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2016/07/24

ようやく庭木の選定作業

 炎天下…ってほどではないし、梅雨が明けたわけでもないのだが、蒸し暑いことこの上ない、日曜日の今日、真昼間に庭木の剪定作業に没頭した。

Death

← 島尾 敏雄【著】『死の棘』(新潮文庫)

 一昨日は、玄関の戸を開けて外を見たとき、ふと目立って伸びている枝葉があったので、それらを数本、刈り落とすだけのつもりで、サンダルを履き、ほとんど室内着の姿で、帽子もかぶらず、手袋もしないまま、あと少し、あと数本と思っているうちに、気が付いたら一時間半も、庭木の選定作業に費やしてしまった。

 お陰で、手のひらの皮が剥けそうな、そんな嫌な感じがあった。

 今日は、お昼、作業着を羽織り、下はTシャツ、首筋にタオルを巻き、鍔の広い帽子を被り、埃や細かい枝葉を吸わないよう、マスクを着用。足は長靴。むろん、作業用の軍手をはめて。
 そんな本格的な格好で、庭の手入れ作業。

 そのつもりはなかったのだが、玄関先が雑草が目立っているので、ついつい雑草を数十分、毟り取る作業。
 きりがないので、途中で切り上げて、道路沿いの庭木の選定作業。
 7月の9日に七回忌があったのだが、それまでに相当の作業をするつもりだったのだが、生憎、二週間前から風邪を引いてしまって、庭の手入れが全くできなかった。

 そんなこともあって、ようやく四週間ぶりに風邪(だったのかどうか分からない)が癒えたこともあって、一昨日から庭のメンテナンス作業に取り掛かったのである。

 雑草も凄いが、庭木の枝葉も生え放題。
 庭の内側は後回しとして、とにかく、道路(車道沿い)の庭木の剪定を中心に行った。
 庭木用のバッテリー式のバリカンでざっと刈り込み、太さ3センチほどの枝切ハサミで、特に満天星ツツジをばっさばっさと刈り上げる。道路への食み出しが目立っていたのだ。

 ツゲなど、そうした食み出し気味の木が道路沿いに目立つ。それも、我が家の庭木が突出しているのだ。
 あまりに刈り込みすぎて、とっちゃん坊や風な剪定になったが、まあ、仕方がない。
 合間には、ナスやキュウリ、スイカなどを収穫し、ビニールの袋に入れて親戚の人にあげる準備も。

 炎天下ってわけではないが、真昼間だったし、汗だく。何度も、へとへとになって座り込んでしまったり。

 作業が終わったら、洗濯とシャワー。そのあと、冷えたお茶などで喉を潤す。これが楽しみである。

 そんなわけで読書のほうは、あまり進まない。
 なんといっても、昨夜というか今朝というか、深夜丑三つ時過ぎに仕事先から帰宅したので、寝たり起きたりを繰り返した挙句、起き上がったのが十時過ぎなのだ。

 島尾敏雄著の『死の棘』をようやく読了した。某SNSサイトには、以下のような簡単な感想を書いた:

(好きな女優である松坂慶子らを主演に)映画化もされたこともある傑作。戦後文学の金字塔か。仕事の合間に読んできたので、二週間を要した。読んでいて、ずっと暗鬱な気分。奥さんの(自分が生活に汲々としている一方で浮気にうつつを抜かした)夫を詰問して止まぬシビア―な日々。読むのがつらい。どころか、本に手を出すのも億劫になったほど。
でも、少しずつ、精神の不安定な奥さんと、彼女を持て余して、戦々恐々の日々を送る彼ら夫婦が羨ましくなってきた。濃密(過ぎる)痴話喧嘩に感じられてきたのである。二人が子供や親せきや友人、近隣の人々を騒動に巻き込みながら、とことん向き合い合う姿は、ある種、崇高でもあるような。

Tachibana

← 橘 曙覧【著】『橘曙覧全歌集』( 水島 直文/橋本 政宣【編注】 岩波文庫) 「たのしみは空暖かにうち晴れし春秋の日に出でありく時-この「たのしみは…」ではじまる「独楽吟」の連作で知られる幕末の歌人・国学者,橘曙覧(1812-68)の遺稿集『志濃夫廼舎歌集』と拾遺すべてを収める」とか。

 上記したように、これまで二週間ほど、『死の棘』を車中で読んできたが、次は、読み止しになっていた『橘曙覧全歌集』を車に持ち込むつもり。
 昔、皇后さまが何かの折に言及されていた歌人。「死の棘」とは、まるで違う世界を車の中で楽しむよ。

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