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2015/03/30

同僚が亡くなった

 昨日の朝、会社の同僚が亡くなっているのが発見された。
 その日は出勤の日なのに、出勤してこない。無断で休むような人ではないし、会社から電話しても応答がない。
 会社の担当者が、タクシードライバーの案内でその家に向かった。
 実は、同僚は、家庭内不和があって、家を出て一人アパート暮らしをしていた。なので、会社もアパートのほうの住所は分からず、彼の同僚のタクシードライバーがたまたま知っているということで、現地へ案内してもらったようである。

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2015/03/28

せっかくなのでチュニジアのことを

 昨夜、サッカー日本代表のチュニジア代表との国際親善試合があった:「キリンチャレンジカップ:日本vs.チュニジア(会場:大分スポーツ公園総合競技場) サッカー 実況 スポーツナビ

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→ チュニジアの国旗 (画像は、「チュニジア - Wikipedia」より)

 残念ながら仕事で、ほんの一部をワンセグで観ただけ。半分はラジオで。結果的に「ハリルホジッチ監督の初陣を勝利で飾った」ということで、まずは幸先のいいスタートを切った、と思いたい。

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2015/03/26

堀田 善衞『天上大風』から

 堀田 善衞 著の『天上大風 同時代評セレクション一九八六─一九九八 』(紅野 謙介 編集)を読んでいたら、『日本書紀』や『懐風藻』を皮切りに、日本の文學(や史書など広く学問や教養人の素養)には、長く、漢文に親しむ歴史があった。それが明治の途中、特に大正の後期くらいには、すっかり廃れてしまった、といった記述があった。

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← 森岡 ゆかり 著『文豪の漢文旅日記――鴎外の渡欧、漱石の房総 』(新典社選書 71) 「森鴎外のドイツへの船旅を綴った『航西日記』と、夏目漱石の房総旅行を綴った『木屑録』はともに漢文で書かれている」! 題材が興味深いけど、難しそうなので、小生は未読である。「漱石の漢詩は中国語で吟じられても美しい」とか。 (情報や画像は、「Amazon.co.jp 通販」より) 

 日本の文學の歴史を顧みるなら、漢文学の歴史を見ないと、幅の狭いものになる、などと。

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2015/03/25

富山市を舞台の小説を夢見る

 この頃、新幹線富山駅開業ということで、お客さんとほんのひと時だが、お喋りする時間がある。
 無論、いろんな方とお喋りをする。富山(市)の方だと、新幹線が来る(通過する?)ということで、富山市は少しは賑わってきたのかが、どうしても関心事になる。
 開業は3月14日で、十日ほどになる。さて、一体、どうなのか。

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→ 以下、いずれも、お絵かきチャンピオン さんの作品です。

 タクシーは観光客の方も乗せる機会があるのだが、残念ながら、増えているという印象は持たない。これは自分だけの印象ではないようである。他社も含めた同僚などに聞いても、芳しい応えは返ってこない。

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2015/03/23

我が家の庭にも春が来ている

 昨日は富山市は十数度。暖かだった。予報では翌日(つまり今日)は、雪降るかもなんて。
 信じられなかった。だが、さすにがつもりはしなかったものの、午後になって雪がチラついた。
 と思ったら、夜、外を見たら、うっすら雪化粧。ああ!
 またまた天気予報が正しかったのだ。灯油はもう残り少ない。

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← H・R・ハガード著『洞窟の女王』 (大久保康雄 訳 山本耀也 挿画など 創元推理文庫)  (画像は、「東京創元社」より)

 ジョン・ブロックマン著の『知のトップランナー149人の美しいセオリー 』(長谷川 眞理子【訳】 青土社)を読了した。科学には門外漢ながら、科学分野の啓蒙書を読むのは好き。数式は苦手。でも、好きなものは好きなのである。

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2015/03/21

『知のトップランナー149人の美しいセオリー 』は面白い

 ジョン・ブロックマン著の『知のトップランナー149人の美しいセオリー 』を楽しく、興味深く読んでいる。
 エッジ(Edge)という、科学者のオンラインフォーラムでの特集。

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→ パンゲア大陸の分裂 (画像は、「大陸移動説 - Wikipedia」より) 初めて大陸移動説を主張した際は、勇気が要っただろうなー。実際、トンデモ説だと見做されたし。学者には信念と勇気が必要だ。

 知のトップランナー149人が考える美しいセオリーということで、予想通り、ダーウィンの進化論、マックスウェル方程式、アインシュタインの相対性理論、光電子効果理論、 ‎ウェーゲナーの大陸移動説、などなどが取り上げられている。
 でも、全く知らない科学の知見も多い。

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2015/03/19

モンス・デジデリオやF.クレリチなど

 今朝未明、グスタフ・ルネ・ホッケ著の『迷宮としての世界―マニエリスム美術〈下〉』(種村 季弘/矢川 澄子【訳】 岩波文庫)を読了。
 読了というのは、やや生意気で、多くの小生には珍しい画家や作品を愉しんだといったほうがいいだろう。
 
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← 『モンス・デジデリオ画集』(谷川 渥 解説 河出書房新社) 「17世紀ナポリの「世界の終わりの画家」あるいはモンス・デジデリオ。廃墟、崩壊、没落、炎上、死のイメージへの渇望──狂気に満ちた戦慄の作品群をまとめた幻の画集」だとか。 (画像や情報は、「モンス・デジデリオ画集 谷川 渥|河出書房新社」より) 画集の表紙絵は、「爆裂する教会」の一部。

 マニエリスムという美術用語の意味合いはずっと小生には把握しづらいものだった。
 本書を読んで理解できたということはできないが、美術史などの大きな潮流(もしそれがあるとして)の狭間や端っこで、本流に抗い、あるいはそっぽを向いて、ひたすら自分の皮膚感覚のようなものに忠実に生き、描き、表現した作家たち。

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2015/03/17

ウミガメの遥かなる回遊の謎

 昨日、仕事でお客さんを出迎えるため、初めて一昨日開業したばかりの富山駅の構内に入った。さすがに賑やか。ちょっとだけ、東京の新宿や東京駅などの混雑ぶりを思い出した。実際には、遥かに及ばない賑わいだけど、それでも、嬉しくないはずがない。

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← 新しい富山駅 (画像は、「富山駅 - Wikipedia」より)

 ただ、小生、仕事中ということで、構内を見て回るわけにはいかない。
 それでころか、恰好が駅員さんの制服姿と似ていたからか、トイレは何処だ。市場(マルシェ)は何処だ、在来線の切符はどこで買えるか、などと質問攻めに。

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2015/03/15

パッシング!

 昨夜、お客さんを乗せ、タクシーでとある町へ行った。もう夜半をとっくに過ぎている。
 その日は土曜日。且つ、北陸新幹線の開業の日ということもあり、人の出が多い。稼ぎ時である。急いで町中へ帰りたい。でも、繁忙のせいで、営業中は碌に食事もとれない。トイレだって、隙を盗んでやっと、という状態なのだ。

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→ アタナシウス・キルヒャー(1601-1680)作 想像(噂で聞いた)「ブッダ像」 アタナシウス・キルヒャーは、グスタフ・ルネ・ホッケ著の)『迷宮としての世界(下)――マニエリスム美術』を読んで知った人物。

 腹が減っている。軽食を摂る時間も惜しい。そこで好きな缶入りのコーンポタージュを呑もうと思った。
 目的地の近くに目当てのメニューの缶を売っている自動販売機を見つけた。手にして早速、温かなコーンポタージュを呑もうと思ったら、そこへ車が近づいてきた。明らかにこちらの様子を伺っているような雰囲気が漂う。何か、話しかけそう。

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2015/03/13

科学は 「C」から「Y]へ その先へ

 今日、スティーヴン・ストロガッツ著の『SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか』(ハヤカワ文庫)を読了。以前、単行本を図書館から借り出して読んだことがあると思っていたが、初読だった。

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←  スティーヴン・ストロガッツ著『SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか』(蔵本 由紀【監修】/長尾 力【訳】 ハヤカワ文庫) 内容説明:「完璧にシンクロして光る無数のホタルは、どこかに指揮者がいるわけではない。心臓のペースメーカー細胞と同じで、無数の生物・無生物はひとりでにタイミングを合わせることができるのだ。この、同期という現象は、最新のネットワーク科学とも密接にかかわりをもち、そこでは思いもよらぬ別々の現象が、「非線形科学」という橋で結ばれている」。 (画像・情報は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 こうした本を読むと、前世紀末から今世紀にかけて、科学やその根底にある発想法においてパラダイムシフトが起きつつあると、科学には門外漢ながら感じてしまう。

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2015/03/11

瀧廉太郎「荒城の月」と富山城

 過日、何気なくラジオの局を切り替えたら、瀧廉太郎作曲の「荒城の月」が話題に遭遇した。
「七五調の歌詞(今様形式)と西洋音楽のメロディが融合した楽曲」で、土井晩翠が作詞している。

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→ 「荒城の月のすべて」(CD 東京混声合唱団  キングレコード) (画像は、「Amazon.co.jp 通販」より)

荒城の月 - Wikipedia」によると、「1901年(明治34年)に中学校(旧制中学校)唱歌の懸賞の応募作品として、瀧廉太郎が作曲した。原曲は無伴奏の歌曲であった」とか。

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2015/03/10

鈍麻なる闇

 寝苦しい夜が続く。毎夜のようにつかみどころのない夢を見てしまう。
 毎夜… むしろ、毎度というべきかもしれない。
 不規則極まる生活。隔日で車中での長い生活。隔日で家で過ごす日々。

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← ☪ αηιѕα作 "the family who forgot to talk" by Glenn Brady made me cry the first time I saw it l o l

 家ではだから、二日分を寝ないといけない。まともな睡眠などありえない週日の車仕事なので、家では貪るように寝るのだ。
 が、眠れない。貪るように眠れるものなら、こんなにいいことはない。実際には、ニ三時間も眠ると目が覚めてしまう。寝足りないのは明らか。でも、悪夢のせいか、頭の芯が重っ苦しい、なのに煮え切らない感覚がもどかしい。

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2015/03/08

ガラスの月影

 宵闇の町を歩いていて。もうすぐ我が家。
 最後の曲がり角を曲がったら、そこに小さな水溜りがあった。
 アスファルトの道にできた小さな、束の間の池。

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→ そらい@抽象画さん 同じ道を通ったこともない他人が、先も見えない真っ暗なトンネルの闇の濃さを知り得ることができるのか。ということを十年以上前に思っていたことをふと思い出しました(`・ω・´)ゞ

 跨いで通るか、迂回するか、それとも、ゆっくりこのまま歩いて過ぎるか。
 迷ってしまって、とうとう水溜りの前で立ち止まってしまった。

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2015/03/06

シリオ・ムッソをもっと知りたい

 昨日から、グスタフ・ルネ・ホッケ著の『迷宮としての世界―マニエリスム美術〈下〉』(岩波文庫)を読み始めた。

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← Ryuugokuさんによると、シリオ・ムッソによる「女を盗む者」。ホッケにより「アルチンボルド派」の画家として紹介されています。

 まだ30頁ほど読んだだけだが、いろんな<発見>があった。たとえば、シリオ・ムッソである。
 ネットで早速、関連する画像を探したが、見つかったのは、「女を盗む者」だけ。これはこれで面白い絵なのだが、一番、気に入った、「ドン・キホーテとドゥルネシア姫」なる画像が見つからなかった。残念。

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2015/03/04

SYNC再び

 久しぶりの連休だった。読書三昧、茶の間の座椅子に腰かけての居眠り三昧。
 時間があるうちにと、ホームセンターに向かい、今年の庭や畑仕事のための資材や材料などを買い込んできた。砂利、瓦チップ、樋、肥料など。

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→ カラーボックスを購入。寝室の書棚がいっぱいになったので、一部を廊下に新設したボックスへ。隣は父の代の書棚の一つ。摺りガラスや引き出しがあるなど立派な書棚。

 庭はともかく、畑仕事については、どれだけ身を入れてやるか迷っている。今年も組合の仕事で、おざなりになりそうなので、それだったら、最初から手抜きにしたほうがましなのでは…

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2015/03/03

グーグルじゃなくグーゲル!

 会社の同僚と焼肉店で、焼肉三昧してきた。外食で焼肉の店に入ったのは、十数年ぶりではなかろうか。
 チェーン店のようで、若い客が圧倒的。我々ロートル組は肩身が狭い。でも、肉はうまくて、たっぷり喰った。

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← Ryuugokuさんによると、「ファビウス・フォン・グーゲル(1910〜2000)による「夢幻風景」(1981年)。ドイツのシュルレアリスムの画家。 レオノール・フィニやジョルジョ・デ・キリコらと面識がありました」とか。

 店へは自転車で。みんな車だし、糖尿病の人もいて、お酒は御法度だったので、車にするか自転車にするか、迷った。曇天で雨が降りそう。車にしようか。でも、健康のためには自転車がいい。夜道なので、ヘッドライトを点燈する。だから、ペダルへの負荷も日中とは大違いで、運動になりそうなのだ。

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2015/03/02

ロボット? キュビスム? 特異過ぎるぞブラチェルリ!

 早く弥生三月である。今年も6分の1が好き去った。
 なんて、同じセリフを昨年も吐いていた…記憶が。
 春の足音が聞こえてくる。木の芽が今にもポンと破裂しそう。

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→ ブラチェルリ画

 日中も暖かいとは言えないにしても、洗濯物を外に干せば、それなりに乾くようになった。
 冬の時期、洗濯したはいいが、どうやって乾かせばいいのか、厄介で困る。ストーブの熱気を使うのも、結構、面倒だし。

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