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2015/08/20

ベートーベン「ピアノソナタ第17番」あるいはテンペスト

 昨日、暇の徒然というわけではないが、ラジオに聞き入っていたら気になる曲に遭遇した。
 番組は、NHK-FMの『NHKクラシック トピックス:NHK | お知らせ | FM特集「吉田秀和が語ったベートーベン」』で、その第3回「ピアノ・ソナタ ~みなぎる実験精神」といったもの。

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→ ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (画像は、「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Wikipedia」より)

 紹介される曲はどれもじっくり聴き入りたくなるものばかりだったが、仕事柄、断片的というか、じっくり聞けたのは、ベートーヴェンの「ピアノソナタ第17番」だった。
 クラシックにも疎い小生だが、さすがにこの曲は聞いたことがある。そうか、ベートーベンの曲だったのかと、改めてベートーベンを見直す気分で聞き入っていた。

ピアノソナタ第17番 (ベートーヴェン) - Wikipedia」によると、「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲のピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2は、一般に『テンペスト』の名で知られ、ベートーヴェンのピアノソナタのなかでは比較的有名な部類に属する。特に第3楽章が有名であり単独で演奏される機会も多い」とか。

 小生はたぶん、演奏会では聞いたことがないが、いろんな機会に耳にしていたようだ。
 そうか、これもベートーベンなのか。

 番組では、吉田氏が「この第3楽章は、ごく短い動機が楽章全体を支配しているという点で、後の交響曲第5番にもつながる実験的な試みのひとつとして考えられている」なんて話もされていたが、小生は必ずしも理解できたとは言いかねる。
『テンペスト』という通称があることは、その番組で聞いたのか、あとで調べて再確認したのか、定かではない。
 番組では、吉田氏が、スビャトスラフ・リヒテルのピアノ演奏が一番、この曲調を引き出している(表現は忘れた)とかで、リヒテルによる、「ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31 第2“テンペスト”から 第3楽章」を流してくれた。

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← 吉田 秀和 (著)『之を楽しむ者に如かず』(新潮社) 数年前、吉田氏の生前、図書館から借りだして読んだっけ。 (画像は、「Amazon.co.jp:」より) 之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず(論語)。 拙稿「「之を楽しむ者に如かず」!」参照願いたい。

 通称の『テンペスト』にどれほどの信ぴょう性があるかは別として、「テンペスト/ピアノソナタ~名曲スケッチ」にも言われているように、「全曲に暗い劇的な気分と力が充満し、後の《ワルトシュタイン》や《熱情》を予告するものがあ」るようだし、「作品31の3曲が作られ」た「頃、ベートーヴェンはすでに耳の疾患に苦しんでおり、1802年10月には有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いてい」るとか。
「苦悩、迷い、不安、怒り、、決心、挑戦・・・とめどなく変化する感情の変化を表している感じがします」には、同感である。
 パセティックな情感の漂う、聴いてもいいが、弾けたらもっとよさそうな曲だと感じる。

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