さららって何?
最近、富山市の中心街を走る路面電車のラッピングCMが気になってならない。
「【富山地方鉄道】 SANTRAMT101号車に「立山の水さらら」ラッピング|RMニュース|鉄道ホビダス」によると、「富山地方鉄道富山軌道線"SANTRAM(サントラム)"T100形T101号車の外装に、立山連峰を水源とするミネラルウオーター「立山の水さらら」ラッピングが施されている」のである。
← 「立山の水 さらら」 (画像は、「ギャラリー 立山の水 さらら」より) パッケージは、水の波紋と氷の結晶をモチーフにしたデザインだとか。
小生が最近、気になったのも無理はない。どうやら、六月のある時期からこのCM電車が走りだしたようである。
電車のボディ全体で広告されているのは、「立山の水 さらら ミネラルウォーターより高い安全基準の富山の水」である。
製品のコンセプトは、「ミネラルウォーターより高い安全基準の富山の水。伝統工芸八尾和紙の桂樹舎がラベルデザインを手がけた立山の水 さらら。富山の自然で育まれたおいしい水をおしゃれなラベルにパッケージしてお届けします」とのこと。
さて、この商品の詳細については、リンク先で知っていただくとして、気になったのは、言葉としての「さらら」である。
「さらら」とは、何ぞや。名前? 形容詞か副詞の言葉の流用? 方言? 何かの詩か小説からの援用?
古代史好きの小生が最初に思い浮かべたのは、持統天皇の諱(いみな)である、鸕野讚良(「うののさらら」、あるいは、「うののささら」)である。
同時に思い浮かんだが、無理筋だなと思ったのは、中原中也のメルヘン(『在りし日の歌』より)という詩:
秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射しているのでありました。
他にも、ベッキーの3作目のシングルに、「さらら」があるし、元宝塚歌劇団月組男役スターに、「月舟さらら」がいるのだが、恐らくは関連性は薄いだろう。
ただ、名前となると、女の子の名前には、流(さらら)とか、紗良(さらら)、沙良羅(さらら)と、数え上げたら、十個以上の候補が上がりそうである。
どうやら、(小生の憶測だが)この中の、流(さらら)辺りが怪しいかもしれない。
パッケージデザインとして、水の波紋もモチーフだというし、語感からしても、水がさらさらと流れる感じをイメージしやすい。
尤も、今のところ、正解は分からない。あるいは、富山の方言に「さらら」があるのかもしれない。小生が知らないだけで。
→ 「立山の水さらら」のラッピングされたセントラム。(画像は、「【富山地方鉄道】 SANTRAMT101号車に「立山の水さらら」ラッピング|RMニュース|鉄道ホビダス」より)
さらにしつこく調べていたら、「さらら」の横文字表記として、「SALALA」が多く使われていることに気付いた。エステやホテルなどの名称が多いようだ。茶良ら (さらら SALALA)という料理店もあった。
この「SALALA」は、外国語なのか、それとも、「さらら」を横文字表記したものなのか、今のところ、不明である。
やはり、真相を確かめるには、一度、冷たく冷やした「立山の水 さらら」をゴクンと飲んで頭を冷やして、じっくり考えるしかないか。
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