アズールの空
剥きだしの魂の悲しみを誰もが持て余してしまう。
すれっからしの皮と鞣された心とがすれ違っていく。
真っ直ぐにあなたへと向かってきたのに、あなたはしり込みするばかり。
← (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
受け止めきれない? 抱きかかえてあげるのは無理だった?
羊水の涙を流し、それは夕焼けの茜に紛れていく。
凍てついた心を蕩かすような神話は何処にある?
突きつけられた切っ先を躱してくれる御伽噺は、誰が語ってくれる?
いつまでたっても初心な魂は、地の禍なの?
→ (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
赤裸の心のままに、身は貝になる。
蓋は開きはしない。いつの日かの開眼を夢見るお前は、真っ赤な闇に怯えている。
アズールの空に白い雲が漂っている。
自由が浮かんでいる。あの雲へと飛び立つんだ。
お前が生きることのできる世界は、あのアズールの空なのだ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ナイチンゲールのローズ・ダイアグラム(2023.05.26)
- 蓮でも睡蓮でもなく石蕗です(2023.05.25)
- 「蜷川新右衛門」ゆかりの城跡へ(2023.05.22)
- 日和下駄……東京散策…嘗ての東京(2023.05.21)
- カフカならここから物語は始まる(2023.05.17)
「美術エッセイ」カテゴリの記事
- 今日は本の日、シェイクスピアの誕生日(2023.04.23)
- バンクシーをも呑み込む現実?(2022.10.27)
- 今の時期にタンポポ(2022.10.22)
- 週末は薪ストーブ小屋で?(2022.04.07)
- 切り絵作家 坂下奈美や雪門玄松の周辺(2022.03.31)
「恋愛・心と体」カテゴリの記事
- ナイチンゲールのローズ・ダイアグラム(2023.05.26)
- 蓮でも睡蓮でもなく石蕗です(2023.05.25)
- 「蜷川新右衛門」ゆかりの城跡へ(2023.05.22)
- 日和下駄……東京散策…嘗ての東京(2023.05.21)
- カフカならここから物語は始まる(2023.05.17)
「ナンセンス」カテゴリの記事
- 不吉な夢の意味をChatGPTに問いたい(2023.03.02)
- 沈湎する日常(2023.02.23)
- 時を空費している(2021.04.05)
- 久しぶりの五輪真弓特集に感激(2021.01.24)
- ツワブキの名の覚え方(2020.11.10)
コメント