小鳥は何処…富山マラソンのこと
茶の間の窓外の朽ちかけている農機具小屋。名の知れない樹木などが勝手に育っている。その小枝に赤っぽい小さな鳥が止まっているのを発見。あちこちちょんちょんと移動するが、最後は小枝にじっとしている。小鳥……子供の鳥のように感じる。
← 葉っぱの陰に隠れるように、オレンジ色の物体が見える。姿形ははっきりしないようだが、小鳥だったのだ。あれから、どうしたんだろう……
しばらくすると、同じ色柄の小鳥が飛来してきた。用心深いのか、小屋の中には入らず、外側を移動している。恐らくは親鳥、母鳥なのだろう。迷子になった小鳥を探しに来たのに違いない。懸命に探して回るが、親鳥は小屋の外、小鳥は小屋の中の木々の小枝に葉っぱに隠れるようにして留まっているいるばかり。親鳥よ、思い切って小屋の中を探せよ! って言いたいけど、言えるはずもなく。
親鳥(母鳥)は、小屋を去って、近くの農作業小屋の庇の下に止まったり、小屋の屋根をちょんちょんと歩いたりする。でも、やはり、小屋の中へは入ろうとしない。ああ、小鳥よ、何故、鳴き声を上げないのか。用心して息を潜めているのか。母鳥もそうだ、母の声を大きく発したら、小鳥だって気づくんじゃないか!
…けれど、やがて母鳥らしい成鳥は何処かへと飛び去ってしまった。そして小鳥は、小屋の中の何かの樹木の小枝に息を潜めて留まっているばかり。日が暮れてきたよ。どうするの? 明日の朝まで、食べるものも自分で見つけられずに、じっと夜の深さを耐えていこうととでも。……朝になるまで生き延びたって、その先はどうするの?
→ 夕方の環水公園。ここが富山マラソンのゴール地点。この公園は、富山で一番の人気のスポット。
「富山マラソン」を見物に行ってきた。走る人も多いが、見物人も多かった。三十代の頃までは、走るのに熱心だった。青梅マラソン(30キロ)にも参加し、完走したからね。
学生時代も、キャンパスを20キロ走る大晦日のマラソン大会に飛び入り参加。運動なんてしていないのに、ぶっつけで走ったけど、上位入賞して、お酒をもらったことも。そういえば、ほんの数年前は、家の事情でフルタイムの仕事ができず、新聞配達で頑張っていたことも。汗だくで頑張ったんだよ。
学生時代、ぶっつけ本番で走った…実は、アルバイトで新聞配達をしていた! そうでないと、走れない!
小生は、学生時代以来、一貫してガテン系のアルバイトばかり。
← 環水公園っは岩瀬浜に続く運河の終着点であり出発点。運河には、遊覧船が走っている。橋の上から撮影しているが、この反対側には、13,000名以上のランナーたちが、もう間近いゴール目指して最後のファイト! そうそう、青梅マラソンについては、思い出の記を書いたっけ:「青梅マラソンの思い出(前篇)」「青梅マラソンの思い出(後篇)」 そのほか、マラソン絡みの記事を書いている:「箱根駅伝…観戦記?」「同人誌(?)を出した頃」「東京国際女子マラソン…感動のラストシーン 」
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