変わってきた。旧人類の吾輩は、CDやラジオがメイン。自宅では、スマホでユーチューブの聞き流し。セッティングすると、好きな音楽がずっと流れてくれる。

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2016/12/29

闇の海に輝けるは海女!

 慌ただしい日々の中、それでも読書だけは欠かさない。牛歩であっても、何かしら読む。
 ということで、この二日、二冊の本を読了するに至った。

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← 開高健/著『輝ける闇』(新潮文庫)

 一作は、開高健著の『輝ける闇』であり、もう一作は、大崎 映晋著の『海女のいる風景―昭和の美しい海の女たち』である。
 全く違う世界の本を同時並行して読んでいたわけである。

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2016/12/27

原聖著『興亡の世界史 ケルトの水脈』に冷や水を浴びせられる

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← 原聖著『興亡の世界史 ケルトの水脈』(講談社学術文庫) 「ローマ文明やキリスト教以前の「最初のヨーロッパ人」はどこへ消えたのか? ストーンヘンジに代表される巨石文化、渦巻きや植物の華麗な装飾文様、妖精や小人などの伝説…「もうひとつのヨーロッパの起源」として、近年注目されている「ケルト文化」。EUなど欧州統合のアイデンティティとして、また近代西欧文明への批判として復興の気運をみせている「ケルト」の実像を、古代から現代にヨーロッパ史の中で明らかにする」というもの。けれど、「大陸からブリテン諸島へ移住した古代ケルト人は、ローマ人やキリスト教徒に追われてアイルランド島にのみしぶとく生き残った――と思われているからだが、最近の研究では、この「常識」が否定されつつあるという」残念な研究成果などが示されている。アイルランドの作家たちに何処かしらケルト(の末裔)の匂いを嗅ぎ取ろうとしていた、自分の勝手な思いがあっさり覆されて、ちょっと残念に感じた。その意味で、ケルトというより、ヨーロッパに最初にやってきた人々の、キリスト教やギリシャ・ローマの思想や文化に影響され、呑み込まれる前の古層の文化の残響を辺縁の地などに見出そうというのが本書など、最新のケルト研究の意義なのだろう。いずれにしても、脈々たるケルトの水脈なんて、まして、ケルトの末裔なんて、夢の夢ってこと。

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2016/12/25

いよいよ降雪の季節の到来

 近々の降雪に備えて。ポリバケツの中にはお風呂の湯沸かし装置(バンス)を入れてある。
 バケツに除雪した雪を溜めこの装置で溶かし、さらに表の庭に融水を流して、多少ながらも消雪をしようという苦し紛れ。

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← 自前・特設の融雪装置。

 そろそろ大活躍しそうな季節が迫っている。
 バケツの後ろには、小型の冷蔵庫。ビニールのスダレを被せてあって、一見しても分からないだろうけど。
 何のために玄関先に冷蔵庫が?

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2016/12/23

アイヌの頭越しに北方領土交渉!

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→ 庭の山茶花の花々がいよいよ勢いを増している。写真は写りが悪いから色合いが分からないだろうけど、椿などに負けない赤紫が曇天に映える。いつもながら思うけど、どうして冬に咲くんだろう。虫なんて来ないだろうし。まさか、淋しい小生のために咲いてくれている……なんてないよね。 でも、勝手にそう思っちゃうのは構わないでしょ。

 過日、日ロ間において北方領土交渉が行われた。
 その結果は悲惨なものだったが(「ロシア副首相 北方領土の経済特区指定先送り」など)、首相は、「安倍総理が北方領土の元島民と面会 会談の成果強調聞」にみられるように、表向き強気の姿勢を崩さない。

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2016/12/21

村上春樹 『職業としての小説家』に共感

「あなたは、少数の人を生涯だましつづけることはできる。また大勢を一時だますことはできる。だが多くの人間を生涯だましつづけることはできない」とは、リンカーンが政敵に投げた言葉(とされるが、異論もある)。
 原文を示すと:
You can fool some of the people all of the time, and all of the people some of the time, but you can not fool all of the people all of the time.

Murakami

← 村上春樹著 『職業としての小説家』( 新潮文庫) 「村上春樹 『職業としての小説家』 新潮社」など参照のこと。

 今なら、トランプ次期大統領に言いたい! 人種差別や理念なき、商売ベースの政治なんて、くそっくらえだ。
 あるいは、ヘイトスピーチする連中とか、安倍内閣の閣僚20人中19人がメンバーだという神道政治連盟(神道政治連盟国会議員懇談会)の連中の少なくとも一部にも。

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2016/12/19

オスプレイは墜落したと報じるべし!

オスプレイが飛行再開、普天間飛行場から飛び立つ 沖縄 - 沖縄」(朝日新聞デジタル)といったニュースが今日、飛び込んできた。

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← この時期、晴れると、市街地からでも立山連峰がくっきりと。雨晴海岸からの海越しの連峰もいいけど、富山市の岩瀬浜などからの連峰もとてもいい。また、撮影に行くかなー。 この画像は、数年前に撮ったもの。 調べたら、11年前、当時居住していた東京から富山へ年末年始での帰省の際、岩瀬浜へドライブして、撮影したもの。浜から連峰がこんなにくっきり見えるなんて!って、びっくりしたのを覚えている。古い写真を持ち出したのは、SNSで、立山連峰の見事な写真が話題になっていて、富山には他にも連峰を撮る絶好のポイントがあると伝えたかったのだ。

「日本政府は事故後、安全が確認されるまでオスプレイの国内での飛行停止を米軍に要請し、米軍も「すべてのチェックリストを点検し、問題がないと確信するまで沖縄では飛行しない」と応じていた」のだが、あっさり飛行を開始してしまった。

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2016/12/17

雪明りの季節の到来

 昨日というか、今朝未明というべきか、仕事で夜明け前の四時前に帰宅。ちょっと、お茶を飲んだら、五時前には寝るかな。

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→ 画像は、拙稿「真冬の明け初めの小さな旅」から。

 洗濯物は気温が数度以下ともなると、晴天でも乾かない。今日はコインランドリーへ。ただ、店内に入って、はたと気づいた。そうだ、家で洗濯だけ済ませてきて、ここでは乾燥機だけ、利用すればいいってことに。洗濯が800円なんて高い(600円のもあったけど、塞がっていた)。無駄な出費だったよ。乾燥は100円で十分。これで十分だった。

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2016/12/15

読書三昧はまだまだ夢かも

 これからの時期、洗濯物を干すのに困る。晴天でも、寒いから乾かない……どころか、凍り付いたり。どうする。やっぱり、コインランドリーか。乾燥機、欲しいなー。

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← マイケル・S.ガザニガ 【著】『<わたし> はどこにあるのか―ガザニガ脳科学講義』 (藤井 留美【訳】  紀伊国屋書店) 「私たちは責任ある動作主だ―とはいえ、誰かが脳のなかにいて、判断を下し、レバーを引いていると感じることがある。いったい“わたし”の統括責任者は誰なのか?それは脳のなかのどこにあるのか?」を問う。

 扇風機の風で乾かそうとしたけど、やはり乾くのに時間が掛かって、嫌な臭いが発生する。ストーブの前に干すか、コインランドリーか。部屋に洗濯物がいっぱいなんて、不快だよね。

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2016/12/13

赤い実というと、「赤い鳥小鳥」

 ノーベル賞の授賞式があった。我が日本の科学者も受賞された。
 ところで、ノーベル賞というと、ディランのこと。

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→ 千両の赤い実。今、我が家の庭に赤い実の生る樹木が三種。この千両と南天と、あと一つは名前の分からないのがある。

 ディランにはノーベル賞は迷惑だったんだろうなー。いっそのこと、ノーベル音楽賞を特設するとか。受賞を発表する前に本人に受ける意思があるか、確認を取れないものか。特にディランのような人には。

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2016/12/11

原発事故に関連する費用を国民負担にするなら原発廃止が前提だろう!

原発事故費用 従来の2倍の21兆円余に膨らむ見通し NHKニュース」なるニュースが気になる。

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← アンドレア ドウォーキン 著『インターコース―性的行為の政治学』( 寺沢 みづほ訳 青土社) 「女性にとってセックスとは何か? 愛と共有と恍惚の行為か、父権制社会が捏造した権力装置か。現代アメリカを代表するフェミニストが、性行為の実態と古今東西の性描写を分析し、性交がもたらす差異化の真実を描き出す」とか。

「経済産業省は、賠償や除染も含めた原発事故に関連する費用の総額が従来の倍の21兆円余りに膨らむという見通しを示し」、しかも、「費用の一部は、電気料金の支払いを通じて国民が負担する形」となるとか。
 国民負担は、もう決定事項なのか。

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2016/12/09

松眺め待てど帰らぬ人思う

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→ 我が家にある松で一番大きい。内庭の巨木。と言いつつ、実を言うと、天辺を十メートルほど剪定してしまった。道路側(日に当たる側)に次第に傾いて育っていったので、風が吹くと松葉が道路に滅茶散ってしまう。しかも、枝が電線に触れそうになって来たし。ああ、可愛そうな松の木さん、ゴメンね。

 昨日は、日米開戦の発端となった真珠湾攻撃の日。城山三郎著の『指揮官たちの特攻』を車中で読みはじめ、今日残りの140頁ほどを一気に読み切った。
 出版社の内容説明には、「神風特別攻撃隊第一号に選ばれ、レイテ沖に散った関行男大尉。敗戦を知らされないまま、玉音放送後に「最後」の特攻隊員として沖縄へ飛び立った中津留達雄大尉。すでに結婚をして家庭の幸せもつかんでいた青年指揮官たちは、その時をいかにして迎えたのか」などとある。

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2016/12/07

「夢の久作」とは夢想家のこと

 夢野 久作著の『少女地獄』を読了した。
 さすがに読ませる。ストーリー的に意外性満点というわけではなく、筋は読めるような気がするのだが、筆力があって、読み手を飽きさせない。

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← 夢野 久作著『少女地獄』(角川文庫)

 夢野久作の本を読むのは久しぶり。本を買いに行った近所の店で、店内を物色していて発見。作者名もだが、ほとんど題名で手に取ってしまった。吾輩の性癖がばれてしまう! ?

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2016/12/06

君の名は分かるけど…分からない

 毎年、晩秋になると健気に咲いてくれるツワブキ。我が家の裏庭にも一叢のツワブキが目を楽しませてくれている。その名前、思い出せなくて二週間、悶々としていた中、一昨日、ふと思い出した! そう、改めて言おう、ツワブキ!

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→ 裏庭の小道にひっそりと咲いている「ツワブキ

 不思議というか、ちょっと気になるのは、まさにその名前の「ツワブキ」である。
 変わった名前。漢字だと「石蕗」と書く。多くの花(植物)は、花などの感じや見かけなどから命名される。では、この「ツワブキ(石蕗)はどうやって名づけられたのか。

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2016/12/04

山茶花の咲くを知らずに町の人

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← 紅葉したカエデ。日当たりが悪いので、今頃になって紅葉しているよ。でも、あっという間に葉っぱが散っちゃうんだろうなー。 日当たりのいい内庭にあるもう一本のカエデは、とっくに葉っぱが散っちゃっていて、もう間もなく、幹と枝だけの淋しい姿になりゆく…… 「紅葉(もみじ)」の名前の由来は、結構、有名だけど、「カエデ」の名の由来については、拙稿「カエデはカエルデから…」など参照。 

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2016/12/03

ニック・レーンの本に首ったけ(後篇)

 さて、肝心の今日読了したニック・レーン著の『ミトコンドリアが進化を決めた POWER, SEX, SUICIDE』だが、正直、かなり手ごわかった。もしかしたら、自分の脳味噌が急激に(いつも以上に)衰えて、本書についていけないってことがしばしばだった。

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← ニック・レーン【著】『生と死の自然史―進化を統べる酸素』(西田 睦【監訳】/遠藤 圭子【訳】 東海大学出版会) (画像は、「 紀伊國屋書店ウェブストア」より) 「酸素は、われわれ人間を含む多くの生物にとって必要不可欠な物質であると同時に、非常に有害で、老化や病を引き起こす原因物質であることがわかっている。本書は、この酸素と生命の関係が有する大きな矛盾をてがかりにして、地球上の生命の進化を再考し、生物界における性の存在理由や、加齢・老化・病気の意味について新たな光を当てようという、意欲的な試みである。本書における視点の新鮮さ、統合される知識の新しさと幅広さ、それらを1本に束ねる骨格の太さは、特質されるべきものである」。

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2016/12/02

ニック・レーンの本に首ったけ(前篇)

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← ニック・レーン著『生命、エネルギー、進化』(斉藤 隆央【訳】 みすず書房)

 有明アリーナか横浜アリーナか。そんなのアリーナ。なんでもアリーナ。誰でもアリーナ。あんたダレーナ。有馬? あり、ま! この虫、何? 蟻、な。この車、何? トヨタカリーナ。これ、借りな! いつもにもましてつまらなくて、わりーな! せめて、水割り、な。 あんた、香里奈に惚れてるね。分かる? だって、香里奈、ばっかりなんだもん。アンナ・カレーニナはバレリーナじゃない。オカリナを吹く場面もない。うーむ、おかしーな。

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