風邪を引いたら美術書頼み
風邪(← 多分)を引いて、ダウン。喉が痛いし、特に気管支が痛む。熱は今のところ、出ていない。数日を経過して、咳もだが、鼻水が出てくるようになった。治る徴候ならいいのだが。
というわけで、この数日、家に閉じ籠っている。組合の仕事だけ、仕方なくこなしている。
← 大熊栄子「春暁」 (画像は、「02(zero-two)ギャラリー 第54回三軌展 平成14年5月号」より 下記の本で同氏の≪うつろう≫という作品に出会う。残念ながら、同じ作品はネットでは見つけられず、代わりにこの「春暁」を紹介。1923年、神奈川県生まれ。三軌会を中心に活動され来たようだ。この作品もいいが、同署に載っている作品を紹介したかった。
読書の方は、本を手にするのも億劫なのだが、他にすることもないし、誰一人見舞いに来るわけでもないし、他にすることもないので、昨日からトマ・ピケティ著の『21世紀の資本』(訳者:山形浩生/守岡桜/森本正史 みすず書房)を読み始めている。
→ 青木美知枝《静物》1994 第48回女流画家協会展出品 「1951年東京美術学校卒業。安井曾太郎に学んだ。53年より一水会に出品、新人賞、会員優秀賞、有島奨励賞受賞。59年には女流画家協会会員になり、両会を中心に発表を続けてきた」とか。 (画像は、「青木美知枝 - 町田市ゆかりの美術家たち」より) かなりの高齢のようだが、最近、昔、描いた作品を少しずつ裂いて捨て始めているとか。こうしてほとんど日の目を見ることなく消えていく作品がある…。だからこそ、残った作品が大切なのであろう。この作家についても、上掲の本で見つけた作品をネットで発見することができなかった。
ちゃんとした学術書なんだろうが、大河小説を読むように、どっしり構えて読んでいる。
少なくとも、本書を読んで分かったこと。データの集積が大事。それと、政治もだが経済も長い目で見ることが大事ってこと。
← 星野美智子「バベルの図書館-砂の本」(1985年, Lithograph, ed.30, image size: 77 x 89 cm) 「アルゼンチン出身の小説家ボルヘスが描き出す幻想的な物語世界に、自身に共通する表現世界を見出し、以来30年以上に渡り、モノクロのリトグラフを中心にボルヘスをテーマにした多数の作品を制作し続けている」とか。やはり、下記の本より見つけた作家だが。肝心の作品がネットで見当たらず。 (画像は、「星野美智子 MICHIKO HOSHINO 株式会社ウーゴズ hugo's workshop & alchemy」より)
合間合間には、美術書を漫然と開いてみる。いろんな作家がいる。小生に限らず、世間のほとんどの人が知らないままに生まれ消えていく、もしかしたら出会えていたら、人生を変えたかもしれない作家たち。
→ 『女性画家の全貌。―疾走する美のアスリートたち』(草薙 奈津子【監修】 美術年鑑社) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より) 「女性画家の仕事が初めて一冊の作品・エッセイ集にまとまりました」とか。上村松園、小倉遊亀、山下りん、桂ゆき、片岡球子らは、敢えて小生が紹介するまでもない。少なくとも小生はあまり知らない作家を何人か紹介しようと思ったが、ネットで作品が見つからないことが多くて、残念。
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