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2015/04/16

体の異変を知らせる夢なのか

 昨日の風雨はどこへやら。今日は春麗らかな日和。ちょっと草むしりしただけで、体が火照って、部屋の中では脱ぎたくなる。これはこれで鬱陶しい。

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 なかなか外仕事ができない。畑にナスやキュウリの苗を植えたいが、ネットで見る限り、行きつけのホームセンターには、まだ苗の販売の広告が載っていない。
 なので、つっかけを履いて庭を観て回ったら、木々に芽吹きが。

 つい先日までほとんど枯れ木のようだった、ドウダンツツジやカエデ(モミジ)、クリの木などにも芽吹きが。春の陽気が命を樹木に恵むかのようだ。
 その代り、我々だってとばかりに、庭のあちこちでもう草茫々になりかけている。

 それにしても、この頃、夢見が悪い。昨日の朝も、長い夢で目覚めた。
 以下、観た夢を記述してみる:

 何処かの高層マンションの一室に居る。
 最上階というわけではないが、かなり高い階に部屋があるようだ。部屋はワンルームではなく、幾つか部屋がありそう。私は何か故があって、ここに引きこもっている。でも、そろそろ出ようかなと思い始めている…ようでもある。
 そこへ、会社の同僚たちが何人もやってきた(多分、93年に13年在席して辞めた会社のの同僚)。中には最近テレビで観て好きになっている女性もいたような。
 彼らは、私を迎えに来てくれたのだ。それも、会社のほぼ全員が揃っている。懐かしい顔がいる。当時の顔や表情のままだ。
 だが、私は意固地になってしまっていた。「オレはねー、もう、出ていくつもりでいたんだよ! でもねー、なんだか、こうして詰めかけて来られると、逆に出る気になれなくなってなってねー」なんて、私らしいへそ曲がりな性分が嬉しいはずの気持ちを押さえつけ、彼らの誘いを固辞してしまう。
 彼らは私の様子を眺めている。私は物陰に隠れるようにして、彼らから顔、特に口の辺りを気にしている。
 口内に、何か紫色の異物がこびり付いている。眠っている間に、喉(あるいは肺か気管支)からだろうか、石灰か何かがじわりじわりと溢れ出し、口蓋にへばりついてしまっている。舌で舐めると、まるで石膏ボードのような味もそっけもない感覚が。
 口内に石膏の壁が貼り付くような夢はこれまで何度も見てきた。指を突っ込んで剥がそうとすると、時に石膏が口蓋に貼り付いていて、下手すると粘膜からその先の肉までを剥がしそうである。なので、少しずつ慎重に断片を剥がしてはペッペッと吐き捨てる。あるいは、流し台に駈け寄り、水道水で石膏を柔らかくして口から吐き出そうとする。苦いような味もある。

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→ J次郎2(JJ2) さんのアルバムより 

 それが嵩じて、とうとう昨朝の夢では、紫色の半透明の乾いた石膏となってしまったのだ。私は身体の異常を前々から自覚していた。でも、人には懸命に隠してきていた。
 なのに、十人を越えそうな同僚がやってきている、その前で真相が露見するなんて、真っ平御免だ。
 流しに向かって口を突き出し、指を突っ込んだり、水を含んで紫色の石膏を壊して吐き出している。こんな奇怪な症状を、無様な姿を見られたくない…。

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コメント

大丈夫ですか?
体の具合が悪いと不安になりますね。
それが夢に表れているのかも…。
フロイトだったら、また別の解釈をするような気もしますが。
私の健康法は「蒸しショウガ」です。
体が温まり、免疫力もアップするようです。
お金もかからず手軽な健康法がいいですね。

投稿: 砂希 | 2015/04/18 13:20

砂希さん

似たような夢は最近よく見ます。
状況はいろいろありますが、口蓋に妙な石膏っぽいものが張り付いて剥がれない、取り出したくて台所やトイレに駆け込みたいけど、人が見ていて、なかなか思い通りにいかない。

小生の健康法(なんて、そんな自覚はあまりないけど)は、特定メーカーの「シソ生姜にんにく」です。
野菜も果物もすきじゃないので、梅干しと納豆はできるだけ食べる。
まあ、それくらいかな。

投稿: やいっち | 2015/04/18 21:35

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