« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015/09/30

畑を店じまい

 表題を「畑を店じまい」としたが、別に畑を止めたってわけじゃない。
 今年度の畑作業を終了としたってことである。

Sdsc01467

→ 去年の田は夢かとばかり舞うトンボ  (や) (画像は、拙稿「案山子…去年の田は」(2005/10/01)より)

 何度となく書いたけど、小生が畑仕事を続けているのは、親が残した唯一といっていい財産だからである。ほとんど親孝行らしいこともしなかったし、自分が郷里を離れていたことで、親は先祖代々続けてきた稲作を、田圃一枚、また一枚と手放し、十年ほど前、最後に残っていた田圃も、とうとう手放してしまった。

続きを読む "畑を店じまい"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/09/29

書類作りの片手間に大和 岩雄著の『日本神話論』など

 九月も終わりに近いこの日、秋晴れに恵まれているにも関わらず、家にこもって、書類を書く作業にほぼ終日を費やしている。

Mythos

← 大和 岩雄【著】『日本神話論』(大和書房) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 組合の定期大会が迫っているので、議案書の文面を作成しているのである。
 議案書など、まして零細な組合の書面など、誰も読まない。
 それこそ、組合の役員でも、右から左へ。手渡されても、そのまま、どこか職場か家の片隅に放り出されるのが目に見えている。今までだってそうだったし、たぶん、これからも。

続きを読む "書類作りの片手間に大和 岩雄著の『日本神話論』など"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/28

名月や地球を眺めて何想う

 昨日、夕方、月を眺める機会を得た。
 スーパームーンとかで、地球と月とが一番接近している日の夕方から夜にかけて、幾度となく月を眺めていた。
 気のせいか、確かに大きいように感じたが、とにかく、仲秋の名月を眺めあげることができたのはありがたいこと。

Img_20150927_193206

 周辺を見回しても、悠長に月を眺める人は、見当たらない。
 まあ、場所が駅だったから、人待ち顔の人か、客が来ないかと駅で待機するタクシーの運転手とか。
 ただ、一人だけ、今日は「……」と、小生に言いかけた人がいた。彼の目線は、月を向いていたようだったので、あるいは月影を指してのことだったのかもしれない。すれ違いざまで、よく聞き取れなかった。

続きを読む "名月や地球を眺めて何想う"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015/09/26

「好色一代男」で男の夢を想う?

 折々、日本の古典を読むようにしている。昨年は、「枕草子」、比較的最近だと、堀田善衛著の「方丈記私記」などなど。井原西鶴についても、昔、「日本永代蔵」を読んだし、この「好色一代男」は、一度ならず。「好色一代女」は、一層の好奇心で読んだ記憶がある。

Image20120531

→ 「日本初のベストセラー作家 井原西鶴の肖像画」 (画像は、「江戸時代のライトノベル?300年前の超人気作家・井原西鶴の魅力 - NAVER まとめ」より)

 今回は、車中で読むということで、古文を読む能もなくなっていることだし、吉井勇氏の手になる現代語訳で、楽しむことを優先して本書を選らんだ。

 岩波書店の商品説明によると、「愛欲の追求に賭けた男、世之介の一代記。七歳で恋を知り、六〇歳で女護の島を目指し出航、行方知れずとなる、源氏五四帖に見立てた五四年の物語。近世文学の文豪井原西鶴の代表作。〔「現代語訳西鶴好色全集 第1巻 好色一代男」(創元社 1952年刊)の改題〕」とある。

続きを読む "「好色一代男」で男の夢を想う?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/24

『椿姫』を読んだ…次はオペラ?

 シルバーウイークとも呼ばれている、この秋の連休中、仕事で二回、出勤した。休みの日は、庭仕事に畑仕事なので、一日もまともには休めなかったことになる。

71alsws6eml_sl1423_

← ショルティ/コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス管弦楽団 (出演)  『ヴェルディ:歌劇《椿姫》 』 [DVD]  (画像は、「Amazon.co.jp | 通販 」より)

 休む……というと、仕事中くらいのものか。
 暇というか、仕事柄、待機中という時間帯が多い。特に連休中は、仕事が少ないので、自然、車中で燻っていることが多かった。情けないし、淋しくもある。
 その分、読書が進んだ。これは嬉しい…というより、残念なことなのだろう。

続きを読む "『椿姫』を読んだ…次はオペラ?"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2015/09/22

『ネアンデルタール人は私たちと交配した』を読み始めた

 今日も秋晴れの一日。そして今日も、悲しくも庭仕事。
 今日のメインは、泰山木の剪定である。

Nean_2

→ スヴァンテ・ペーボ【著】『ネアンデルタール人は私たちと交配した』(野中 香方子【訳】 文藝春秋) (画像は、「紀伊国屋書店」より)

 剪定といっても、剪定ハサミでチョキチョキではない。
 チェーンソーで十メートル近く育ってしまった泰山木の天辺を数メートルほどカットする。
 やや大きめの脚立を持ち出し、生い茂る庭の奥に入り込み、脚立の位置を定め…と、結構、大げさな作業である。

続きを読む "『ネアンデルタール人は私たちと交配した』を読み始めた"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/21

しわくちゃのナスの漬物

 小生は、ナスの浅漬けは、甕(壺?)に入れて作っている。
 ナスを四つ切にし、ナス漬けの素を加えて、素を刷り込むように揉む。ナスがしんなりしてきたら、下準備ができたということで甕に入れ、その上に漬物石を載せる。
 さらに蓋をして、冷蔵庫に。数日でできる。

 キュウリは、文字通りの浅漬けで、ポリ袋に入れて、浅漬けの素を加えて、袋の上から揉むだけである。
 冷蔵庫に安置し、二日もすれば、食べごろになる。
 その点、ナスは浅漬けじゃなく、本格的…に近いかもしれない。
 さて、小生、本年の六月から通院している。血糖値や肝臓の機能を表す数値がやや悪い。

続きを読む "しわくちゃのナスの漬物"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/19

「イブ仮説」が崩れつつある ! ?

 今日は、雨あがりの土曜日。やや久しぶりに庭仕事や畑など。
 組合の仕事が忙しいのを口実に、外仕事はなかなか手につかないでいる。

27095306_1

← 中橋 孝博 (著)『倭人への道 人骨の謎を追って』 (歴史文化ライブラリー 吉川弘文館) (画像は、「hontoネットストア」より)

 庭はもう、雑草などで悲惨な状態。
 そのうえ、もっと困ったことが。
 それは、我が家の庭先の一角を燃えるゴミ置き場として提供している。
 燃えるゴミだが、生ごみもOKである。

続きを読む "「イブ仮説」が崩れつつある ! ?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/17

サボテンの心

 バラバラになった心。ちぐはぐになっている心。

53669632_2176522917_40large

→ お絵かきチャンピオン作 「異能であればあるほど孤立していく、しかし」 (同氏のホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 引き裂かれた心は、その破片に一つ一つが鋭利な匕首となって、あなたを、あなた自身を傷つけ、心臓を抉ろうとする。
 いや、違う。心は絵に描いた餅なのだ。見ることも、感じることもできるけど、触ることは許されない。

続きを読む "サボテンの心"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/15

ポラーニョから「日本列島人の歴史」へ

 ロベルト・ポラーニョ著の『2666』を本日、読了。

Nihonretto

← 斎藤 成也【著】『日本列島人の歴史』(岩波ジュニア新書) (画像は、「紀伊國屋書店BookWeb」より)

 いや、すごい小説だった。著者の遺著だが、生前に公表されていたら、ノーベル賞級の作品だと言える。
 あまりの大作に、全貌を一読で把握できたとはとても言えない。
 本書のあとがきにもあるように、再読の要あり。
 だが、容易には再読ができそうにない。

続きを読む "ポラーニョから「日本列島人の歴史」へ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/13

これがボクの人生

 殺伐たる荒野が広がっている。
 見渡す限りの荒れ地。草茫々とさえも言えない。

2015_1641

 なぜなら、草も木も、枯れ果てて、樹液の一滴すら消え果ている。
 虫たちさえ、ほんの寸時も止まらないで、遠い彼方の見果てぬ夢を追っていく。

 なぜか、ドン・キホーテの旅の名残を連想する。ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャが、従者サンチョ・パンサを引きつれ遍歴の旅に出かける、あの物語である。

 だが、その物語が本当にあったのだとしても、もう遠い昔の話だ。遍歴の舞台であるスペインもオランダも、今じゃすっかり様変わりしている。誰一人、思い出す人はいない。

続きを読む "これがボクの人生"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/11

終わりはない

 闇の世界の濃密さを誰も知らない。ねっとりとした闇に一歩、踏み込むと、もう二度と元に戻れない。

53669632_2175599779_94large

→ お絵かきチャンピオンさん作「  」 (同氏のホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 
 目も眩むような白日の世界は、湖が大地に抱かれているように、闇の海に浮かび漂っている。
 そう、星だらけの闇夜のように。 
 癒しを求めて、愉楽を求めて、それとも救いを求めて、あなたは闇を見つめる。
 あなたは、闇を見つめているんじゃない、闇の中の真実、希望の光である星を凝視しているのだと、きっと言い張るだろう。

続きを読む "終わりはない"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/09

ボラーニョ 著の『2666』の世界の真っただ中

 相変わらず、ロベルト・ボラーニョ 著の『2666』を読み続けている。600頁以上、読んだが、あと、250頁以上。

51cwkkvytil_ss500_11

← ガブリエル ガルシア=マルケス (著) 『 百年の孤独 』(鼓 直 (翻訳) 新潮社)

 読めば読むほど、文学は、ここまでやっちゃうのか、という感を強く持つ。
 読んでいて感じるのは、ホセ・ドノソ著の『夜のみだらな鳥』(鼓直訳 集英社 1984)、あるいは、一層強く連想してしまうのは、ガブリエル ガルシア=マルケス 著の『 百年の孤独 』だ。時に、フォークナー作の『八月の光』(河出書房)を想ったり。

続きを読む "ボラーニョ 著の『2666』の世界の真っただ中"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/07

青い花の女

 どこにでもあるような、青い花。
 どこへ行っても目にする、青い花。

2015_2326

 そう、お前がどう逃げ回っても、その青い花からだけは逃げられない。
 なぜなら、それはお前の脳裏に刻み込まれた花だからだ。

 お前の真っ青な脳髄には、青い花しか咲かない。
 影も青ければ、血の色も真っ青だ。
 お前には、情ってものがない。人に共感する情けがない。
 そう、お前は、本当に情けない奴なのだ。
 そんなお前には、青い花がお似合いなのさ。

続きを読む "青い花の女"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/06

今日のツイート発言から

◎今朝、見た夢の登場人物がすごい。サルトルに鶴見俊輔など。なんだか、プラグマティズムの論議に関連して。確かに、高校から大学にかけて、パースやデューイ、ウィリアム・ジェームズ、ラッセルなどを読んだけど、もう、昔のことだよ。
41oltmutaol_sx357_bo1204203200_

← 「世界の名著〈第48〉パース,ジェイムズ,デューイ」 (1968年)  (画像は、「「世界の名著」一覧リスト | Philosophy Guides」より)
 

 高校時代、確か小生が高校入学前後の頃、中央公論社から「世界の名著」シリーズが刊行されだした。
 当初から、順々に入手していった、と思っていたけど、入学時には数巻は出ていたようだ。確か高校2年の頃に、「世界の名著48 パース/ジェイムズ/デューイ ◦パース」を読んだ。内容は以下:
 「論文集」(上山春平・山下正男訳)
 ジェイムズ「哲学の根本問題」(上山春平訳)
 デューイ「論理学」(魚津郁夫訳)

続きを読む "今日のツイート発言から"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/04

文庫版「物質的恍惚」を入手したのは

 バシュラールには何か、形そのままに残したい守りたい至福の時空間=真理 があるように感じられる。その至福の次元を実現させるものは詩に他ならない と彼は考えている。

Urejio

← ル・クレジオ【著】『物質的恍惚』(豊崎 光一【訳】 岩波文庫) 出版社の内容説明によると、「既知と未知の、生成と破壊の、誕生前と死後の円環的合一のなかで成就する裸形の詩。「書くこと」の始原にして終焉の姿」とか。本書が新潮社より刊行された単行本で若き日に読んだ。掴みきれないままに。今も単行本を所蔵しているが、車中で読むために敢えて文庫本を入手した。 (画像や情報は、「紀伊國屋書店BookWeb」より)

 その詩とは、単なるイメージ(我々が思う、ただのイメージに過ぎないとい う時のイメージ)ではなく、物質としての詩的イメージの世界なのだ。バシュ ラールの言葉を借りれば、詩的想像力、さらには物質的想像力によって実現さ れる現実の時空なのである。

続きを読む "文庫版「物質的恍惚」を入手したのは"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015/09/02

ボラーニョ 著『2666』と映画「ボーダータウン 報道されない殺人者」

 先月より、ロベルト・ボラーニョ 著の『2666』(白水社)を読み始めている。
 この大部の小説の主な舞台は、メキシコのサンタ・テレサである。

206420

← ロベルト・ボラーニョ 著『2666』( 野谷 文昭 やく /内田 兆史/久野 量一 訳 白水社) (画像は、「2666 - 白水社」より) 「現代ラテンアメリカ文学を代表する鬼才が遺した、記念碑的大巨篇」だとか。ラテンアメリカ文学は、依然として輝いている。読み始めて数日。ようやく300頁を越したところ。いよいよ、異常な犯罪多発を扱う章に入る。カバー画は、ジュール・ド・バランクール

 サンタ・テレサなる町は、いろんな国にあるのだが、小説の上ではメキシコ北部のアメリカとの国境を接する街とされているが、架空の町である。

続きを読む "ボラーニョ 著『2666』と映画「ボーダータウン 報道されない殺人者」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »