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2015/09/19

「イブ仮説」が崩れつつある ! ?

 今日は、雨あがりの土曜日。やや久しぶりに庭仕事や畑など。
 組合の仕事が忙しいのを口実に、外仕事はなかなか手につかないでいる。

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← 中橋 孝博 (著)『倭人への道 人骨の謎を追って』 (歴史文化ライブラリー 吉川弘文館) (画像は、「hontoネットストア」より)

 庭はもう、雑草などで悲惨な状態。
 そのうえ、もっと困ったことが。
 それは、我が家の庭先の一角を燃えるゴミ置き場として提供している。
 燃えるゴミだが、生ごみもOKである。

 各人が置いていくゴミは大概は市の推薦するビニールの袋に入っている。その中に、生ごみが。ゴミ置き場には、ネットがかぶせられるのだが、生ごみの匂いに釣られてか、近所のどら猫…ボス猫がやってきて、生ごみの入った袋を口に銜えて(たぶん)我が家の庭に引っ張り込む。
 植木や雑草が猫が隠れるに絶好の盾となる。
 で、猫はゆっくり袋を食い破り、めぼしいものを食い漁るわけである。
 当然、我が家の庭はゴミが散乱する。
 このところ、庭仕事をさぼっていたせいもあって、ゴミの散らかりようが目に余る状態に。
 雑草を毟ったり、枝葉の剪定作業に入る前に、庭先のゴミを片付ける作業に一時間を要した。
 ゴミ置き場から我が家の庭までの間に、数メートルの板切れを渡して、猫を入らないように防護壁にしたのだが、福島の汚染水の防護壁同様、おそらくは猫には大した邪魔にならないだろうが、気休め。
 やはり、ゴミ置き場の提供を断るしかないのか。
 庭仕事の後は、畑へ。ナスやキュウリ、トマトの収穫時期が終わったので、役割を終えた枝葉の引っこ抜き作業に。
 ただ、今日は予定外のゴミ片づけが手間取ってしまい、畑のほうは中途半場に終わってしまった。

 楽しみは読書と居眠り。録画しておいた番組を見ていても、本を読んでいても、疲れが出てきて、いつの間にか寝入ってしまう。
 今日など、気が付いたら夕方の七時で、入浴時間がなくなってしまった。
 慌てて、自作のゴーヤを使い、チャンプル料理。ゴーヤ、豚肉、豆腐、卵、ワカメが材料。
 なかなか、美味い。普段、ご飯は食べないのだが、こんな時はご飯がいいので、スーパーでご飯のパックを買っておいた。ここに、味噌汁があれば、最高なのだが、まあ、面倒なのでやめた。


 自宅での読書は今は、日本人の由来や形成の歴史。
 斎藤 成也著の『日本列島人の歴史』(岩波ジュニア新書)を読了し、きょう未明からは、中橋 孝博 著の『倭人への道 人骨の謎を追って』 (吉川弘文館)を読み始めた。
 中橋 孝博氏の本を読むのは、『日本人の起源 古人骨からルーツを探る 』(講談社選書メチエ)以来で、二冊目。
 図書館から借りだして読んだのが、もう9年前であると、そのころに書いた感想文で分かった:
居眠りには読書だ…『日本人の起源―古人骨からルーツを探る』
 ほぼ10年近く前だが、この10年で人類学や遺伝学は長足の進歩を遂げている。『倭人への道 人骨の謎を追って』 はまだ、半分も読んでいないのだが、イブ伝説というか、仮説がやや崩壊しつつあると読んで、ショックを受けた。
 つまり、「母親から娘へと、女性だけを通じて7千世代も受け継がれてきた「ミトコンドリアDNA」を遡る。すると、浮かび上がってきたのは15万年前のアフリカに存在した一人の女性、「イヴ」だった」(「イヴ仮説 -最初の女性- 」参照)という、この20年来話題になっていた有名な、ドラマチックでもあるストーリーだ。

 これが、崩れるかもしれないというのである! 少なくとも、眉唾…かもしれないと、冷めた目で理解しておかないといけないようである。

 やはり、常識はどんどん、変貌する。新人類は、20年前に生まれた、イブと呼ばれる女性から始まった、というストーリーは崩れてしまったとまでは言わないが、必ずしも信ぴょう性が万全だとは言えなくなりつつあるようだ。
 学説がどんどん、変わっていく。本書などを読んで、関連の情報を追っていく……それはそれで、面白いしドラマチックな展開が待っていそうなのである。

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