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2014/02/01

筍の家

 あれは、保育所に通っていた頃だから、ボクがまだ五つか六つだったと思う。
 ボクはお袋に連れられて、お袋の妹の家に行ったことがあった。今となっては懐かしいボンネットバスに揺られてのことだった。国道でさえ砂利道のところが 残っていて、国道を逸れてもすぐには分からない。

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← 筍(たけのこ)   by kei

 田舎の道は、巾が細いし、道端には雑草が生い茂っている。道がデコボコしていて、前日、相当に降ったらしい雨が水溜りになっていて、バスは避けようもなく、勢いよく水を撥ねるのだった。
 少しずつ、坂道が急になり始め、両脇の林が道に覆い被さるようになっていく。まだ、昼までには数時間はあるはずなのに、生い茂る枝葉で周囲が暗くなったりする。

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2014/01/30

雪の朝の小さな旅

 あれは三八豪雪(さんぱちごうせつ)があった、その翌年のこと。。
 その頃の私は暇さえあれば、雪原の世界を歩いて回るのが好きだった。時には、未明の朝などにこっそり家を抜け出したりもした。
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 あの頃はまだ雪がタップリ降っていた。田園地帯の一角に位置する農家だ ったけれど、ともすると一階の窓からは降り積もる雪に視界が遮られて外には何も見えなかったりする。

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2014/01/28

マンからランドールへ

 久々の連休で、人形の間作りをしつつ、合間合間にトーマス・マン著『ファウスト博士 』(関泰祐訳 岩波文庫)を読んでいた。本日、読了。一気に読み切ったとは言えない。

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← リサ・ランドール【著】『宇宙の扉をノックする』(向山 信治【監訳】/塩原 通緒【訳】 NHK出版) 「宇宙の根本的な構造について、物理学の大きなパラダイムシフトが起きようとしている。宇宙についての私たちの理解は、がらりと変わるかもしれない。LHCをはじめとする世紀の実験の成果とともに、最先端の現代物理学が、宇宙の扉を開く大冒険へと読者を誘う。いま、宇宙の起源と運命の謎が、劇的に解明され始めた」だって。(画像は、「宇宙の扉をノックする - ランドール,リサ【著】〈Randall,Lisa〉-向山 信治【監訳】-塩原 通緒【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 難解ということより、構成構造が複雑で一回では理解しきれない(自分には)。
 主人公のモデルは、ニーチェ(梅毒などが原因で狂気に至った)やシェーンベルク独特な音楽理論実践者)ということで、興味津々だったが、音楽理論は、マンによると、アドルノの音楽哲学に拠るところが大だとか。これまた小生には理解できない。

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2014/01/27

うれしいひな祭り

 いつの頃からか、ある女の子が気になってならなくなった。
 昼下がりの決まった時間になると、とある街角のショーウインドーに眺め入っている女の子なのである。

 タクシー稼業という仕事柄、街中をあちこちぐるぐる走り回る。

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 ただ、不況もあって、ほとんぼ毎日、同じようなところを走っている。タクシーに向って手をあげる人は地方の町には滅多にいない。
 なので、無線でお客さんのところへ行くにも、回送にも迎車にもしないで、空車のままに向かう。何の問題もない。悲しい現実である。

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2014/01/26

黒雲覆い始める中、マン「ファウスト博士」の下巻へ

 今日は昨日とは打って変わって寒い。昨日は最高気温が十℃以上。今日は午後には雪がチラホラし始め、うっすらと雪化粧。
 富山は異常に感じられるくらい雪が少ない。

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← トーマス・マン著『ファウスト博士 〈下〉』(関泰祐訳 岩波文庫)

 あまりの小雪に懸念していたのだが、一昨日だったか、気象情報の中で、平野部は確かに平年に比べかなり降雪量がすくないが、山間部についてはほぼ平年並みだと云っていた。
 そうなのか。だったら安心だ。

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