« 2013年12月22日 - 2013年12月28日 | トップページ | 2014年1月5日 - 2014年1月11日 »

2014/01/04

プルーストからドノソへ

 昨年11月に刊行された吉川氏訳の「失われた時を求めて 第六巻」(岩波文庫)を読了した。年末年始の年を跨いで、プルーストだったわけだ。

4891769521

← ホセ・ドノソ【著】『境界なき土地』(寺尾 隆吉【訳】 水声社) 

 全部で14巻となる見込みで、年に二冊ずつ出されていくので、あと四年、吉川氏の訳業につきあうわけだ。
 プルーストにふさわしく、息の長い付き合いとなる…はずである。

 ついで、気になっていたホセ・ドノソ著の『境界なき土地』(寺尾 隆吉 水声社)を読み始めた。

続きを読む "プルーストからドノソへ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014/01/02

世界も音楽もひとつなんかじゃないぞー!

 小生は元旦の朝から仕事だった。恐らくは仕事も少なく暇のはず。
 実際、少なくとも日中は死ぬほど暇だった。
 だから、車中での待機中の愉しみの一つであるラジオに聴き入る…はずなのだが、生憎、帰郷して感じたのは、悔しいけれど富山でのラジオ局の少なさと面白みの乏しさ。
 音楽についても、小生が時代に取り残されたせいもあってか、流れる楽曲の大半が自分の耳には音楽に聞こえない。全く何も感じない…どころか騒音にすら感じられる。

続きを読む "世界も音楽もひとつなんかじゃないぞー!"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/12/31

空っぽな心をいかんせん

 岡本 綺堂著の『 岡本綺堂随筆集』を本日、読了。
 綺堂は、明治5年に東京・芝高輪に生まれた。

9784480028334

← W・B・イエイツ 著『ケルトの薄明』 (井村 君江 翻訳 ちくま文庫) 「自然界に満ち満ちた目に見えない生き物、この世ならぬものたちと丁寧につきあってきたアイルランドの人たち。イエイツが実際に見たり聞いたりした話の数々は、無限なものへの憧れ、ケルトの哀しみにあふれて、不思議な輝きを放ち続ける」といった本。ネットで、「ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「ケルトの薄明」より THE CELTIC TWILIGHT」を読むことができる。来年早々から車中で本書を読み始めるつもり。 (画像や転記文は、「筑摩書房 ケルトの薄明 - W・B・イエイツ 著, 井村 君江 著」より)

 小生は高輪に9年ほど住み暮らした。その縁もあって、白金台の明治学院の先生をしていた島崎藤村に傾倒したが、綺堂は小説を読んで、解説などを観て初めて知った。こういった背景を知っていたら、せっかく高輪や白金、芝、三田界隈に住んでいたんだから、もっと自覚的に地元探訪したものを。惜しいことをした。

続きを読む "空っぽな心をいかんせん"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013/12/30

ドアを開けて入っておいで

 何、云ってるんだ。あれは合意の上のことじゃないか。無理矢理だって? ドアを開けたのは君だろ。それを今更、どうこう云ったってさ、世間じゃ通らないぜ。な、物分かりのいい子になりなよ。会話のドアは常に開いてるからさ、また、ドアを開けて入っておいで。 (ツイッター用小説)

続きを読む "ドアを開けて入っておいで"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/12/29

黄色いライン

 フロントウインドーを叩いていた雨が不意にシャーベット状になり、ついには雪に変わった。
 ヘッドライトに浮かぶ無数の白い牡丹の花びらたち。
 高い空から風に乗り風に運ばれて長い旅をしてきた。

2009_1231071003tonai0022

 多くは屋根や田圃や道路に落ちては、他の仲間たちと合流する。
 でも、中にはこのようにウインドーに衝突して砕け散り、一瞬、粉雪かと思わせ、見ると濁ったような飛沫となってウインドーを涙のように流れていく。

続きを読む "黄色いライン"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年12月22日 - 2013年12月28日 | トップページ | 2014年1月5日 - 2014年1月11日 »