「まいどはや」は、越中方言
近年、バスの乗客数が減っているといった話を仄聞する。
一方、では、バスの需要が減ったというわけでもなさそう。むしろ、高齢化社会を迎え、増えているとも考えられる。
→ 「まいどはやバス」 (画像は、「まちづくりとやま」より)
そんな中、路線を増やし、従来の大型バスでは走れなかった入り組んだ道にもやってくるバスが登場してきた。
それが、「「まいどはや」に乗ってどんどん街に出よう!」が謳い文句のコミュニティバスである(と勝手に理解している)。
「まいどはや (バス) - Wikipedia」によると、「まいどはやは、富山県富山市で運行されているコミュニティバス。富山市と富山商工会議所、地元商業者等が出資する第三セクター企業(TMO)「まちづくりとやま」が富山地鉄バスへ運行を委託している」とか。
ついでに触れておくと、「まいどはや」は富山弁で「こんにちは」や「ごめんください」を意味するらしい。
らしい、というのは、小生、「まいどはや」が富山弁だとは、このバスが登場するまで、知らなかったからである。
正直、未だにこの名称には違和感がある。別に命名が悪いとか嫌いとかではなく、何処となく、関西弁っぽくて、富山らしくない気がするのだ。
ホントに富山弁なの? という疑問符が未だに小生の中では強く付いたままである。
しかしながら、「和菓子メーカー月世界本舗の製造する菓子の名前になっている」くらいだから、間違いないのだろう。知らぬは吾輩ばかりなり、である。
← 「まいどはや」(和菓子メーカー月世界本舗の製造する菓子) (画像は、「月世界本舗」より) 同本舗の「月世界」は上品な和菓子で小生の好きなお菓子である。
さて、小生、近年などと書いたが、「2000年(平成12年)夏、富山商工会議所が創立120周年記念事業の一環としてコミュニテイバスを3ヶ月間試験運行、利用者アンケートを添えて富山市にコミュニティバスの実現を打診し、その結果、「まちづくりとやま」が富山地方鉄道に運行を委託する形で、2001年(平成13年)3月に中央ルート、2002年(平成14年)4月に清水町ルートの運行が開始された」(「まいどはや (バス) - Wikipedia」より)とのことで、既に十年以上の歴史がある。
小生が注目するのが遅きに失していたに過ぎない。
二つのルートを走っているだけなのは、ちょっと淋しい。両ルートとも小型ノンステップバスを使用しているわけで、もっと多彩なルートがあっていい気がするが、実際に走行しているバスを拝見してみると、小型バスにも関わらず、必ずしも常にお客さんでいっぱいというわけにはいかないようである。
→ 「まいどはや中央ルートの車両」 (画像は、「まいどはや (バス) - Wikipedia」より)
潜在的なお客さんは、多数、居るのだろうが、散在しているのだろうし、あらゆるルートを走らせるわけにもいかない。
やはり、ここは乗合タクシーのような交通手段が真剣に検討されていいような気がする。具体的には専門家が議論されることを期待するばかりである。
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コメント
“まいどはや”は関西からの流れの言葉で間違いないと思います。県西部の人達の言葉には、関西のイントネーションに近いものが入っているのを感じれますよ。県東部の人達の言葉には少しも入りませんけどね。“まいどはや”ですが、私も長く富山市に住んできましたが県東部の方言では無いように感じましたね。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
投稿: SILVIAおじさん | 2015/01/11 11:03
SILVIAおじさん
「まいどはや」は、関西弁の雰囲気がありますね。高岡などならともかく、富山市には違和感を覚えます。
富山市でも、猪谷とか、山間部だと、また方言が違ってくる。
いったい、どういう発想で「まいどはや」なる名称を選んだのか、経緯を知りたいものです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
投稿: やいっち | 2015/01/11 15:51