M・C・ペリー著『ペリー提督日本遠征記 上』を巡って
ペリー提督は、日本遠征に当って、世界的スケールの中で日本の位置付けを把握している。 日本民族の成り立ちから研究。日本には赤鬼だったけど、彼は、日記によると、ひたすら友好を部下に命じていた。
150年前のペリー提督の認識でも、当時、既に琉球(沖縄)の地政学的位置付けの重要さは明確。だから、当時も琉球は日本(薩摩藩)に支配されつつも、中国にも貢物を贈っていた。
← 庭の花々。吾輩が育てようとした花は、壊滅状態。一方、昔からの樹木の花は開花。悔しいなー。そんな中、このユキヤナギ(雪柳)だけは、吾輩が苗を表の花壇に植えたもの。今年で3年目。
アメリカが世界の警察官だった時代は終わってしまった。BRICSの台頭、イスラム教圏の急拡大。答案アジア諸国の急成長。何といっても、中国の自信満々の勢い。そんな中、アメリカの日本への期待(役割)は増すばかり。沖縄の地政学的位置付けも高まる一方。
ペリー提督は、艦隊を形成するにあたって、民間人は断固、乗せないと決めていた。困難な航海において、軍人としての規律が何より大事と心得ていたから。けれど、乗船する軍人には多士済々の人物が揃っていて、多彩な研究を行う用意は万端。そこが凄いなーと思う。
← M・C・ペリー著『ペリー提督日本遠征記 上』(監訳:宮崎壽子 編纂:F・L・ホークス 角川文庫) 「喜望峰をめぐる大航海の末ペリー艦隊が日本に到着、幕府に国書を手渡すまでの克明な記録。当時の琉球王朝や庶民の姿、小笠原をめぐる各国のせめぎあいを描く。美しい図版も多数収録」とか。 (情報や画像は、「株式会社KADOKAWAオフィシャルサイト」より) 書店で題名が目に入り、手に取った。頁をめくると、文章がよさそう。挿画もある。幕末から維新前後、明治から大正など、古き日本の世相を知るのが好き。ペリーは、開国が欧米のみならず、日本のためになると、本気で思っている? 上下巻で1200頁以上。二週間ほどを費やして読むつもり。この連休に170頁ほどの序論を読み終え、本文へ突入。
[今日は庭や畑仕事で疲れたので、今日のツイッター発言を纏めました。]
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