ナボコフ『賜物』に鈴木おさむの『AV男優の流儀』など
ナボコフの本は、かの『ロリータ』を筆頭に何冊か読んできた。
やや古くは「ナボコフの魔術的描写(後編)」、最近だと、「ナボコフのロシア文学講義」などを読んできた。
← 鈴木おさむ 著『AV男優の流儀』(扶桑社新書) (画像は、「AV男優の流儀 | 日刊SPA!」より)
そして今、「ロリータ」以前のナボコフの本格的な作品に手を出した。
今年に入って2冊の本を読了したが、これらは昨年から読んできたもの。今年になって手を出す本は、ナボコフを選んだ。
次いでは、息抜きというわけではなく、ある意味、男として興味津々のAVもの。
といっても、ビデオでもなく、DVDでもなく、本なのが小生らしいか。
しかも、選んだのは、AV男優へのインタビューもの。
AV女優へのインタビューものは数々ある。小生自身、ブログにて幾度か採り上げたことがある:「永沢光雄氏追悼:男女とは絡み絡まれ赤い闇」
最近は、男優へのインタビューものが増えている気がする。世に男優に憧れる人が増えているってことか。読んでみると、彼らが(生き方の上での決然さもだが)トップアスリートに思えてくる。
世間への思惑・気兼ねも高いハードルだが、衆目の面前で、必要な時に勃ち、必要な時に発射できる能力はなかなか難しい…に違いない。
← ウラジーミル・ナボコフ 著『賜物』(沼野 充義 訳 河出書房新社) 「祖国への思いを込めたナボコフ最後のロシア語小説を原典から初の邦訳」だとか。詩人の小説って、翻訳が難しいだろうな。
男優志望者は(好奇心もあって)世に少なからずいるだろうが、なりやすそうで難しい。
但し、監督はもとより、相手する女優に選ばれないと候補にもなれないが。AVモノは、ビデオ時代にはそれなりに買ったが、DVDの時代になっては、買ってない。たまにエロ雑誌の付録を見るくらい。見始めると、キリがない…終わらない。真っ白な茫漠たる赤い闇に吸い込まれていくようである。
これら二冊を年頭に際して選んだところに小生の人間性が現れている ? !
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