七回忌が終わってホッとする
昨日、父母の七回忌の法事があった。
← フアン・ガブリエル・バスケス著『物が落ちる音〈創造するラテンアメリカ4〉』(柳原孝敦訳 松籟社) 「フアン・ガブリエル・バスケス『物が落ちる音』(松籟社、2016)」など参照。
自分は、この二三週間、本家筋の長男として、法事の準備に大わらわだった。時間的には、それなりに余裕があったはずなのだが、生憎、この二週間、風邪を引いてしまって、自宅の庭の片づけなどはできず仕舞い。
そのうちに治ると思いつつも、とうとう今日に至も完治せず、今回は、お寺さんですべての儀式を食事に至るまで執り行うということで、誰も我が家には来ないと踏んで、必要最低限の準備に、期日の迫ったギリギリのタイミングになって、大わらわになってやった。
三回忌までは、専門の葬祭業者に任せっきり。今回は、自分で準備。
墓掃除(そのため、二週間前に除草剤を散布。実際の除草を含めた墓掃除は昨日!)、お花の手配、法事用の仕出し弁当の手配、饅頭やおけそくなどの準備、お寺さんとの打ち合わせ、仏壇に供える果物(当日のお昼)、香典返しのためのカタログギフトの購入(その前に店の探索)などなど。
日頃、無沙汰になっているので、中元も買い込んできて、親戚の家に挨拶を兼ねて持参。
我が家には来ないだろうと思いつつも、自宅の仏壇にも花や果物を備え、仏間には六字の名号を急遽、買い込んで設置。
法事が終わってからは、飲み物の手配(食事は業者が配達してくれたが、飲み物は、近くのコンビニで)なども。
むろん、法事のあと、食事会があって、そのあとの片付けも、みんなに手伝ってもらいつつ、ゴミも含め行った。
親戚の子供たちは、我が家の庭の野菜を持って行ってくれた。これは嬉しい。ナスがあんなに大きくなっているなんて、気づいていなかった。
トマトやキュウリはまだ。スイカが小さな実が生っていることに、今日、子供らの収穫作業の際に気づいた。トウモロコシも順調に育っている。
← ウンベルト・エーコ【著】『海外文学セレクション プラハの墓地』(橋本 勝雄【訳】 東京創元社)
そんな慌ただしい一日だったので、読書はできず。
それでも、フアン・ガブリエル・バスケス著の『物が落ちる音』を読了した。
今夜には、ウンベルト・エーコ著の『プラハの墓地』を読み始める予定。それだけが楽しみ。
某SNSサイトに、以下のような簡単な読後感を書いた:
コロンビアの激烈だった麻薬戦争に絡む小説。コロンビアというと、麻薬マフィアの横行する社会、敵対する者や組織は容赦なく暗殺するなど倒していく。味方する民衆には優しいのだが。そんな混沌の社会を、マルケスらの魔術的リアリズムで描くのではなく、独特の設定で丹念に丁寧に描いていく。好印象を受ける小説ではあるが、マルケスファンの小生には、コロンビアの闇を描くには物足りないと感じてしまった。小生は、ちょっと発想が古いのかもしれないなー。
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