ペレットストーブに肩透かし
今日は休み。朝からどんよりした空模様ながら、それほど寒くはない。というより、午後、一時、外に出たら生温かな風が吹いてきたりして、寒いはずなのに寒くなくて、体感的に奇妙な違和感を覚えた。
← ペレットストーブの例 (画像は、「ペレットストーブ - Wikipedia」より)
本のほうは、前間 孝則著の『ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全軌跡』を昨日読了し、読み止しだったゾラの『ナナ』を再び手にしている。文庫本だが、700頁以上もあり、まあ、ゾラの筆力溢れる文章にどっぷり呑み込まれている。
さて、今日はそれほどの寒さではなかったし、暖冬という予報も側聞されるのだが、真に受けていいものやら悩むところ。
どっちにしても、暖冬だといっても、雪は降るんだろうし、路面の凍結も避けられない。
風通しの良い、良すぎる我が家、築60年ということもあり、寒さには弱い。小生自身ももっと弱い。
毎年、冬が近づくと、暖房をどうしようと迷いだす。
帰郷して8年で、8度目の冬を迎える。
エアコンも古いし、電気ストーブじゃ、冬を乗り切れないのは、体験して分かっている。
あれこれ試行錯誤(悪あがきとも呼ぶ)した挙句、灯油ストーブのお世話になっている。
今年もそうなのだろう。
けど、本格的な冬が近づくギリギリの頃までは、ああでもないこうでもないと迷うわけである。
今冬は、ペレットストーブに食指が動いている。食指っていうのは、生意気かもしれない。予算的に、あるいは我が家の構造的に無理だろうなーとは分かっているからである。
でも、迷うことは迷うのである。
迷うのが人間だ、なんて偉そうなセリフを吐くつもりはない。
近年、省エネや里山作り、環境意識の高まりもあって、ペレットストーブへの関心が高まりつつあるようだ。
さて、では、ペレットストーブとは?
「ペレットストーブ - Wikipedia」によると、「木質ペレットを燃料とするストーブのこと」なのだが、昔からあったことはあったようだが、「間伐材の利用促進や非化石燃料を用いることで地球温暖化対策に貢献するなどの環境問題から注目されるとともに、灯油小売価格の高騰などの追い風もあり普及しつつある」とか。
特に、「ペレット自動供給装置付きのFF(Forced draft balanced Flue stove)式(煙突を屋外に設置し、排気や吸気を行う方式)ファンヒーターも存在する。FF式の場合、室内展示会場内で煙突を外に出さずにデモ稼働できるほど排気はクリーンで排気温も抑えられているタイプが登場してきている」というのだ。
つまり、「ペレット自体が入手困難であったために日本ではあまり普及していなかったが、近年は化石燃料の高騰、ペレットストーブが低価格化かつ、高性能化し細かな温度調整も可能になったこと、ペレットが入手しやすくなったこと、などの要因も後押しして、普及しつつある」らしい。
近年のペレットストーブは、「使用時の火力調整や燃料供給がやりやすく、煙もほとんど出ないために、都市部での利用にも向くというメリットがある。FF式の場合は、灯油やガスのFF式のファンヒーターと似たような構造の吸排気口設置で済み、大掛かりな煙突工事も必要ない」なんて。
値段もかなり下がってきたらしいし。一般住宅には、オーバースペックで持て余し気味だった、そんなイメージも変わりつつあるとか。
欠点もあるらしいが。
→ 輻射式の小型FF吸排気ペレットストーブ (画像は、「ペレットストーブ - Wikipedia」より)
ということで、昨年、冬間近には商品が展示されていた、家庭用品の大きな店へ行ってきた。
ネット(パソコン)でも、あれこれ物証できるが、やはり、実物を見たい!
が、である。暖房用品はいろいろ展示してあったが、昨年は店頭に置いてあった薪やペレットストーブの類が一つも展示されていないではないか!
どうしたことだ?
ということで、今日は、完全に肩透かしを食らったわけである。
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コメント
ペレットストーブ、初めて聞きました。
こちらはさほど寒くないので、こたつやエアコンで十分。
普段は床暖房に頼っています。
モコモコのホームブーツも重要ですけどね。
那須の両親は、オイルヒーターを使っています。
電気代が安いというメリットがあるみたい。
魚津の友人は暖炉を使っていますよ。
人それぞれですね。
投稿: 砂希 | 2015/11/15 13:03
砂希さん
本文にも書いたように、小生も、東京在住時代は、部屋が気密性が高かったこともあって、電気ストーブの弱で、十分に間に合いました。
でも、富山の寒さは雲泥の差。
東京なら、安物のオイルヒーターでも十分でしょうけど、富山では、11月いっぱいでお役御免かな。
来月からの本格的な寒さに、どう対処すべきか、迷うところです。
ペレットこそが、薪に代わるこういったストーブが活躍できるための鍵。
将来は、灯油ストーブに匹敵するほどの人気になるかも。
投稿: やいっち | 2015/11/16 22:29