本日は定期大会…でも本だけは
今日は組合の定期大会だった。
委員長として、一か月以上も前から大会の準備作業に携わった。
→ アレクサンドル グロタンディーク 著 『数学者の孤独な冒険―数学と自己の発見への旅 (収穫と蒔いた種と)』(辻 雄一訳 新装版 現代数学社) (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)
副委員長も書記長も、会計担当も、ほかに代議員もいるが、メインの作業は委員長たる自分が行う。
委員長として、入念に練った構想のもと、過去の経験も踏まえ、ちゃんと采配を振るえば、自分ばかりが業務を抱える必要はない……はずなのだが、そこは自分の見通しの甘さや、他の委員に業務を頼むことに遠慮の心が働いてしまって、つい、夜なべ仕事の日々を重ねてしまうことになる。
しかも、会社は組合の大会の時期に合わせるかのように、事務所の改装やら組合幹部を他の部署に異動させるなどして、たださえ足りない手が一層足りなくなるし、営業所での引っ越し作業などの余分な仕事を課される。委員長が会社に言われる以上、自分がやるしかない。
会社の食堂の隅っこなどに、組合のロッカーがあるが、ロッカーの中身などをすべて自分の自宅に保管する羽目に。
すったもんだの詳細を敢えて書くつもりはない。
大会当日の今日、執行部や代議員などが会場に早めに来てくれて、会場の設営、弁当の用意、もろもろの作業を率先して手伝ってくれる。
来賓席、司会席、議長席のプレートも、急きょ準備、誰が大会当日に来てくれるか不透明なこともあって、当日の議長、司会者、監査役、会計役、審査役などを慌ただしく決定し、みんなが快く引き受けてくれた。
自分なりに大会の式次第……というより、台本を二日の徹夜で作った甲斐もあったと自負している。
最後は無事に終わって、会場の片づけを全員で。
会場を出てからは、駐車場でみんなで歓談を兼ねて、いろいろ組合の今後の課題などを話し合う。
執行委員長たる自分としては、みんなに感謝あるのみ。
同時に、今後の組合活動に責任を痛感もした。
とにかく、組合の一年の一番大きなイベントを無事終え、今はホッとしている。
まだまだ委員長としてやることが山のようにある。例えば、組合に祝辞をくれた他の組合へのお礼の手紙を書くなどのほか、今も、組合に新たに加入してくれた組合員への説明の資料を用意したり、会社の問題乗務員に対処する作業に取り掛かっている。
あまりに忙しくて、本を読む暇が作れない。それでも、オリヴァー・サックス著の『見てしまう人びと:幻覚の脳科学』(大田直子訳 早川書房)を読了し、続いて、ほんの雰囲気だけでもと、アレクサンドル グロタンディーク 著の 『数学者の孤独な冒険―数学と自己の発見への旅 』を読み始めた。
「フォン・ノイマンとならぶ今世紀最大の数学者グロタンディークによる自伝的な回路に満ちた新鮮なノンフィクション・ドラマ」といった本。書店で書棚を物色していて、つい手に取って、読みごたえがありそうと直感し、衝動買い。少しずつでも楽しむよ!
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