« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015/10/30

ベン・ヒルズ著『プリンセス・マサコ  菊の玉座の囚われ人』 を読み始める

 ベン・ヒルズ著の『プリンセス・マサコ  菊の玉座の囚われ人』を読み始めた。第三書館が刊行。
 本書は、もともとは講談社が出すはずだった本。

Dsc_0042

→ 「射水市|お知らせ|第35回全国豊かな海づくり大会~富山大会~」の会場から車で移動される皇后・美智子さまの手を振る姿を一瞬、垣間見ることができた(画像を拡大してね)。往路では天皇陛下の、同じく車中からにこやかに手を振る姿(顔)も、一瞬だけど見る機会に恵まれた。いつものにこやかで穏やかな表情で沿道の人々に手を振っておられた(写真は失敗したが)。小生は、僭越な表現かもしれないけど、お二方を心底、尊敬している。 

 けれど、「講談社での発刊前に政府や宮内庁がオーストラリア政府にまで抗議する異常事態が発生」したのだった。講談社は出版を断念(出版社としての矜持を疑ってしまう。芸能人や政治家などのスキャンダルは平気で書きまくるのに)。

続きを読む "ベン・ヒルズ著『プリンセス・マサコ  菊の玉座の囚われ人』 を読み始める"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2015/10/29

堀田 善衛 著 『定家明月記私抄』 の周辺

 藤原定家の著した『明月記』を読了した……と言いたいところだが、小生ごときの学力では、ほんの数行でも何か月を要することやら。

61lqxsqrmkl__sx349_bo1204203200_

← 堀田 善衛 (著) 『定家明月記私抄』 (ちくま学芸文庫)

 読んだのは、堀田 善衛著の 『定家明月記私抄』 で、数年ぶりに手にしたので、再読ということになる。
 やはり、読みごたえがあった。近く、続編も読むことになるだろう。

続きを読む "堀田 善衛 著 『定家明月記私抄』 の周辺"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/28

ゾラ『居酒屋』を読む

 久々にゾラを読んでいる。『居酒屋』(古賀照一/訳)である。

211603

←  ゾラ/著『居酒屋』(古賀照一/訳  新潮文庫)

 人間喜劇のバルザックはそれなりに読んできたが、ルーゴン・マッカール叢書のゾラはほとんど読んでこなかった。なんとなく、バルザックのほうが文学的に高等という先入見があったのか…どうか。
 といっても、改めて思い返してみたら、全く読んだことがなかったわけじゃなく、例えば、かなり若いころに、『テレーズ・ラカン』を読んだことだけは覚えていいる。だが、中身というと、ほとんど印象が残っていない。

続きを読む "ゾラ『居酒屋』を読む"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/26

轆轤っ首の女

 茎ばかりがやたらと長い花が咲いていた。
 宵闇迫る中では、花の色は分からない。きっと、黄色だろうという感じはするのだけど。

2015_3353

 花の名前は何なのか。オニタビラコ? それとも、オオキンケイギクなのか。
 いや、そんな珍しい花なんかじゃなくて、タンポポなのかもしれない。
 ただ、やたらと茎が長い。思いっきり引き伸ばされてしまったような。
 あるいは、迫りくる我らが時、長く深い夜の触手に手招きされているのかもしれない。

続きを読む "轆轤っ首の女"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/24

ゴミ置き場の解消

 我が家の庭先には、燃えるゴミ置き場がある。
 父(の代に)、父(か母)が、敷地の一部を提供する形で設けられた。

 地域(地元)に理解がある…というか、ややええ格好しいのところもあった父は、敷地の一部を(貸した経緯は分からないが)削ってまでもゴミ置き場にしたのだ。

 それなりに感謝はされていたかもしれないが、なんと驚いたことに、公共の役に立つ場として提供しているにも関わらず、ずっと固定資産税の課税対象の土地となっていて、税を払い続けてきた。
 正確に言うと、我が家は角地にあるのだが、面する道路は車がすれ違えないほどに狭い(細い)。
 すれ違う際には、どちらかが、近隣の家の庭や駐車場の一角に車を寄せて、ようやくなんとかなる。 

続きを読む "ゴミ置き場の解消"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/10/22

カーナビ売り場縮小…時代の変化

 今日は親戚の人たちがやってきてくれたので、久々に一緒に外食へ。
 そもそも、外食はめったにしない小生なのだが。

31dpi2kkdl__sl500_sx352_bo120420320

← アレクサンドル・グロタンディーク 著 『数学者の孤独な冒険―数学と自己の発見への旅 (収穫と蒔いた種と)』(辻 雄一訳 新装版  現代数学社) (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より) 「本日は定期大会…でも本だけは」参照。 

 せっかくなので、昨日収穫した柿の実をみーんな、あげた。自分じゃ、皮を剥くのも面倒なので、手間暇を惜しまない人たちに、おいしく食べてもらったほうが嬉しいしね。
 親戚の人たちが来るっていうので、それこそ久々に家の中を掃除。こんな時でないと、なかなか掃除なんてしない。
 まして、モップで廊下を拭き掃除なんて、無精者の小生は、必要に迫られないとやらないのだ!

続きを読む "カーナビ売り場縮小…時代の変化"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/21

柿の実を収穫

 一昨日、組合にとって一年で一番大事なイベント(?)である定期大会が終わった。
 一日くらいはのんびりしたいところだったが、昨日は終日の仕事。

Sscn8619

→ 柿の実、豊作!

 さすがに、夜半にはすぐに仕事を切り上げ、さっさと帰宅。
 今日は、たっぷり、読書と行きたかったが、その前に庭の隅っこにある柿の実を収穫。
 一本の木なのに、実が驚くほど生っていた。

 昨年も書いたが、この柿、小生はずっと渋柿だと思っていた。

続きを読む "柿の実を収穫"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/10/19

本日は定期大会…でも本だけは

 今日は組合の定期大会だった。
 委員長として、一か月以上も前から大会の準備作業に携わった。

31dpi2kkdl__sl500_sx352_bo120420320

→ アレクサンドル グロタンディーク 著 『数学者の孤独な冒険―数学と自己の発見への旅 (収穫と蒔いた種と)』(辻 雄一訳 新装版  現代数学社) (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)

 副委員長も書記長も、会計担当も、ほかに代議員もいるが、メインの作業は委員長たる自分が行う。
 委員長として、入念に練った構想のもと、過去の経験も踏まえ、ちゃんと采配を振るえば、自分ばかりが業務を抱える必要はない……はずなのだが、そこは自分の見通しの甘さや、他の委員に業務を頼むことに遠慮の心が働いてしまって、つい、夜なべ仕事の日々を重ねてしまうことになる。

続きを読む "本日は定期大会…でも本だけは"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/17

北陸新幹線を掘る:小竹貝塚

 連日、組合の大会のための議案書作りのために忙殺されている。
 ほかにも、ある問題児のために周りが迷惑を被っており、そのための対処をも迫られている。

Shinkansen

→ 「発掘調査された日本列島2015」地域展「北陸新幹線を掘る」 (「富山県埋蔵文化財センター」にて)

 それでも、大会の準備のほうは、完ぺきとはいかずとも、ほぼ作業の見通しが立ったので、気忙しい合間を縫って、思い切って外出してきた。

 今、富山県水墨美術館では、「旅に生きた水墨画の巨匠たち 雪舟から等伯へ」を開催している。

続きを読む "北陸新幹線を掘る:小竹貝塚"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/15

この三日は連休だったけど

 この三日は連休だった。月に二度、三連休をとれる日程となっている。

Sscn8587

← 秋色が深まり、町は落ち着きを増していく……けれど、寒さも募ってくるのがつらい。

 といっても、すべては売り上げに依存するので、小生のように働きの悪いものは、三連休の中の一日はそれぞれ、出勤して働かないと生活が成り立たない。
 でも、今月については、大会の準備作業があるので、通常の仕事は控えめにするしかない。

続きを読む "この三日は連休だったけど"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/14

秋色いよいよ濃くなって

 秋も深まって、我が家の庭の木々も秋色に染まっている。

Sscn8608

→ 庭の隅っこに柿の木が。柿の実、もう、収穫していいよって!

 ホトトギスが咲き誇り、シュウメイギクも負けずに繚乱の体を示し、柿の木にはカキがいよいよの収穫を待ちわびる。
 今日、柿を一個、捥いで試食してみたら、まずまずの味。
 近いうちに時間が取れたら(定期大会が終わったら)、柿を収穫し、みんなに分け与えちゃう!

続きを読む "秋色いよいよ濃くなって"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/13

小さき魂の声

 もう、一昔前となってしまったが、「葬送のこと、祈りのこと」(04/01/05 記)と題した小文を書いたことがある。

Yanagida

← 柳田国男著『小さき者の声 柳田国男傑作選』 (角川ソフィア文庫)  本日未明読了。(画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 いきなりこんな話題が飛び出すというのも、仕事柄、葬儀の場に立ち会うことが多いからである。
 業務上で知ったことを縷々語ることは控えておく。
 上掲のエッセイを書いたことは覚えている。ただ、十年以上も以前、どうしてこんな陰気な雑文を綴ったのか、その事情なり背景なりについては、記憶がない。
 今更ながらだが、葬儀の場で感じることの一端を、一寸の虫というわけではないが、小さき魂の声、ということで、ここに再掲してみる:

続きを読む "小さき魂の声"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/11

観光タクシードライバーの心得

 表題を「観光タクシードライバーの心得」なんて、書いてしまったが、小生ごときがそんな偉そうなことを人に説けるわけもない。

 実は昨日・今日と、観光タクシーという仕事をしてきたのである。
 行き先など、細かな記録をここで書くつもりはない。お客様のプライバシーになるし(書きたい事、感じたことは沢山あるのだけれど)、もっと一般的なこと。
 観光タクシーのドライバーとしての訓練や教育について。

続きを読む "観光タクシードライバーの心得"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/09

チタンの悲しみ

 真っ白い世界に一人いるようだ。
 やたらと広い世界。

1024pxhochreines_titan_99_999_mit_s

→ 99.999%の高純度を持つチタンの結晶。目に見える金属組織を持つ。 (画像は、「チタン - Wikipedia」より)

 大声を出しても、そよぐ風ほどの慄きも掻き立てない。
 真っ白い…だけど、真っ黒でもある。
 いろんなものが見えている…だけど、ボクの眼には何も映らない。
 すべてが素通りしていく。まるでボクって奴が存在していないみたいに、何もかもが通り過ぎていく。

続きを読む "チタンの悲しみ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/07

井上 清 著『「尖閣」列島―釣魚諸島の史的解明』を読む

 かねてより、尖閣列島の問題が気になっていた。史実はどうなのか、政府の説明に胡散臭いものを感じていたので、何かしっかりした本を読みたいと願っていた。

51jcku7kfl__sx304_bo1204203200_

← 井上 清 著『「尖閣」列島―釣魚諸島の史的解明』(第三書館; 新版 新書版 (2012/10)) (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)

 すると、入手困難だった井上清氏の本が、2012年に新書の形で出ていることを新聞の広告で知り、早速入手し読んだ。
 タカ派現日本政府の主張の根拠薄弱さを痛感させられた。

続きを読む "井上 清 著『「尖閣」列島―釣魚諸島の史的解明』を読む"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/06

ミヒャエル・エンデの前にエドガー・エンデなど

 ミヒャエル・エンデ 著の『だれでもない庭 エンデが遺した物語集』 を読み始めた。

C340aba7

→ 以下、いずれもエドガー・エンデ作品 (画像は、「3分でわかるエドガー・エンデ(1) ミヒャエル・エンデの父親 ロマンチックなシュールレアリスト、エンデの生涯と作品 ノラの絵画の時間」より)

 かねてより、エンデの本は読みたかったが、なかなか手が出ない。過日、書店に立ち寄ったら、本書が目についた。手に取って、パラパラ捲ってみると、直感的にいい文章だと感じた(生意気な言い方ですみません)。
 なので、すぐに買い物かごに。今日、ようやく読み始める。

続きを読む "ミヒャエル・エンデの前にエドガー・エンデなど"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/04

渦のこと少々

 過日は、爆弾低気圧なんてものが日本列島を襲った。その余波は我が富山にも。実際、古木が倒れたり、人的被害も出た。
 低気圧の気圧配置を見ていると、渦巻く形が目につく。

Vortex_1241275229

→ 水の渦 (画像は、「渦 - Wikipedia」より)

 まあ、台風なのだから、空気が巨大な渦を巻いていると、ほとんど同義だろう。その局地的な、脅威に満ちた現象は竜巻。
 台風は、海の潮にも渦を巻かせるのだろうか。波を逆巻くだけで、渦までは巻かせないか。

続きを読む "渦のこと少々"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/10/02

パイプ車庫は台風並みの強風に

 一昨日から、「「爆弾低気圧」全国で大荒れ!」といったニュースが特に東日本と北日本を中心にだが、ほぼ日本列島全体を席捲した。

0910092_2

← 残った杉の木の幹。これだけでも、高さは5メートルほど。上掲の杉の露わになった幹の具合からも、決して芯から腐っていたわけではないことが分かる。 (画像は、「杉の木が倒れた」(2009/10/11)より)

 北陸は富山に居住する小生も気が気ではなかった。爆弾低気圧が急発達した昨日は、小生は仕事。
 主に駅を中心に働いていたが、家のことが気になってならない。
 というのは、我が家は築60年以上のやや老朽化した家屋ということがある。

続きを読む "パイプ車庫は台風並みの強風に"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »