安物買いの……でないことを祈る
この二三日は、それほどの寒さじゃなかった。というより、日中は、部屋にじっとしていても暖房は要らないほど。
けれど、朝夕の寒さはさすがに霜月で、暖房なしじゃ居られない。
← 『Pieria パネルヒーター ダークウッド 』(ドウシシャ) 小生が衝動買いしたのは、この器具。使い勝手は……、あるいは性能は……後日、書く……かも。聞いたことのないメーカー製品。目新しい外見に惹かれて手を出した……なんて書けないよね。 (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)
所要があって車で外出したので、その足で電気店へ。
もちろん、目当ては暖房器具。といっても、エアコンではない。エネファームでも床暖房でもない。
いずれも、予算の都合がつかず、眼中にあるのは電気ストーブである。
ただ、通常の電気ストーブでは冬には間に合わないので、一万円を覚悟して、数畳ほどの部屋なら冬でも温まるようなものをと。
帰郷してからは、冬は灯油ストーブに頼り切っている。エアコンはあるが、二十年以上昔の家電で、効率が悪そう(電気代が嵩みそう)。
家には電気ストーブがあるが、数千円ほどのもので、買ってから十年以上は経過している(東京在住当時に購入したもので、東京時代に居住していたワンルームだと、十分間に合っていた。というより、日当たりもよかったし、部屋の密封性も高かったので、電気ストーブを弱で使っても、寒さを感じることはなかった。
が、そんなものじゃ、富山の冬には到底、間に合わない。
灯油ストーブ(なぜか、石油ストーブと呼称するが)に頼りっきりなのである。
家は部屋数だけはあるので、茶の間用、寝室用、客間(仏間)用と、3台ある。
灯油ストーブというと、灯油を買いに行くのも結構、面倒である。自転車で20リットルのポリ容器を運ぶと、積雪の道だと、車が通りかかったりしようものなら、命懸けだったりする。
幸い、知り合いに燃料店の方がいるので、この数年はその店から買っていたのだが、そのご主人も年齢を重ねこられて、そろそろ引退のようである。
今年は近所で買ってくれと言われている。というわけで、いっそのこと、床暖房とか、新しくエアコンを清水の舞台を飛び降りる覚悟で買うかと、あれこれ思い迷ったりするが、いざとなると踏ん切りがつかない。
で、広告などを見て、それなりに性能のいい、電気ストーブを買おうかと、考え出したわけである。
実を言うと、昨年、まだ本格的な寒さの到来する前に、オイルヒーターを買った。部屋がじんわり温まるし、空気が汚れないなどといったうたい文句につい、よろめいたのである。
十一月の上旬くらいなら、じんわり温かいと思っていられたが、厳冬の時期が到来すると、間に合わない。灯油ストーブのお出ましである。
灯油ストーブの暖かさには、敵わないのだ(我が家のような通気性の良すぎる、築60年以上の家ではなおの事)。
そういえば、3年前には、やはり本格的な冬の到来の前に、隙間風を少しでも防ごうと、窓には目張りをし、冷気を防ぐ特性の布を張り、カーテンも厚手の遮光カーテンを何枚も買ってきて、張り巡らし、さらには、玄関と廊下を仕切ろうと、大きめのカーテンをドア代わりに吊るしたり、工夫の限りを尽くしたが、しょせんは悪あがきに終わったという苦い思い出がある。
今も窓などの厚手のカーテンは吊るしたままだが、真冬には、何の甲斐もなかったという苦い思いを今年もかみしめるばかりなのだろう。
← 「アバ・ゴールド 40周年記念スチールブック・エディション[SHM-CD] 【CD】」 (画像は、「ABBA UNIVERSAL MUSIC JAPAN」より) 「『アバ・ゴールド』『アバ・ゴールドII』、国内盤初登場となる『シングルのBサイド集』の3枚組」 アバのCD…ヒット曲集を一枚、買うつもりだったのだが、店にはこの豪華版しかなくて、大人買いしてしまった!
そうして、分かっちゃいるがやめられないで、外出したついでに電気店へ行き、1万3千円の電気ストーブを買ったわけである。
最高気温が十度以下、最低気温が零下となったりしたら、間に合わないのは分かり切っているのだが、安物買いのゼニ失いの、貧乏人の愚かしい失敗の上塗りとなるのは必定なのだが、悪あがきでもしていないと、やりきれないのである。
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