ポピーから虞美人草へ
今日は春らしい麗らかな日和。組合の雑用などで家事がかなりおろそかになっているので、空いた時間に少しでもと、庭の草むしりやら溝浚いなどを。
→ J次郎2(JJ2)撮影「ポピーのつぼみ」 同氏の作品については、「Picasa ウェブ アルバム - じじい47」など参照。
一昨年、防草シートを庭中に張り巡らしたので、草むしりの労苦はかなり減っている。防草シートを張るなんて、庭作りには邪道なのかもしれないが、そうでもしないと、四月以降は九月の終りまで、晴天の日は毎日、草むしりに没頭するってことになってしまうのだ(実際、シートを張る前はそうだった)。
昨年はお蔭で随分と手間が省けた。そろそろ庭などに張ったシートが草臥れてきたり、シートを突き破って雑草が顔を覗かせ始めている。
そんな分厚いシートを張っているわけじゃないので、3年も持たない。今年辺りは、上張りしないといけなさそう。
昨夜は仕事を早めに切り上げてこともあって、今日は朝が早かった。家事に取り掛かる前に、メアリー・シェリー著の『フランケンシュタイン』(小林章夫/訳 古典新訳文庫)の残りの百頁ほどを一気に読んだ。
他人事に思えず、つい感情移入してしまう。小生には単なる娯楽のための通俗小説としては読めないのである。
← Meconopsis simplicifolia (画像は、「ケシ科 - Wikipedia」より)
その後は、ガブリエル・ガルシア=マルケス著の『ある遭難者の物語』に手を出した。マルケスの本はほとんどが2度3度と読んでいるが、本書はノーマークだったので、そのうちに読もうと温存してきたのである。
本書については、後日、拙稿「はだかの起原、海の惨劇」などを参照しつつ、自分なりに特集するかもしれない。
今日は、ネッ友の撮影した面白い写真があったので、紹介しておきたい。
それは、 J次郎2(JJ2)さんの撮影された「ポピーのつぼみ」。文字通り、ポピーの蕾画像らしい。綺麗に撮れている。
ポピーは印象に鮮やかなイメージがあるが、せっかくなので改めてミニ特集してみたい。
ヒナゲシ科の花で、ポピーはもちろん、雛罌粟 (ひなげし)という呼称もなじみ深い:
「雛罌粟(ヒナゲシ)(ポピー) 季節の花300」
→ 「フランスのハイ・ウッド・セメトリー イギリスでは赤いポピーが第一次世界大戦における犠牲の象徴とされている」 (画像は、「ヒナゲシ - Wikipedia」より)
「Papaver は、ラテン語の古名の「papa(幼児に与えるお粥(かゆ)」が語源。ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来」とか、「花弁が薄いので、紙のパピルスに似ていることが由来」などと紹介されている。
別名、「虞美人草」(ぐびじんそう)とも。「中国歴史上の絶世の美女である虞美人にたとえた」とか。
「 コトバンク」によると、「虞美人が自決したときの血が、この花になったという伝説がある」という。こちらのほうが生々しい。
となると、もっと話を知りたくなる。
「雛罌粟(ヒナゲシ)(ポピー) 季節の花300」によると、<「古代中国のお話「虞美人草」>だとして、以下の説明が紹介されている」
項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)の最期の戦いのとき、項羽は愛する虞妃(ぐき)とともに、劉邦の大軍にまわりを包囲された。項羽は別れの宴を開いてから最後の出撃をし、虞妃も自刃して殉じたが、彼女のお墓にヒナゲシの美しい花が咲いた。そのため人々はこの花を「虞美人草(ぐびじんそう)」と呼んだ
ここまで来ると、夏目漱石の小説「虞美人草」に触れないわけにいかない。
何処まで理解できているかは別にして、漱石の作品は大概が繰り返し読んだが、この「虞美人草」は「 倫敦塔」や「幻影の盾」などと共に苦手である。尤も、久しぶりに読み返したら、少しは感じ方が違ってくるかもしれないが。
← ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)『ある遭難者の物語』( 堀内 研二訳 水声社; 〔新装版〕版)
さて、夏目漱石の小説「虞美人草」だが、「雛罌粟(ヒナゲシ)(ポピー) 季節の花300」によると、「漱石が新しい小説のタイトル名を決めあぐねていたときに、街角の花屋さんで見た「虞美人草」の名に ”おっ、いい名前♪ これにしよう”ということで名づけた、ということらしい」!
漱石にとって最初の長編小説ということで、かなり苦戦したらしい。
もしかしたら、花ではなく、蕾の棘にやられたのかもしれない。
参照サイト:
「雛罌粟(ヒナゲシ)(ポピー) 季節の花300」
「ポピーがやばい - デイリーポータルZ:@nifty」
「ポピーがやばい - デイリーポータルZ:@nifty」
「罌粟の花…ゾンビ」
「季語随筆拾遺…紫陽花と雛罌粟」
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