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2016/01/28

『動くものはすべて殺せ』を読む(続)

 ニック・タース著の『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』(布施由紀子訳 みすず書房)は、ともかく、衝撃的な本。アメリカ軍(や韓国軍などの同盟軍)がベトナムでいかに野蛮だったかを思い知らされてる。

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← ニック・タース著『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』(布施由紀子訳 みすず書房) 

 読むほどに反吐が出る思い。
 捕虜への虐待も実質は意図的組織的だったことも驚き。
 となると、先の戦争での沖縄戦で、アメリカ軍へ投降した沖縄の老若男女は大丈夫だったんだろうか。アメリカと日本の政府が結託して真相を隠蔽したってこと、ないよね。

 以下は、ニック・タース著の『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』を読んでのツイートの数々:

 

アメリカ軍の(かなり計画的意図的な)蛮行による、ベトナム人の犠牲者は数百万人に上る。アメリカ兵の犠牲者も相当数に上り、アメリカ社会の深く大きな傷となった。  が、この悲惨に鑑み、戦争報道が大きく制約されることになる。戦争を反省するのではなくて!

 
まだ半ばだが、読めば読むほど、アメリカ軍(や韓国軍)の蛮行に反吐が出る思い。戦後、日本の保守層がアメリカに完全に屈服し対米追随に凝り固まったのも、アメリカの武力もだが、日本軍(兵)以上の野蛮さに圧倒されたからかも、とさえ思ったよ。

 
初めて知ったのだが、アメリカ軍によるベトナムでの戦いは多くは南ベトナムだったということ。しかも、軍人じゃなく、老人や女性や子供などの一般人が無差別に暴行・虐殺・強姦された。しかも、捕虜への虐待も日常的に。

 日本軍も、南京や重慶などの中国、あるいは朝鮮や東南アジアで散々ろくでもないことをやっちゃったんだろうなー。でも、ナチスもアメリカ軍の野蛮さには敵わないかもしれない。
 なぜ、ベトナムなどでのアメリカ軍の蛮行が戦争犯罪に問われないのか、理解に苦しむ。アメリカが大国であり戦勝国だからなのか。
 昨日の拙稿「『動くものはすべて殺せ』を読む」を参考に。

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