魚津消防署海上出初式を視る
式とはいえ、さすが海の出初式ということもあって、放水はむろんだが、海に溺れ助けを求める人を救命ボートで駆けつけて助ける様子や、岸壁(あるいは船の上)から、ドーンと浮き輪付きの縄を数十メートル先の救助を求める人の先へまで飛ばし、その人が縄を手繰って浮き輪を引っ張り、浮き輪で浮かぶようにした上で、消防の人が駆け付け助ける、あるいは、消防の船が駆け付けて、船から放水するなど、多彩な模様を見せていた。
ちなみに、海に実際に(多分、消防署員の)人が飛び込み、「助けてー!」と、溺れる様を演じて見せていた。
助ける際も、救命ボートの上からだったり、ウエットスーツに身を包んだ署員が海に飛び込んで、助けを求める人を救助する様子も見せてくれた。
快晴で白い雲がまぶしいほどだったが、風が強く、放水する水の勢いさえ、殺がれるほど。それでも、ターゲットに向けての放水のさまは迫力がある。
ちなみに、これは昨年の様子である:
「富山県東部消防組合 | 平成27年 魚津消防署海上出初式」
そんな訓練の成果を見せてもらいながら、ふと、これが自衛隊だったらどうだろう…なんて思った。
→ 一斉放水の場面は、迫力満点。これが戦闘だったら……
消防署(や消防団)の方たちも時に命懸けだったりするのだろうが、自衛隊は場合によっては、まさに命懸け……どころか、命のやり取りも十分にありえる(戦争法案が通過したこれからはなおさらのこと)。
放水が大砲だったり機関銃だったり、ミサイルだったりする。救助だって、飛び交う弾丸の下を掻い潜って仲間を脱出させないといけない。
敵味方に分かれての命のやり取り。それも、この日本が関わる形で現実のもとのなる日も近いのかもしれない、なんて思うと背筋がぞっとする。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 週に五回ほど。以前は二回ほどか(2023.06.05)
- 十数年ぶりに眼鏡店で眼鏡買った(2023.06.04)
- 大山鳴動して元の木阿弥(2023.05.31)
- 庭木の剪定に汗を流した(2023.05.30)
- 雨の休日らしく過ごす(2023.05.29)
「社会一般」カテゴリの記事
- ナイチンゲールのローズ・ダイアグラム(2023.05.26)
- 自己満足…自分の勝手?(2023.05.16)
- 月面着陸船 燃料つき落下か(2023.04.26)
- スーダンの在留邦人の一部が退避開始(2023.04.24)
- ウグイスの初鳴きは半端なまま(2023.04.18)
「富山散歩」カテゴリの記事
- 「蜷川新右衛門」ゆかりの城跡へ(2023.05.22)
- 日和下駄……東京散策…嘗ての東京(2023.05.21)
- 天才は天才を知る(2023.05.07)
- 昨年は斎藤真一生誕百年だった!(2023.03.07)
- 手術台の上の闇と光の交合(2023.02.09)
コメント
寒いのに、海に飛び込むとは恐れ入りました。
本当は泳げるのに、溺れる演技は難しいでしょうね(笑)
趣向を凝らした演出が見事です。
クラスの生徒が1人、4月から陸上自衛隊に入ります。
体は大きいけれど、やさしい男の子なので、戦う場面は想像できません。
災害派遣で人助けするイメージばかりが先行します。
でも、この先わかりませんからね。
平和な世の中でありますように。
投稿: 砂希 | 2016/01/19 20:10
砂希さん
陸上の消防署員も大変でしょうが、海上の消防署員も大変ですね。
訓練自体が大変そう。
寒風でしたが、晴天だったのが運が良かった。
ただ、実際の救難は、天候は荒れている場合でも避けられないでしょうし、つくづく、頭が下がります。
つい、自衛隊のことを想ってしまいました。
砂希さんだと、教え子の進路もいろいろでしょう。
自衛隊員もいらっしゃる。戦争法案が通過しましたから、これから海外での戦闘に巻き込まれることも十分、考えられる。殺すのも殺されるのも嫌でしょうが、状況が迫ってくるかもしれない。
危機感を日本の方も、もっと持ったほうがいいかも。
投稿: やいっち | 2016/01/19 21:53