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2014/11/21

秋の色を賑やかに

 街を行くとイチョウの葉っぱが鮮やかに黄葉し、桜の葉っぱも次々と風に舞い散っていく光景をそこかしこに観ることができる。

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 富山市には、ケヤキや桜、ムクゲ、ハナミズキなどの並木道があるが、そんな中、イチョウ並木の存在にはあまり印象を強く持ったことがなかった。
 イチョウがまっ黄色になって風に舞い散る模様を見て、おお、富山市にもイチョウ並木があったのかと気づかされた、情けない自分である。

 いよいよ晩秋である。雪のちらつく日も近いのかもしれない。
 そうはいっても、今日はやや暖かな日和。日中は部屋の中に居る限り、ストーブに縋らなくてもいい時間帯もあった。

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 自転車を駆ってあちこち移動しても、手袋は要らない。手が悴むような辛い寒さを一時、忘れさせてくれた。
 雪の舞う季節の到来も近い。雪吊りは難しくとも、雪囲いの真似くらいはしておこうかと思ったが、外出の所要が重なっていて、やめた。本を読みたいが、前日の仕事の疲れもあり、若い時のようにぐっすり長時間眠れないまま、日中、ダラダラと起きていることもあって、ほんの数頁読むと、うつらうつらして、ハッと気が付いてまた読み返す…を繰り返す。

 外出の用が済んでから、せっかくなので我が家の庭をぐるっと巡ってみた。
 自転車を玄関から出そうと、ドアを開けた瞬間、内庭のカエデの紅葉の鮮やかさに、これは写真に収めたいと思わせられていたからだ。

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 忙しさにかまけて、ほとんど世話の出来ていない我が家の庭だけれど、それでも、カエデもドウダンツツジもウルシも紅葉してくれる。山茶花は次々と開花し始めている。
 カキの実は、もう熟れ過ぎて収穫の時期を逸してしまった。昨年は、カキが大収穫で近所の方たちに分け与えたものだったが、今年は鳥の餌か、熟し過ぎて地の肥やしになってしまうようだ。

 昨年は、梅もカキもミカンも豊作だったが、今年はそのミカンも、影も形も見えない。近くに寄って目を凝らしてみたけれど、実の生る兆しさえ、垣間見ることができなかった。

 どうしてこうも、昨年と様相を一変させてしまったのか、理由がさっぱり分からない。
 まあ、隔年で実の生りようが変化するのだろうと、無理にも納得しておくしかない。

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 思えば、秋の収穫は、何もミカンやカキなどの実が生ることばかりではなかろう。
 まさに、紅葉黄葉こそが秋の実りの極め付けではないか。
 そうそう、街中を巡っていて、イチョウの黄葉の見事さに、改めて気づかされた。
 そうだ、近いうちに我が家の庭か畑に、一本くらい、イチョウの木を植えてみよう! そう思い立ったものだ。

 クリの木は、そう思い立った一昨年から昨年と、3本ずつ苗木を植えて、まずまずの成長ぶりを見せている。一昨年植えたクリの木には、早くも実が生り、それでもそのまま放置しておいたら、殻が割れ、中から立派な実が顔を覗かせていた。地上に幾つもイガイガの実が落ちていて、手袋をした手でも、持ち上げるのに恐る恐るといった感じであった。

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「日本のクリは縄文時代人の主食であり、青森県の三内丸山遺跡から出土したクリの実のDNA分析から、縄文時代にはすでに本種が栽培されていたことがわかっている」(「クリ - Wikipedia」より)とか。

 一方、イチョウは「裸子植物門イチョウ綱の中で唯一の現存している種であり、そのため生きた化石と呼ばれる」(「イチョウ - Wikipedia」)とか。

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「仏教の伝来に伴って中国から移入されたと考えられ」ていて、「一般には平安後期から鎌倉時代にかけてとされている」とか。
 イチョウも植えるとなれば、我が家の庭に、やはり生きた化石と呼称されるカエデと併せ、生きた化石の居並ぶ庭となるわけだ。クリやカキ、ウメも併せ、なんだか楽しい、賑やかな庭になりそうである。

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コメント

紅葉スポット花盛りの昨今です。
でも、身近な場所でも紅葉は楽しめます。
やいっちさんも、イチョウに気づいてよかったですね。
実は、職場に行く途中にイチョウ並木があります。
まだ黄色になっていませんが、色が変わると見応えありますよ。
今度写真を撮らなくては。
天気がいい日でないと、葉の美しさが映えませんね。

投稿: 砂希 | 2014/11/22 16:03

砂希さん

イチョウ並木に気付いたーー。実は、恥ずかしながら、会社の目の前にもイチョウ並木が! 秋になり色づくと気がつくというか、思い出す。昨年も感動してたって。
そうそう、銀杏拾いをする人を見かけたり。
冬になると、すっかり忘れちゃう。
情けない。

投稿: やいっち | 2014/11/22 18:42

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